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小沢さかえ 「亜熱帯劇場」 MORI YU GALLERY TOKYO

ozawa

MORI YU GALLERY TOKYOで5月29日(土)まで開催中の小沢さかえ 「亜熱帯劇場」に行って来ました。
ギャラリーHP ⇒ こちら

MORI YU GALLERYさんには、過去1度しか行ったことがないため、神楽坂駅より道に迷い、更にこちらも迷っているのに道を尋ねられ(皆、神楽坂エリアで迷うのか?)、諦めようかと思い始めた時漸くたどりつけました。
しかし、諦めなくて良かった。

「亜熱帯劇場」楽しめました。
奥から、ギャラリーの方が過去の作品ファイルも持ってきて下さり、2002年頃から現在に至るまでの作品も紙面ではありますが拝見できたのも良かったです。

今回は大きめの作品が4点、中くらいの、小品と大中小と織り交ぜ、全部で15点程の作品が展示されています。

個人的に一番好きだったのは「無傷のエメラルド」。
ジャングルの中で、青年と少年の狭間にいる人物がこちらに背を向け、木の陰から森に向かって顔を覗かせている作品。

小沢さんの一連の作品を観て思ったこと。
(1)独特の色彩構成。
普通だったら、この色を使わないだろうなという所に意外な組み合わせの配色で仕掛ける。これで、ぐらぐらと感性が揺さぶられる。
例えば、「世界が変わるのだとしたら今」では焚き火を描いているのだけれど、炎の色はまるで赤みがない。白っぽい色調のクリーム色、薄い紫など、およそ炎のイメージとは結びつかない色づかいだ。
ギャラリーの方によれば、オーストリア留学中に「色使いが日本的」と言われ、帰国後は「ヨーロッパっぽい」と言われてらっしゃるそうで、いやはや、個人的にはどちらでもない、小沢さん特有の色使いとしか言えない世界だと感じた。
2002年頃の初期作品ではレモン色、黄緑、水色と特に黄色系、黄緑系の色を使った作品が目に付いた。しかし留学して以後は白や黒をはじめ様々な色への挑戦が感じられ、色への偏りがなくなっているように思う。そして、それらの色は境界線なく縦横無尽に塗られ時に画材がキャンバスを流れている。

(2)モチーフに物語性がある。
架空のの世界を描いた作品が多い。ただ、過去の作品集を観ていたら後ろ向きの人物画も何点かあり、私個人としてはそちらの人物画も気になった。

(3)タイトルの面白さ。
「ぷーとしてわー」とか「世界が変わるのだとしたら今」「無傷のエメラルド」「沈黙のファーゼ」などタイトルが非常に面白い。作品を完成してからタイトルを付けるとのことだが、ちょっと詩的な要素も含まれ、タイトルから感じられること、作品を観て感じるこ、それぞれを味わうのもまた小沢作品の楽しみ方であるように思う。

国立国際美術館で開催された「絵画の庭」展で拝見した作品はすっかり記憶から抜けてしまっていたが、「絵画の庭」展の図録を拝見しすぐに思い出した。「絵画の庭」展では黒っぽい色調の作品が多かった。
画面がぐちゃっとした印象で、得体のしれない不気味さを感じたのだけれど、今回の作品でその不気味さを感じることがなかった。

なお、非売品でしたが個展の入口にあったコラージュのような小さな作品もとても良かったです。

*5月29日(土)まで開催中。

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