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「アーティスト・ファイル2010-現代の作家たち」 国立新美術館

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国立新美術館で5月5日(水・祝)まで開催中の「アーティスト・ファイル2010-現代の作家たち」に行って来ました。

出展作家は次の6名。
・南野 馨 (陶芸)
・桑久保 徹 (絵画)
・福田 尚代 (ミクストメディア?)
・アーノウト・ミック (映像)
・O JUN (絵画)
・斎藤ちさと (写真・シルクスクリーン・映像)
・石田尚志 (映像)

福田尚代の展示の素晴らしさに感動。
彼女の本をテーマにした作品は、昨年うらわ美術館での展覧会「オブジェの行方」で拝見して、本展でもこの時見たうらわ美術館所蔵作品が展示されていたが、これだけ沢山の作品を集めると、一点、二点見るのとは訳が違う。
彼女の展示室は、見事に福田ワールドと言っても良い、本のオブジェによって埋められていた。
壁面上部には、福田自作の詩の一節が、彼女は詩人でもある。

中でも気に入ったのは≪浮鳥≫2002-2010年。これは本のオブジェではなく消しゴム彫刻で本筋からはちょっとそれてしまうが、言われなければとても消しゴム彫刻だとは思えない。消しゴムが生んだ漂着物たち。それは言葉がなくても言葉の影を感じさせる。

そして展示室中央の≪苔の小道から雪の窪地へ≫2003-2007年
本に刺繍した作品が長机に、まるで苔のような様子で展示されている。作品タイトルがこのインスタレーションを見事に表現している。福田尚代のタイトルこそ詩そのもので、作品の一部。
見ていると1冊欲しくなってしまう。

≪言葉の精霊≫2009年
岩波文庫にかけられているような(今はもうない?)ハトロン氏にうっすらと文庫本のタイトルや著者が写っている。
まさに精霊のようなはかない作品。
これも、本というもの視覚作品として表現した好例だと思う。

≪書物の魂 あるいは雲≫2003-2010年
おびただしい数の本のしおりを漂泊し、更に染色したものがアクリルケースの中にからまりつつ

≪書物の骨≫2003-2010年
文庫本を綴じてある中央部分だけを細長くカット。骨に見立てる。この発想がたまらない。骨に見えてくるから不思議。

やっぱり、うらわ美術館の「オブジェの行方」図録買っておけば良かったと本展を見て激しく後悔。うらわ美術館にすぐ電話したけれど、やっぱり図録は完売だった。

・石田尚志
彼の作品を初めて見たのは横須賀美術館のオープン記念展。本展にも出展されている≪海坂の絵巻≫2007年と同じような長い巻物を映像で映し出す作品だった。
その後、彼はどんどん新しい世界観を見せてくれ、今年に入り、豊田市の喜楽亭での展示作品、および展示風景に強く感動してしまった。和室空間を上手く利用して、映像作品がより効果的に見えるよう配慮されている。
そして、迎えた今回の展示。

≪REFLECTION≫2009年は、実写も交えた作品で、これまでの作品以上に実写と創作した映像とのマッチングが絶妙で、共有されていた。≪海の壁-生成する庭≫2007年でも実写映像は登場し、この作品も素晴らしいけれど、絡め方は≪REFLECTION≫の方がより境界線が分かりづらくなって、境界線のわかりにくさが逆に魅力となっていた。

・桑久保徹
お名前だけは、あちこちで見かけていたものの作品をこれだけ拝見するのは初めて。
気に入ったのは≪壺≫シリーズの9点(2009年)。
タッチは粗めだけれど、ディテールは細かい。
大きな画面の作品は、構図がどれも似通っているが、作品から物語が浮かんでくる。

斎藤ちさとの「泡」をテーマにした作品群もあり。水滴に映るオブジェの色が増幅して美を作る。

*5月5日まで開催中。

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ありがとう様

こんばんは。
情報ありがとうございます。
時間が取れたら手にとってみます。

星新一展に寄せて

ご存知でしょうか。新潮社から 星新一の評伝が出版されています。タイトルは忘れてしまいましたがよかったら御一読くださいませ。
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