スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「中谷ミチコ そこにあるイメージ」展 森岡書店

森岡書店で開催中の「中谷ミチコ そこにあるイメージ」展に行って来ました。
詳細は森岡書店HP:http://moriokashoten.com/?pid=19457041

中谷ミチコさんはつい先日まで開催されていた「VOCA展2010」奨励賞を受賞された作家さんです。
今回の個展も大変好印象を抱きました。
(参考:過去ログ http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1013.html

そんな中谷さんの個展が開催されるとあって、初日に向かったのですが、会場は茅場町にある森岡書店。
本屋さんで個展?ちょっと意外な感じです。
事前にHPをチェックしたら、書店とはいうもののギャラリースペースがあって貸ギャラリーになっている様子。

地下鉄茅場町駅3番出口から徒歩1分程度で、川沿いの古いビル(他にタグチファインアートなどが入居)の3階に森岡書店さんはありました。
このレトロなビルは第2井上ビルといって、昭和2年に建築された戦前の建物。昭和20~40年代はセーラー万年筆の本社として使用されていたとか。
今時珍しいガラスがはめ込まれた木製ドアを開けて階段を上がります。
森岡書店は3階に上がって右側にありました。

中に入ると、白熱灯の明かりの色が合う白いペンキの塗り壁と天井はやや高めの空間が広がっていました。
古本屋さんというより、お洒落な雑貨屋さんのような雰囲気。置かれている本も洋書のビジュアル系写真集など、かなり凝ったセレクションです。瀧口修造著書が似合うお店です。
右手奥がギャラリースペースになっており、VOCA展で拝見したのと同じ手法と大きさの作品が4点と彫刻1点が展示されていました。

一番惹かれたのは魚の皮をかぶった少女の作品。
nakatanimichiko

魚のうろこ状に彫られた部分が、この作品の特徴で、中谷さんは魚のうろこのような木彫表現がお好きなのかなと。
窓辺に一羽の黒い鳥(鴉)の彫刻がちょこんと乗っかっていました。
これから行かれる方はこの彫刻もお見逃しなきように。鴉の身体も上の作品同様に鱗状になっています。

ただし、4点ともちょっと怖い雰囲気を持っています。全て少女の人物像ですが、どの女の子も赤みがなく青白い。

今回は作品集があったので、中を拝見してびっくり。
樹脂を使った彫刻と絵画を融合したような今回の作品だけでなく、石膏に水彩で彩色した彫刻など愛らしい作品が沢山沢山ありました。石膏作品も素敵で、童話風というかメルヘンチックな雰囲気を出しています。
そして、忘れられないのはドローイング。
このドローイングもはかなく繊細な少女像が描かれているものあり、余白を大きくいかした単純な線だけで構成されているにも関わらず、妙に惹かれてしまう、とにかく不思議な気持ちにさせられるドローイング。これも、とっても魅力的でした。

今回、森岡書店さんで展示を行うことになった理由はまず第2井上ビルという建物と展示空間への作家のこだわり。
中谷さんは現在ドイツ在住で夏には帰国の予定ですが、この第2井上ビルはヨーロッパ的な雰囲気があります。
レトロな壁や天井、柱に中谷さんの白を土台にした作品がマッチしていました。
作家ご本人も、こんな感じの古い建物で展示をしたかったと作家本人の希望も満たしてくれるでしょう。

もうひとつの理由は、VOCA展で中谷さんを推薦した金沢21世紀美術館の 高嶋 雄一郎氏と森岡書店オーナーとがお知り合いだったこと。

今日は中谷さんご本人も在廊されていて、少しお話することができました。ご本人は小柄でとてもチャーミングな方。
作品集の中に出てくる少女は中谷さんご本人に似ています。
「これは自画像なんでしょうか?」とお尋ねしたら「よく似てるとは言われますが、自画像として制作していません。」とのことでした。

ドイツからの帰国後は、ドローイングや石膏彫刻も含め、個展を開催していただきたいです。

*:4月10日(土)まで。時 間:13時から20時  会期中無休
  会期が短いので、ご注意ください。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。