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灰原 愛 展 「はじまりの世界」 unseal contemporary

unseal contemporaryで3月27日(土)まで開催中の灰原 愛 展「はじまりの世界」に行って来ました。

同ギャラリーでは2回目となる灰原の個展です。

灰原愛のプロフィールはこちら

今回は大小合わせて全部で5つの木彫作品が展示されています。
展示作品は、ギャラリーHPよりご覧いただけます。⇒ こちら

一巡して、東京藝大の彫刻科:深井隆教示の教室の作家さんかなと思って、オーナーに確認したら当たりでした。
深井先生の生徒さんの木彫作品は、大体私の好みに合うので、そうかなぁと。

過去の作品ファイルも見せていただきましたが、彼女は一貫して人物彫像を制作しています。特に多いのは女の子。今回の個展では少年も登場しましたが、作品集の彫像も含めるとほとんどが女の子です。

一番気になった作品は、「嘘と孤独と支配欲」というおどろおどろしいタイトルの付された薄紫のドレス姿の立像。
⇒ http://www.unseal.jp/artist_works/index.php?album=haibara-10ex&image=haibara_10ex_043.JPG小さな顔の表情がたまりません。やや俯き加減で鼻ぺちゃもご愛嬌。
画像では分かりにくいですが、瞳も濡れて光っています。玉を使用しているのかなと再度見直してみましたが、木に着彩+光らせるように何か塗布しているのでしょう。
何かを訴えかけるような瞳が、気になります。
立像の首にかかっている3連のネックレスはちぎれていますが、支配から逃れるため鎖をちぎった様子だとか。

灰原の彫像は、一木造。今回展示されていたもっとも大きな「あわい夢路はじまりの世界」でも約2カ月~3カ月で制作するという。
ヨガのポーズを取っている小品「星遊び」なら2週間もかからないそうで、これがわずか2週間足らずで出来上がるのかと驚いてしまった。

「あわい夢路のはじまり」は本展でもっとも大きな作品だが、彼女の表情も一癖ある。
瞳は薄いブルーで、どこか生命感は希薄なのに、半開きになった唇はつやつやとリップグロスで塗られているかのような妖しい光を出している。このうつろな表情が何とも怖い。

もうひとつ注目すべきは彫像たちの足許。
オーナー曰く、「灰原は靴フェチ」なためか、やや厚底の靴がどれも愛らしいし、こだわりを感じる。過去の作品集では靴下を履いている作品もあったが、長さを変えていてこれも可愛い。細部へのこだわりは、靴だけでなく彫像の指先や手の甲の表現、着彩の精緻さにも感じられた。小さな爪が本物の女の子のようだった。

今回の展覧会タイトル「はじまりの世界」に展示作品全てのテーマ性つながりの希薄さは気になったが、作品のクォリティはとても高い。
今後も注目されていく木彫作家だと確信した。愛らしい世界から脱した時が更なる飛躍の時なのかもしれない。

*3月27日まで開催中。

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はろるど様

お返事遅くなりました。
灰原さんの作品ファイルを拝見しましたが、過去の作品に
いくつか好みのものがあって、小さい女の子の彫像やらはもう本当に愛らしい。
今回は、少し大人びた灰原さんの作品だったようです。

小品は却って展示自体にはなかった方が良かったかもしれませんね。

TBの件、ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

No title

こんばんは。一目で見抜かれるとはさすがmemeさんですね。
細部の造り込み、そしてあの少し退廃的なムードと、
仰る通り全点の統一感というのは今ひとつ感じられなかったのですが、
とても魅力的な作家さんだなと感心しました。
追っかけたいですね。

p.s 他の記事にいくつかTB致しましたが、どういうことかうまくおくることが出来ないようです。申し訳ないです。
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