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「黒宮菜菜展-流彩の幻景-」 INAXギャラリー2

kuromiyanana

INAXギャラリー2で4月27日まで開催中の「黒宮菜菜展-流彩の幻景-」に行って来ました。
ギャラリーHPはこちら

INAXギャラリー2での個展は毎回楽しみにしている。
今回の黒宮菜菜さんの個展も、思いがけない嬉しい作品との出会いだった。

約10点の油彩どれも、縦150㎝~200㎝の大型作品ばかり。
印刷物や画像では分からない絵肌のきらめき、つやに目が吸い寄せられる。支持体はアクリル板と木材なので、そこから黒宮さんならではの支持体作りがされているのではないかと推測。
基本は油絵なのだが、上からメディウムを使用することで、表面上のつやや煌きを生み出している。

特徴は絵具が垂れているように、幾筋も塔や木の幹のように何本も画面の上下に柱がそそり立つというべきか。
その柱の合間に円形の模様が増殖している。色彩を除けばイスラム世界の紋様のようにも見える。
全体的に薄く淡い紫やグレー緑といった色が2009年前半頃までの作品に使用されているが、2009年後半、そして最新作の「漂流」2010年では思い切った明るく強い色の赤や緑、青、黄色といった原色を使い始めていて、私はこの最新作が一番気に入った。

最初抽象画ぽいと思った作品たちもよくよく見ると女の子の姿が描かれていたり、人の顔が浮かんでいたりと摩訶不思議な魅力がある。
2008年「膿む産む♯6」などは水泡か気泡で一杯の作品で、名和晃平さんのビーズ作品を思い出した。

1980年生まれ、現在は京都市立芸術大学大学院美術研究科後期博士課程に在籍中でいらっしゃる。黒宮さんは、来年、再来年あたりのVOCA展にぜひノミネートしていただきたいなと思う作家さん。
それほどに、個性的で魅了される作品、徐々に実際の現実にもつながるような内容を描き始め、私としてはこの路線をどんどん続けていただきたいと勝手に思っている。

とにかく、今後の活動がとても楽しみな作家さん。

INAXギャラリー2のキュレーションはどなたがされているのかと気になって調べてみると、INAX文化事業部の大橋恵美氏が手がけおられるようだ。
ここでは、東京以外で活躍されている若手作家(最近一番印象的だったのは、同じ京都市芸の山下耕平、高橋治希展、河野愛展、東北芸術工科大学出身の若手作家もよく紹介されている。
前回、前々回を見逃したのは残念。きっちり予定に組み込まなければ。

+」4月27日(火)まで開催中です。
併設のセラミカでは、「伊東靖和 展 -陶 記憶の中のいきものたち-」を開催している。陶芸とは思えない巨大昆虫も必見です。
http://www.inax.co.jp/gallery/ceramic/detail/d_001576.html

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「黒宮菜菜 - 流彩の幻景 - 」 INAXギャラリー

INAXギャラリー2(中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA2階) 「黒宮菜菜 - 流彩の幻景 - 」 4/1-4/27 INAXギャラリー2で開催中の「黒宮菜菜 - 流彩の幻景 - 」へ行ってきました。 作家プロフィールについては画廊HPをご参照下さい。最近では行幸地下ギャラリーでの「ART AWAR...

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はろるど様

確かに、あのマチエールは実際に作品に接しないと伝わりませんよね。

この方、VOCA展にノミネートされる日も近いのではないでしょうか。
素敵な作品だったと思います。特に私的には近作がツボでした。

No title

こんばんは。下調べゼロでしたが、とても良い展示でしたね。図版だと良さがあまり伝わりませんが、実物を見てビビっときました。

VOCA展などに出られたら面白そうですね。
原色の展開でまたがらりと作風も変わっていきそうです。
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