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「小村雪岱の世界」 清水三年坂美術館

settai

清水三年坂美術館で8月22日まで開催中の「小村雪岱の世界-知られざる天才画家の美意識と感性-」に行って来ました。

京都に行くたびに必ず訪れたくなる掌中の珠のような美術館で、私の好きな京都のスポットの一つになっている。
1階は、明治期の工芸作品-七宝、京薩摩、金工、蒔絵、刀装具などの逸品が並ぶ。
こんなにも素晴らしい世界があったのか、と最初にこちらを訪れた時に驚いた。明治期の工芸は日本のコレクターには人気が低く、海外コレクターの間で逆に人気が高いため、どんどん海外に名品が流出しているという。そこに待ったをかけたのが、同館館長の村田理如氏である。

訪れる度に、明治期の工芸技術の卓抜さに目を見張るが、現代において再現不可能な作品も多い。江戸期より元来世襲制でこうした工芸技術は伝えられていたが、明治以後は世襲制度が徐々に崩れ、技術の伝承が困難になっていたという。

2階は企画展会場になっており、通常は常設展同様に、明治時代の工芸作品をテーマを決めて特集展示されていることが多いが、今回は違う。
絵画、しかも小村雪岱のコレクションを披露している。
小村雪岱は昨年、埼玉県立近代美術館で回顧展が開催されたばかりだが、本展では埼玉に出展されていない作品を多数展示。雪岱の唯一の弟子であった、故山本武夫氏より譲り受けたコレクションを中心に、数少ない肉筆画を収集してきたというから見識の高さに恐れ入る。
舞台装置や小説の挿絵原画も含め、未発表の肉筆画を中心に公開しているのである。

私も出かけてみて、未見でこれだけの数の肉筆画を拝見できるとは思ってもみなかった。特に雪岱の肉筆画はなかなかお目にかかれないのだ。
残念ながら作品リストは作成されていないが、版画や挿絵も含めて20点強はあった筈で、うち肉筆画は5~6点いやもっとか?はあったように思う。行ったのは数ヶ月前なので記憶が曖昧。作品画像は以下美術館HPよりご覧いただけます。
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.html

雪岱ファン必見の垂涎ものコレクションであることは間違いなし。
できるなら、終了前にもう1度観たかった。やっぱり肉筆画の粋で静謐な世界観に魅了される。

次回展「帝室技芸員 series Ⅰ 蒔絵-柴田是真と池田泰真-」も楽しみ。こちらは初日に行けるかも。

*8月22日まで開催中。オススメです。

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「小村雪岱の世界」

清水三年坂美術館で開催中の 「小村雪岱の世界~知られざる天才画家の美意識と感性~」展に行って来ました。 清水寺へ向かう観光客、修学旅行生に別れを告げ清水坂、五条坂の交わるところで左折。三年坂と呼ばれる通りの右手に清水三年坂美術館はあります。 ...

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TADDY K. 様

こんばんは。
清水三年坂美術館、ぜひぜひお出かけ下さい。
べたな観光地にあるので・・・と思っていましたが、
小さくても中身は濃い本格派です。

> 「掌中の珠」 
> ああ なかなかこういう日本語に お目にかかれなくなりました

⇒溺愛する娘に対する比喩によく使用されますので、適切な使用方法
 ではなかったかもしれません(恥)。

おお 明日うかがいます

この記事はちょいと もとい かなりに 嬉うございます
清水寺で 絵馬(長谷川久蔵ほか貿易船(?)など)の公開もあるので 絡めまして
うむ 常設部門も しかと 観てまいります(場合によっては省こうとも考えていた)

「掌中の珠」 
ああ なかなかこういう日本語に お目にかかれなくなりました
それでは ご自愛ご健筆を
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