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若冲展 第一会場 承天閣美術館

前回に続き第一会場展示についての記事です。

一般公開ではこちらの会場から先に観賞することになります。
実は先行プレビューはわずか45分と時間が限られていたので、私はじっくりゆっくりこちらの展示室作品を見ることができませんでした。

なのでこちらを見るためにも再度京都へ出向こうと思っています。
それ程、第一会場にも見応えのある作品が展示されています。

葡萄図は最初に承天閣美術館へ行った際、1番感銘を受けた作品で日本画とは思えない構図、描き方若冲でなければとその魅力に見入られたきっかけとなった作品です。

私が短い時間で気になった作品を挙げるとすれば
 ・「厖児戯箒図」
 ・鹿苑寺大書院障壁画 全て素晴らしいが1つあげるなら「菊鶏図襖絵」
 ・「玉熨斗図」
です。

いや鹿苑寺大書院障壁画は別格と申し上げましょう。
感想を語るにはあまりにも観賞時間が短すぎ、記憶に残ったのは「菊鶏図襖絵」。
とにかく壮大な展示風景、障壁画です。

「厖児戯箒図」は初期の作品で今回の展覧会にあたり予備調査で鹿苑寺の蔵から発見された本邦初公開の作品。
特別展で新たに作品が見つかるとは何とも不思議な若冲からの贈り物とでも申しましょうか。
画面では妙に眉毛の太い子犬が恨めしそうな目をして箒を見上げているのか、箒を持つ人を見上げているのか、ちょっととぼけた表情が愛らしい。
若冲は後年に再度この「厖児戯箒図」に取り組んだといい、それだけ思い入れの深い作品であったことは想像に難くないと言えるでしょう(図録より)。
学芸員の村田氏はここでも禅の悟りとこの作品との関わりを語っていらっしゃいましたが、作品に見とれてお話の一部始終を聞き取れませんでした(無念)。
私が気になった理由は1つに箒の描き方、2つ目は前述の通り犬の目と眉毛。
箒という日常用具を若冲が描くとこうなるかとしみじみ感じ入り、薄い水色を選んでいるのもなぜかぴったりしていていいなぁと思ったのです。


こちらの展示室には若冲の絵画だけでなく相国寺で催される儀式「観音懺法」と若冲にまつわる品々も併せて展示されています。
元より仏像が好きな私としてはやはり「毘沙門天立像」に着目しました。
この仏像は相国寺近隣の富商店主の夢に3夜連続現れたことにより発見に至り、修復後秘仏とされた逸話を持つのです。
何やらスピリチュアルの香漂う秘仏様ですが、お顔立ち姿とも立派で見惚れました。


最後に会場外に設けられたミュージアムショップについて。
1番の買いは図録ではないでしょうか。内容、写真(展示全作品)、解説全て充実した内容にもかかわらず2500円は絶対お買い得だと思います。
帰宅後復習に一冊、予習にも使えそうです。

変わり種では若冲煎餅、私は葡萄図の大判ハンカチ(1200円)や伏見人形図のストラップが気になるアイテムでした。


現在名古屋では愛知県美術館で「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」を開催しています。
私は東京国立博物館で同展に行ったのですが、各会場で若干展示方法等が違っているとのこと。京都再訪後、余韻にひたるために行ってみようと思っています。関東から京都の若冲展へいかれる方、「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」を未見であれば是非名古屋で途中下車して愛知県美術館へどうぞ。

先行プレビューのあった12日もプライスさんは奥様と会場にいらっしゃっていました。


末尾となりましたが、「若冲展」先行プレビューに参加させていただき事務局の皆様始め関係者の方々に感謝申し上げると共に、若冲展の成功を心より祈念して締めくくりたいと思います。

写真は第一会場障壁画、水墨画展示風景。
20070513180435.jpg

20070513180501.jpg

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「動植綵絵」だけじゃない「若冲展」

京都、相国寺 承天閣美術館で開催中の開基足利義満600年忌記念「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」(公式サイト)順序は逆ですが、第二展示室に続いて第一展示室についてご紹介。伊藤若冲が相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅が、120年ぶりの

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Tak様

本当に第二展示室に一歩もひけを取らない素晴らしさでした。
確かに120年ぶりではないでしょうが、名作揃い!

やはりあの戯箒図で絵を描くことへの悟りを開いたとおっしゃっていたのは聞き間違いではなかったのですね。

あの恨めしそうな犬の目が忘れられません。

こっちも素晴らしい!

こんばんは。
こちらの展示室も素晴らしかったですね。
東京ならこれだけで大騒ぎです。

「厖児戯箒図」は村田氏の解説聞いて
なるほどーと納得。
見た目だけでは分らないよさありますね。
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