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宮永亮 「地の灯について」  児玉画廊 東京

miyanaga

白金アートコンプレックス最終回。
児玉画廊・東京で開催中の宮永亮「地の灯について」に行って来ました。
プレスリリース ⇒ http://www.kodamagallery.com/miyanaga201004/index.html

昨年TWS本郷で開催された「NEW DIRECTION展 ♯1「exp.」で彼の「wondjina」2009年 映像 7分に感動した。映像の美しさ、展開(これは重要!)、そして宮永自身が作った音楽が融和し、巨大画面に見事な風景を映し出していた。
<参考>過去ログ:「NEW DIRECTION展 ♯1「exp.」

今回の個展でも「wondjina」は出展されているが、TWSのような大スクリーンではなく液晶TVなので、前回のような迫力はないが、そこは致し方ないところ。
旧作を見るのが目的ではなく、あくまで新作映像を拝見したくて初日に行ったのだ。
ギャラリー入って真っ直ぐに進み暗幕をくぐると、壁の全てにどこかの街(多分京都)の道路沿いの風景が写し出されていた。そして、同時にというか外にいても聞こえてくるのだが、車が行きかう街の音も流れている。
疑似的にギャラリー内で街の一風景を見ている、いやその街を車に乗って見ているような感覚がある。

一体、プロジェクターは何台あったのだろう。数えるのを失念したけれど、恐らく4つ以上あった筈。
どこを定位置にして映像を見れば良いのか、しばし迷ってしまった。とにかく、右も左も正面も全て映像なので、少しでも動くと画面を遮ってしまうので、入ってすぐの場所から動けなくなっていた。

目が慣れてくると、左中央当たりに椅子を見つけたので、そこに陣取ってじっくり映像を鑑賞することに決めた。
中央の一番大きなスクリーンが作品の中心部。
わずか5分のループ作品「地の灯について」は車にカメラを載せて、車から見える沿道の風景を重ねて映像作品にしたもの。中央の作品は、その両脇にある映像作品をやや早回しして、画像を重ねていくという処理がされている。
両側の映像は、中央の映像の元になっている基礎部分とでも言ったらよいのか。
簡単に言うと、最初に撮影したそのままのスピードの映像を両側に配して、それらを再構成し重ねて見せたのが中央に映し出される一番大きな映像。
しばらく、じっと中央の映像に焦点を定めて眺めてみる。

やはり、ここでも「wondina」と同じく映像の起承転結が上手い。
一見何でもない工事現場やガラス張りの店内の様子など、日常にありふれた生活の一部で最初は暗く黒い導入部。最初はまだ静かな雰囲気。
音声は街の音をそのまま録音して流しているので、臨場感が強い。

新作は黒から始まり黒で終わるのだが、黒から徐々に明るい風景に移って行き、残り1分程度で小さかった光の粒が、大きな粒に変わり、更に映像のスピード感は更に増し、最後には白い光の洪水のようにだった。疾走感あるスピードと光の洪水、このラスト近くの見せ場を見るために、2回以上いやもっと新作を見つめていた。


「wondina」と比較するとあまりにも展開の違う映像インスタレーション映像で驚いた。
「wondina」が想像の世界とすれば、「地の灯について」は日常と現実そのものだ。

また、見逃してはいけないのが、プロジェクターの機械や後ろの壁に映り込んだ影の映像である。機械、装置自体の美しさにも目を向けて欲しい(by 宮永氏)。
装置への映り込みも計算ずくなのだとすれば凄い。

今回の新作「地の灯について」は、京都市立芸術大学が開設したギャラリー「きょう・せい」展にて別ヴァージョンの見せ方で同じ作品を出品されているとのこと。
見せ方というのは、本作の場合非常に重要なキーポイントになる。
「きょう・せい」展第1期で宮永さんの作品は展示されている。第1期は4月25日(日)まで。行かなければ!
詳細はこちら。イベントもあります。

*児玉画廊・東京
会期: 4月3日(土)より5月8日(土)まで
営業時間: 11時‐19時 日・月・祝休廊

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はろるど様

おはようございます。
なかなかそちらのブログにコメントを残せず申し訳ございません。
宮永亮さんの新作、気に入っていただけてファンとしては嬉しいです。

確かに只者ではないかと。
高木正勝さんでもなく、石田尚志さんでもなく、さわひらきさんでもない
宮永さんの世界観を作り出していただきたいです。

No title

こんばんは。こう言ってしまうと怒られるかもしれませんが、児玉画廊の展示で一番良かったかもしれません。見せ方がただ者ではありませんよね。TWSの時からさらに一線を超えたような気がしました。

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