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ストラスブール美術館所蔵「語りかける風景」 Bunkamuraザ・ミュージアム

hukei

Bunkamuraザ・ミュージアムで7月11日まで開催中の「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景 コロー、モネ、シスレーからピカソまで」に行って来ました。
展覧会ホームページ ⇒ http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_10_strasbourg.html

本展はフランスとドイツの伝統が交わるフランス・アルザス地方の豊かな文化都市ストラスブールの美術館から厳選された約80点の風景画で構成される展覧会です。窓、人物、都市、水辺、田園、木という6つのテーマから近代の風景画の全体像を追いながらヨーロッパの風景を楽しんでみましょうというもの。

車窓からの風景を眺めるように、作品を見て行くのがこの展覧会には一番相応しいような気がする。

1.窓からの風景
この章では、5点の作品が展示されているがモーリス・ドニ「内なる光」1914頃にやはり目が行ってしまう。背景のフレスコ画と暖色使用が特徴でドニの妻?マルトを娘たちが囲んでいる幸せそうな一コマ。宗教的でもある。

そして、この展覧会で終始一貫気になったのがモーリス・マリノ「室内、縫い物をするエレーヌ」1904年。マリノのタッチの粗い色だけを置いて行ったような作品がとてもひっかっかる。

2.人物のいる風景
つい先日、国立新美術館のオルセー美術館展でお気に入りのフェリックス・ヴァロットン(ボールで遊ぶ子供のいる公園)の作品「水辺で眠る裸婦」1921年が出展されているので注目。相変わらず不思議な空間構成で、巨大な植物が横たわる裸婦を囲むように配置。奥のボートに視点が吸い寄せられる。

ここでも前述のモーリス・マリノ「庭の女性」1907年の色彩に惹かれる。

3.都市の風景
いよいよコロー、ヴラマンクらが登場。しかし、全部で12作家による13作品が展示されているが、知っている作家はコローとヴラマンクだけ。この2名の作品より、マルタン・ユーブレシュト「イル川にかかる橋」1922年、ロタール・フォン・ゼーバッハ「雨の通り」1895年頃が良かった。

4.水辺の風景
元々水のある風景-海であっても川であっても湖であっても-が好きなので、ここでは、大半の作品にチェックマークが付いている。
やはり、圧倒的に好きなのはコローの「ヴィル=ダブレーの池」1860-63稔頃。コロ―の作品もいろいろで、本展でも数点出展されていたが、本作品以外はいまひとつ。逆に「ヴィル=ダブレーの池」の良さが光っていた。
池に映るボートの影、湿った空気感や池からのにおいさえ漂ってきそうな情緒ある風景画。コローのこういう作品は大好き。
他には、オランダの有名な風景画家であるメスダッハの「海景」1895年。久しぶりにメスダッハの作品を見たなとオランダ旅行が懐かしくよみがえって来た。
シニャック「アンティーヴ。夕暮れ」1914年、ウジェーヌ・カリエール「大河のある風景」1906年などが続く。

5、田園の風景
ヨーロッパを列車などで旅すると、車窓から田園風景を目にする機会が多い。
ここでは、テオドール・ルソー「風景の習作」1830年、シスレー「家のある風景」1873年、ピサロ「小さな工場」と見ごたえある作品が続く中、またしてもフェリックス・ヴァロットン「家と葦のある風景」1921-24年頃、ラウルデュフィ「3つの積み藁のある風景」1908年頃、そしてクールベ「ルー渓谷の雷雲」と私の好きな作家の作品が並んでいるのが嬉しい。
未知の作家では、アドルフ・切るスタイン「雷雨」1872年、アントワーヌ・シャントルイユ「太陽が朝露を飲み干す」制作年不詳、ゴンチャローヴァ「家禽のいる庭先」1907-09年が良かった。

6.木のある風景
最後は木のある風景で締めくくられる。
最後の最後までモーリス・マリノの作品にぐぐっと迫られる。色彩の威力は絶大。ここでは「ヴェルモワーズの牧場」1947年が展示されている。
他の作家では、カンディンスキー「サン=クルー公園」1906年、ミハイル=ラリオーノフ「陽光を浴びる木々」1905年、テオドール・ルソー「木の幹の習作」。そして最後はやはりこの人、ラウル・デュフィ「赤いモスク」1909年で風景の旅を楽しく終えた。

*7月11日まで開催中。
本展は以下の通り巡回されます。
巡回先 熊本県立美術館 2010年4月3日(土)-5月9日(日)
石川県立美術館 2010年7月22日(木)-8月23日(月)
岐阜県美術館 2010年9月3日(金)-10月17日(日)
秋田市立千秋美術館 2010年10月23日(土)-11月28日(日)

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21世紀のxxx者さま

こんばんは。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
本展は、構成がよく練られているなとそこに一番感心しました。
単に風景といっても、様々な切り口そして作家の作品があり。
ふらりと楽しめました。

次回のブリューゲル版画は、もちろん楽しみです!

No title

こんにちは。
この展覧会もなかなか幅広い画家が見られる内容でしたね。
知らない画家が結構出てたのも、興味深かったです。
次の展覧も面白そうですね。
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