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「小熊秀雄展2」 豊島区熊谷守一美術館3階ギャラリー

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昨年の「小熊秀雄展」に続く第2弾として豊島区熊谷守一美術館3階ギャラリー「小熊秀雄展2」が3月28日まで開催されています。

今年度新収蔵作品を含め、34点+「天井の物」(直筆原稿)や写真2点が出展されています。

昨年の展覧会で初めて小熊秀雄を知り、その才能に衝撃を受け2回目となる今年度も会期ギリギリになってしまいましたが、初見作品が過半数で貴重な展覧会でした。
(参考)昨年の展覧会ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-548.html

元々小熊秀雄の油彩作品はわずか5点の現存が確認されていますが、そのうち2点≪すみれ≫1930年代、≪夕陽の立教大学≫1935年が昨年同様、今年も展覧会に華を添えています。

今回印象に残った作品は水彩、ことに展覧会をご担当されている方のお言葉を借りるなら「エネルギーの壁面」を飾っていた作品群でした。
・≪ピストル≫
・≪飛翔するイメージ-童話風に-≫
・≪たき火にあたる人物≫
・≪道は帝政か?共和か?≫
・≪激情(自画像)≫
以上5点が並んでいましたが、これらは小熊の激しい一面をよくあらわす作品ばかりです。

冒頭の≪ピストル≫は色使い、タッチ共に激しく、貧困や将来からの不安、病苦?に悩み死を意識していたのか?はたまた戦争の影をそこに見出したのか分かりませんが、いずれにせよ強い存在感を放っていました。
同じエネルギーでも≪飛翔するイメージ-童話風に-≫は明るく、活発な感じです。

≪たき火にあたる人物≫は、これをエネルギーというのか疑問ですが、画面は真っ赤。たき火というより画面全体が燃え上がっているような。思えば、小熊の≪夕陽の立教大学≫も赤い夕陽が象徴的な作品でした。

≪激情(自画像)≫は怒りもあらわに、自傷行為で壁にパンチをくらわす場面を描いています。
写真で見る小熊秀雄は温厚そうですが、やはり激しい感情を持つ人物だったことが作品から感じられます。

素描は、男性-これも小熊自身なのかは分かりませんがーを描いた作品が多い中、小熊の妻を描いた夫人像が私は好きです。水彩も≪女≫とタイトルが付されているものは、あの「赤」ではなく「ピンク」を効果的に使用していて、私が小熊作品に惹かれるのは、彼のこんな色使いも大きな要因です。
素描の形のとらえ方も特徴的で、戯画風とはちょっと違う、誰にでも描けそうでいて、そうでなく、人物ならその人の特徴をよくとらえ、味のある表現をしています。

豊島区は数少ない小熊作品を毎年少しずつ集めているようです。
来年の開催も期待したいです。なお、今年はカラーの「豊島区小熊秀雄所蔵品目録」を無料でいただけます。小熊秀雄展だけであれば入場無料。会期は明日の日曜日まで。

小熊秀雄の詩人としての詩作も4作品紹介されています。詩と絵に生涯をかけた小熊秀雄をぜひご覧いただければと思います。

*3月28日まで開催中。

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