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シュルレアリスム展  岡崎市美術博物館

五月晴れの良いお天気。
家でのんびりしようと思ったがいてもたってもいられなくて、この日曜に岡崎市美術博物館に出かけてきました。

こちらでは5月27日(日)まで「シュルレアリスム展 謎をめぐる不思議な旅」展が開催されています。

私はもともと西三河育ち、最寄駅の東岡崎に久しぶりに降り立ったら懐かしさで一杯になりました。
岡崎市美術博物館は少し不便な所にありますが、それゆえ岡崎市を一望できるという景色の良さと緑多き所はその不便さを補って余りある良さです。

駅からバスで揺られること約20分。

チケットを買って早速鑑賞です。

シュルレアリスムをここで語れるほど詳しくもなく、どちらかと言えば能書きより作品そのものを味わいたい気持ちが強いので、ここでは印象に残った作品についていくつかご紹介したいと思います。

1.ヴィクトル・ブローネル 「誕生の球体」

展覧会は序章から始まる5部構成でしたが、第2章「心の闇」でこの作品と出会いました。

頭の中のイメージをそっくり絵にしましたという作品です。
ヴィクトル・ブローネルはオカルト的なものに興味を持っていたそうですが、彼には予知能力があったのではないかと言われています。
なぜなら、この誕生の球体に描かれている事象が後に彼自身の身に起こったからです。

彼はある事故(喧嘩)に巻き込まれて、片目の視力を失ってしまいます。
「誕生の球体」には一つ目が描かれていて、その目を奪おうとするかのような黒衣の人物が、そしてそれを阻もうとする人物の二人が描かれていました。
またこの作品が描かれている場所が実際事件が起きた場所でもあったという非常に謎めいた作品です。

こんな逸話は抜きにしても、最初この作品を目にした時不思議な感覚がありました。
言葉で語るのは難しい、吸い込まれるような巻き込まれるような感じです。

ブローネルの作品はこの1点だけだったのですが、他の作品も見てみたかったです。


2.森  マックス・エルンスト

エルンストの作品をこれだけ見たのは初めてでしょう。
彼は作品に取り組む中で、いくつもの技法を生み出しています。
まさに発明画家。

この森では「フロッタージュ」(擦り出し)の技法を見出しました。

ただ、私はこの作品がどこをどうやって擦り出して描いたのかよく分からず、ただその不気味な黒と青の対比を見つめていただけです。
技法を忘れさせる程、とても小さい絵なのに迫力がありました。

おどろおどろしい黒い森。
エルンストにとって森とは幼い頃の記憶で「魔力に満ちた神聖な場所」であったと言います。

そんな彼の思いが絵の中から見事に伝わって来ました。


3.レディ・メイドの花束 ルネ・マグリット

この展覧会に行ったのはルネ・マグリットの作品が見たかったからでした。
他のシュルレアリストの作品とは違って、マグリットの作品は不気味さ君の悪さを感じません。
描かれている対象は騙し絵と言われる程、不思議な作品となっているのですが、見ていてきれいだなと思わせるものがあります。

このレディ・メイドの花束も然り。
ボッティチェリが好きなマグリットが「春」に描かれている女性をモチーフに森とシルクハットをかぶった男と共に描いています。
不思議と言えば不思議なのですが、やはり美しい。


4.現実の感覚 ルネ・マグリット

またもマグリットです。
巨岩が宙に浮いた作品ですが、違和感がないのはなぜでしょうか?

巨岩も山も地面も中央の月も雲も全て宇宙の一つ。
そんな視点で描かれた作品ですが、雲の色彩と構図のバランスの良さ。
とても大きな作品でしばし見とれてしまいました。



とマグリットばかり書いてしまいましたが、シュルレアリスムを振り返る上で大変参考になる展覧会でした。出品作家もマン・レイ、ダリ、ミロ有名どころもちょっとマイナーな方も幅広かったです。

アーティストにも作品自体にも、割と詳細なキャプションが付いていたので、全て読みながら作品を鑑賞すると1時間では足りないかもしれません。

私はキャプションがあると、気になって集中できなくなるので個人的にはもう少し短くて良いのにと思ったものの、丁寧な説明ぶりには感心しました。

この日は併設のレストランが貸切で4時オーダーストップ。
私が展示を見終わった時には既に4時をまわっていたので、今回はレストランからの絶景を味わえなかったのが残念。

空腹を抱え、東岡崎駅のロッテリアでフライドポテトを買いました。
青春時代と変わらぬお味を口にして帰路につきました(ちょっとおセンチですね)。

*岡崎市美術博物館
http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/bihaku/top.html

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