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特別展 「神仏習合」  奈良国立博物館

京都で買った出町ふたばの豆餅(初めて買いましたが美味!甘いものは苦手な方にもオススメ)をお供に、近鉄で一路奈良へ。

当初、奈良に行く予定はなかったのですが、またしてもはろるどさんのブログに触発されて見に行くことにしたのです。

これは当たりでした。
前回の藤原道長展と比較するのは如何かと思いますが、私はこちらの神仏習合展の方が面白かったです。

作品一つ一つのインパクトというより、テーマが興味深かったです。
藤原道長展では納経・埋経が取り上げられていましたが、本展につながる内容で、二展を見たことによって理解が深まったことは間違いありません。

更に帰宅後、NHKハイビジョンで「にっぽん 心の仏像」という番組が放映されていて、ここでも神仏習合の実態が取り上げられていました。

まさに、今日見てきた話だ!
日本は神も仏も一体になるという世界でも特異な宗教観を持つ国、と再認識する復習編となりました。


印象に残った作品は以下の通り。

1.石造須弥山

展覧会の冒頭に突如現れた大きな横長の石が三つ上に重なっています。
ただそれだけなのに、圧倒的な存在感、宇宙観、オーラを周囲に醸し出していました。

民間信仰の証とも言えるこの石をあがめたくなる気持ちは分からなくもありません。
それほどにただの石ではないように思いました。
博物館にあったから???

2.弥勒菩薩立像 室生寺

小ぶりの仏像ですが、お顔の木肌が非常に美しい仏像です。
さすが室生寺には素晴らしい仏像があるなと思いました。
この展覧会の仏像中一番好きです。

3.春日神鹿御正体 細見美術館蔵

あらためて思い起こすと美しい銅製渡金の作品?です。
奈良国立博物館では、ご高齢のボランティアの方が前半・後半お1人ずつ「分からないことがあればお気軽にどうぞ」という看板と共に会場で座っていらっしゃいます。

私は思い切ってこの鹿の御正体について解説を伺ってみました。
こちらの鹿の御正体は当時の春日講(*講は今でいう自治会のようなもの)が所蔵していたそうで、講の中での御神体として奉られていたそうです。保存状態は最高。大変美しく目を引きます。

なぜ奈良では鹿が御神体となっているのか?

春日大社の主神は常陸の国鹿島神宮(現茨城県鹿島郡)から白い神鹿に乗って飛んでやってきた武甕槌命(たけのみかづちのみこと)。奈良の鹿はその神鹿の子孫という伝説があります。

実は最近読んだ「鹿男 あをによし」(万城目 学 著)の小説でこの鹿伝説について知ったばかり。
まさに鹿つながりです。

普段は作品の背景等はあまり気にしないのですが、今回は思わずお聞きしたくなるようなテーマでした。

奈良だけでなく、他の博物館でもこうしたボランティアの方の存在があれば心強いです。ぜひご検討を!


この他和歌山・青岸渡寺の「金剛界成身会壇具」も結界を張っているという存在感ありありの出土品で、ばらばらでなく経則にのっとった並べ方をすると品物の力が俄然アップすることを肌身で感じました。


この展覧会の図録は、充実した内容にも関わらず1500円。
迷いに迷った末、買いませんでしたが買うべきだったかな~。

注:この展覧会は5/27(日)に終了しています。

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「特別展 神仏習合」 奈良国立博物館

奈良国立博物館(奈良市登大路50)「特別展 神仏習合 かみとほとけが織りなす信仰と美」4/7-5/27この展覧会を十分に味わうためには、一体どれほどの時間が必要なのでしょう。仏像、経典、曼荼羅などの約200点の品々で、日本人の信仰に独特な「神仏習合」の流れを追いかけ

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奈良の常設展

神仏習合展の図録を買わずに帰ったことが
悔やまれてなりません。

今月中に奈良リベンジを決行し、常設展の仏像群
(こちらもリストを見る限り凄かった)にご挨拶しようと
思っています。

奈良の鹿は神様の使い。
神話は時としてファンタジーです。

こんばんは。

>はろるどさんのブログに触発されて見に行くことにしたのです。

ありがとうございます。
展覧会があまりにも見事だったので記事は完全に消化不良になってしまったのですが、
こう仰っていただけると本当に嬉しいです。

>なぜ奈良では鹿が御神体となっているのか?

鹿島からやって来た神鹿の子孫というわけですね。
いつも奈良公園に何気ないようにいる鹿たちも、
この展覧会を見ると何やらとても有難い気持ちになってきます。

奈良博の常設は時間の都合で見逃してしまったのですが、
きっとまた素晴らしい品々が収蔵されているのでしょうね。
いつかたっぷりと時間をかけて拝見してみたいものです。
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