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「Gelatin Silver Session 2010- Save The Film -」 AXIS Gallery

geratin

AXIS Galleryで5月15日(土)まで開催中の「Gelatin Silver Session 2010- Save The Film -」に行って来ました。

まず、GSSとは? GSSのWebページ(以下)からの引用です。
http://www.gs-s.info/activity/exhibition/2010/
デジタル写真に対して「銀塩写真」と呼ばれる歴史あるアナログ写真は、世界的なカメラのデジタル化の進展によりその市場規模が急速に縮小しています。それはデジタルでは表現できない銀塩写真の独特の風合いや、手間や技術を要する暗室作業の世界が失われていることでもあります。

ゼラチンシルバーセッション(GSS)は銀塩写真でしか表現できない写真の楽しさ、面白さを広く知ってもらうことにより、次の世代のためにも銀塩写真技術や機材、フィルム、印画紙等を守っていく思いを繋げていくプロジェクトです。


今年で回を重ねること5回目を迎える「ゼラチンシルバーセッション2010」。テーマは「代表作」。
作家本人が自身の「代表作」を選んで展示しているよう。

今回の参加写真家は以下の面々。
石塚元太良、石元泰博、上田義彦、笠井爾示、久家靖秀、操上和美、小林紀晴、小林伸一郎、 今道子、十文字美信、菅原一剛、鋤田正義、杉本博司、鈴木理策、瀬尾浩司、瀧本幹也、辻佐織、 泊昭雄、中野正貴、M.HASUI、ハービー・山口、平間至、広川泰士、広川智基、藤塚光政、 本城直季、水越武、宮原夢画、三好耕三、森本美絵、森山大道、山本哲也、若木信吾 の33名。

各写真家の写真は1名1~3点。これに、アンセル・アダムスの写真が特別展示されています。

受付で、入場料300円を払うと本展展示作品(除くアンセル・アダムス)&各写真家の展示作品についての思い出などコメントも掲載している小冊子を貰えます。これは要保存。

最初は、アンセル・アダムスの写真が全部で20点ほど。中でもオキーフが被写体になっているものに注目。写真の向こうにいるオキーフの眉と力強い視線にたじたじ。
何気ない子供の写真でも、やっぱり活き活きとした瞳があって魅力的。好きだなぁ、アンセル・アダムス。

私が最初に写真を観るきっかけになったのは、2004年の野口里香「飛ぶ夢を見た」@原美術館だけれど、海外の写真家作品に触れたのは、2006年に名古屋ボストン美術館開催のアメリカを代表する写真家の展覧会だった。
第1弾がアンセル・アダムスでなければ、今頃写真展には行ってないかもしれない。第2弾はアルフレッド・スティーグリッツ、第3弾はエドワード・ウェストン。

彼の写真が原始体験ゆえにどこか懐かしい気持ちが甦る。

そして、国内写真家(GSS参加)33名の写真が並ぶ。なお、一部写真家の作品は販売もされている。

印象に残った写真家。
・石塚元太郎 『PIPELINE ALASKA』Type C-print
・石元泰博 『シカゴ、シカゴ』ゼラチンシルバープリント
・小林伸一郎 『DEATHTOPIA SERIES OSARIZAWA』Type C-print
・今道子 『烏賊+スニーカー,1989』ゼラチンシルバープリント
・菅原一剛 『Nara ♯05』ゼラチンシルバープリント
・杉本博司 『御真影』ゼラチンシルバープリント
・鈴木理策 『White Sands』Type C-print
・瀬尾浩司 タイトルなし ゼラチンシルバープリント
・瀧本幹也 『Makapu'u sea』 Type C-print
・泊昭雄 『NO1』Type C-print
・ハービー・山口 『PROFILE』『Galaxy』ゼラチンシルバープリント
・平間至 『近くて遠い君へ』 3点 ゼラチンシルバープリント
・広川泰士 『TIMESCAPE-無限旋律-♯44』『TIMESCAPE-無限旋律-♯48』ゼラチンシルバープリント
・広川智基 『本郷零時3分』Type C-print
・藤塚光政 『空の帝国』 Type C-print
・本城直季 『giraffe kenya』Type C-print
・水越武 『ヒマラヤの未踏峰ホーク(6754m)』ゼラチンシルバープリント
・宮原夢画 『Angel』ゼラチンシルバープリント
・森山大道 『帽子』 ゼラチンシルバープリント
・若木信吾 『Persimmon on his Head』ゼラチンシルバープリント
(特別展示)
・稲越功一 『1987/LA』 ゼラチンシルバープリント
・植田正治 『パパとママとこどもたち(肩車)大』ゼラチンシルバープリント

って、ほとんど全部じゃないの。いや全部挙げても良かったです、はい。
更に上記の中から絞り込むとすると、宮原夢画さんは今回初めて知った写真家さんですが、植田正治の作品を思い起こさせるモノクロ写真で、とても気になります。

鈴木理策さんのSandシリーズは初見。コメントによれば、理策さんが1987年から3年間アメリカを旅しながら撮影し、大型カメラでの制作に切り替えた思い出の2点とのこと。いや、貴重なプリントを観ることができて、本当に良かった。
菅原一剛さんの渋いモノクロ写真、これは奈良のどこなの?という程、背景の山を写しこんだ神秘的な湖の1枚。
ハービー・山口さんの写真もかっこいいし、若手では広川智基さんの東大本郷キャンバスを撮影した2枚もお気に入り。

「代表作」ということで、ゼラチンシルバープリントに限らずC-printも並んでいたのも良かった。ゼラチンシルバープリントのカラーにはない良さ、またその逆も然り。
先日、鈴木理策さんの講演に参加した時、いつも使っている印画紙がメーカーで作られなくなり、これからどうしようかという話題になった。理策さんは「楽観的だから、まぁ何とかなるんじゃないかと前向きに考えている」とお話されていたのを思い出します。
デジタルにはない良さ、今だけの作品になってしまう時が来るのでしょうか。

参加写真家の皆様&アンセルアダムスに心から感謝。

*5月15日まで開催中。最終日は17時まで。写真好きな方にはオススメです。

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