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「ジャンルー・シーフ写真展 Unseen & Best works」 東京都写真美術館

ルシーフ

東京都写真美術館で5月16日まで開催中の「ジャンルー・シーフ写真展 Unseen & Best works」に行って来ました。

少し前に「森村泰昌 なにものかへのレクイエム」を見に行った時から、本展が気になっていた。併設のミュージアムショップで、シーフの写真集を購入する人を多く見かけ、「写真集を購入するほど良かった。もしくは好きな写真家なのだろう。」と人気を目の当たりにしたのの、私自身はチラシ掲載写真にも強く心を惹かれなかったので、後回しにしていた。

気付いた時には、会期末近くなっていたが、今日滑り込めて良かった。

地下1階の広い展示室をすっきりとしたレイアウトにし、極力仕切りは排除。写真をしっかり見せる展示方法だったと思う。
本展は2000年9月にシーフが急逝して10年が経過。夫人のバルバラさんを中心に未発表作品の見直しが行われ、その中から更に厳選した作品を展示している。未発表作品を名プリンターであるイヴ・ブレガン氏により、「シーフだったら、どんなプリントをしただろう?」と考えながら、ゼラチンシルバープリントを行っておられるとのことである。

作品は制作年代順。
作品リストがなく、似たようなタイトルの写真も何点かあったので、今回はこころの写真について記載するのをやめて、全体通じての感想をアップしようと思う。

1950年代に写真家としてデヴュー。
以後は1960年代の前半に「ハーパース・バザー」での活躍が目立つ。
シーフを有名にしたのは、これらのファッション雑誌でのグラビアやヌード写真であるが、そのうち特に顕著なのは女性の身体を被写体とした写真である。

シーフが撮影した女性の身体はどこか即物的、無機的で、人体というより物質のように見える。
そのせいか、ヌードもグラヴィアもエロチックな感じをあまり受けなかった。

気に入ったのは、風景写真の数々。
砂漠に、雨に濡れて光る路面、「雪の降るNY」どの作品にも心を奪われる。
線の美しさだけではない。構図の取り方も独特のものがある。砂漠の写真は絵画のようだった。
自身で暗室を持ちプリントしていたというシーフのプリント表現も素晴らしいが、今回再現に取り組んだ
イヴ・ブレガン氏の力量もまた素晴らしいと思った。
あの黒白の濃淡の微妙な差はいったいどんな風に出しているのだろう。

肖像写真もシーフの重要な業績。被写体の内面からあふれ出てくるものを十分把握して、写真表現化されている。

数ある有名人の肖像写真の中では、イブ・サンローランとジェーンバーキン、モーリス・ベジャールだろうか。
瞳の強さが際立っていた。

*5月16日まで開催中。

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