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ヤノベケンジ×ウルトラファクトリー「MYTHOS ミュトス」展 発電所美術館

発電所美術館で開催中のヤノベケンジ×ウルトラファクトリー「MYTHOS ミュトス」展に行って来ました。

発電所美術館は、富山県入善町にある元々水力発電所として使用されていた建物を美術館はとしてリノベーション。特に毎年夏の企画展は現代作家を招致して、発電所美術館ならではの内容を展開している。

内藤礼、塩田千春に続いて、今回で3回目の訪問となる。

今年はジャイアントトらやんで著名なヤノベケンジの登場。
神話世界に基づき、4部構成で天地創造を表現するというもの。
Mutosは「神話世界」を意味する。

さすがの私もすべての章を観に富山までは出向けないが、特に本日8月22日(日)までの第3章「大洪水」はどうしても観ておきたかった。入善町のあたりは、水資源が豊富で水道料の徴収がない特別区域。この豊富な水資源をどう活かすのかに関心があった。

折しも、今年の7月にパキスタンで洪水被害があったりと、迂闊に「大洪水」を再現するなどと言えない現実があるのは承知しているが、お叱りを承知の上でやはり感想記事を書き残しておくことにした。

同館ホームページに大洪水の様子が画像アップされているが、高い天井を利用し、巨大な水瓶(あれは鉄?)に水を満々と貯水し、小さなトらやんに付いているガイガーカウンターが999から0になった時、高々と警報サイレンが轟き、あれよあれよという間に水瓶がひっくり返り5tもの大量の水が床めがけて真っ逆さまに落下する趣向。

観客は最初、ナイアガラの滝見物よろしく、2階の踊り場スペースから眺める。確かに、そのスペースだと水瓶の様子は近くに見えるのだが、水瓶がひっくり返る方向は観ている場所とは反対の出口側であるため、瓶から水がこぼれ落ちる様子はちょっと物足りない。

というか、私は基本的に自分が行くと決めている展覧会の画像や情報は極力見ないようにしている(そうしないと最初に観た感動が薄れるから)ので、瓶が逆さになって水が落下することを知らなかった。
てっきり底がパカッと割れて水が落ちてくるのだと思っていたので、眼前で起きたことが、あっという間で驚いたので、我に返った時にはひっくり返った瓶がブラブラと天井から揺れているばかりであった。

あれだけあった大量の水もいつの間にか潮がひくように消えて行き、係の方が長いモップで水をかき集める外に出す作業を開始している。

今のは何だったの、う~ん、1回ではもの足りない。
水が流れて行く出口側から眺めてみたい。

ちょうどお昼時間だったので、入善駅近辺のお食事処で昼食をとり時間を潰した。大体1時間に1回発生するが、時間を決めて行っている訳ではないので注意。
まだ、大丈夫だろうと思って美術館に戻ったら、ちょうど5分前に終わったばっかりで、残念な思いをした。
今度は、前章までのDVD映像などを観て次の開始を待つ。

この間に、ひっくり返った瓶を元の位置に戻す作業があり、もちろん機械制御されているが、その様子も眺めた。お水は天井のパイプからドンドンと放水している。

そうこうするうちに、次の放水が開始する合図があった。
いつの間にか、かなりのお客さんが集まっている。
上からと下からの二手に別れて「大洪水」の瞬間を見守る。
けたたましく鳴り響くサイレンと係の方のカウントダウンの声。
そして、今度こそこの目でしっかりと大量ののお水が自分に向かって物凄い勢いで流れてくる瞬間を観た。
知らず知らずのうちに叫んでいたが、何を叫んだのか覚えていない。
あっという間に水が自分のいる方向に飛んで来て慌てて逃げ出す。

これは、擬似洪水だから逃げることはできるけれど、実際に大洪水になれば逃げ場はないのだ。
いや、これが現実のものだったら生命の危機を感じる間もなく飲み込まれてしまうだろう。

1階には河原にあるような大き目の石や鉄製の小さな家々が岩に乗り上げている様子が作られている。
細かい所も手を抜かない。

洪水の後には最終章で「虹」を人工的に作り出すという。
最後もこの目で見届けたい。

本日最終日に行かれる方は、最低でも2回ご覧いただくことをお勧めします。万一、どうしても時間がなければ、放水の時には出口側の下から鑑賞の方が水が向かって来る瞬間をより強く感じる体験ができます。

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大洪水@発電所美術館 神話的暴力

ヤノベケンジ、5トンの水で大洪水!本日8月22日最終日です。トらやんファイヤー超えた衝撃。恐るべき神話的暴力。 memeさんの「あるYoginiの日常」のレポートを是非。

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キャサリン様

はじめまして。
コメントありがとうございます!


> 発電所美術館の企画展ほとんど見に行っていますが、今回のヤノベケンジさんは細部にわたって最も完成度の高>い作品を見せてくださったなぁと思います。

確かにストーリーテラーとしても優れた内容ですよね。
現代の創造主とも言えます。

放電は、豊田市美術館で経験したので、見送ったのですが、発電所美術館での放電は更にパワーアップ
していた様子。
発電所美術館ならではの場の力も加わったのでしょう。

あいちトリエンナーレについては、全く同感。
私もヤン・フードンの作品は楽しみにしていたのですが、残念です。
早く再開できると良いのですが。

はじめまして。
ツイッターのプロフ拝見してきました。
入善の隣町にすんでいます。

発電所美術館の企画展ほとんど見に行っていますが、今回のヤノベケンジさんは細部にわたって最も完成度の高い作品を見せてくださったなぁと思います。

序章は見逃したのですが、第1章放電もすごい迫力でした。1章も2章も・・・あんなこと実現させられる美術館は日本中探しても発電所美術館しかないでしょうね。

ついでに、私もあいちトリエンナーレ見に行きました。期待以上に面白かったのですが、一番楽しみにしてたヤン・フードンさんの作品見られず残念無念・・・。

ogawama様

こんばんは。
発電所美術館は私にとって夏の風物詩みたいなものかも。
ヤノベさん期待通りのお仕事されてました。
今度は泊りで行って来ます。

No title

富山まで行く根性はないのでさっき「中年とオブジェ」で写真を拝見してきました。
ヤノベさんの作品のパワーは桁違いですね(とあっさりまとめて申し訳ないです)。
「虹」が気になりますが、やっぱり根性は変わらないと思います(汗)
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