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あいちトリエンナーレ2010 長者町&納屋橋会場編

徐々に記憶が薄れつつあるので、長者町と納屋橋会場編についての感想を。
ただし、納屋橋会場では3階フロアをフルに使用して見せる映像作品が映写機の不調により鑑賞できず、また同じく納屋橋会場のスン・ユァン+ポン・ユゥの作品が機械不調のため、本来紙が上部から降り注ぐ筈が降り注ぐことなく紙の小山を観るに終わったのは残念です。

私は前売りの当日券で回っていましたが、納屋橋会場の日付印は押されず再度入場はできます。でも、遠方から来られた場合、交通費、宿泊費を考えれば何度も名古屋に足を運べる訳でもなく、観客泣かせとしか言いようがありません。
また、スン・ユァン+ポン・ユゥの作品の不調については会場に行くまでまったく情報の入手ができず、マイナス情報の告知が欠けているというのが実感。僭越ながら、プラス情報だけでなく、マイナス情報もしっかり公式HP、公式Twitterで案内すべきではないのかと、観客のための情報伝達対応を迅速かつ十分に手配していただきたいものです。

■長者町会場
8月の名古屋は熱いでなく暑い!例年、名古屋の夏は暑いが、今年は一層厳しかった。
愛知芸術文化センターや名古屋市美術館のように冷房のきいた空間ばかりではないので要注意。むしろ、冷房のきいてない空間の方が多いと思った方が良いです。全部観て回っても、各展示場所の距離は大したことはないので、徒歩でも十分可能だが、問題は暑さ。炎天下の鑑賞はオススメしない。私は16時過ぎ頃に回り始めたが、閉場時間までに一通り観ることはできた。通常19時閉場だが金曜は20時までとなっている。
また、長者町会場で入場券の提示が必要は場所は、以下の4つで他は無料拝観可(壁面絵画など屋外設置作品も多い)。
・万勝S館
・長者町繊維会館
・中愛株式会社地下
・スターネットジャパンビル

印象に残った作品です。
・渡辺英司 スターネットジャパンビル
スターネットジャパンビルをほぼ全部使用してのインスタレーション。完成度の高さは群を抜いていた。
いつものように図鑑から切り取った蝶が部屋中に飾られているだけではなく、見せ方も上手かった。他の方の紹介記事を拝見していたら3階の展示が云々とあったけれど、私が行った時、3階への階段は補修中とかで封鎖されていました。中に作品があったのかな。

・ナゥイン・ラワンチャイクン 長者町繊維会館
ナゥインの作品は、長者町の歴史そのものだった。長者町は繊維卸業者の街。実家の家業の関係で、小学生の頃からこの街を見て来た。絵画も良かったけれど、映像に思わず見入ってしまった。そこでは、長者町を拠点としている会社の社長さんや喫茶店のママさん、お茶屋さんなどが登場し、長者町の歴史を語っている。第二次世界大戦時に名古屋が大空襲に遭った時の話までされている方もいて。徳川美術館で名古屋大空襲で炎上している名古屋城やその周辺の写真を観た後だったので、余計リアルだった。
堀田商事のビル壁面作品もお見逃しなく。

・浅井裕介 長者町繊維会館
9/4まで東京のARATANIURANOで個展開催中の浅井裕介さん。部屋一室だけでなくビル入口から階段脇まで例によってドローイングで良いのかな。古いビルの一室に彼の泥絵はよく噛み合っていた。なお、同じく長者町会場にある喫茶クラウンでコーヒーをオーダーして「浅井さんので」とお願いすると浅井さんの作品入りのカップでコーヒーが供されるとか。私は行きませんでしたが。行かれた方があれば、ぜひ教えてください。

長者町繊維会館はナゥインや浅井の他に、一番最初にあった北川貴好の電球を使った球形のインスタレーション(9/12までの展示)も良かったし、ジュー・チュンリンのアニメ映像と映像を空間に出現させたインスタレーションの組み合わせもまずまず。

長者町繊維会館とARTISANビルの現代美術展企画コンペの作品は、3期に分かれて展示されます。A日程は9/12まで。B日程:9/15~10/3、C日程:10/6~10/31ですので、ご注意ください。

・トーチカ エルメ長者町ビル
彼らの映像は楽しくてかわいい。特に今回は映像インスタレーションで、壁に空いた穴から覗き見る方法。室内展示のものとあいまって現実と映像が錯綜する感覚があった。トーチカの作品は、エルメ長者町ビル1階、無料なので、再訪したい。なお、栄にあるアーバンリサーチというブティックの3階がギャラリーになっていて、8月31日までトーチカの映像作品流しています。私はこちらも拝見して来ました。

・マーク・ボスウィック 万勝S館
写真&植物などを使用したインスタレーション。摩訶不思議な空間を創り出していた。一言でいえば、スピリチュアル的なものを出そうとしていたのか。

・山本高之
こちらも無料拝観可能な旧玉屋ビルにある。子供を主役にした映像作品が2本とその際子供たちが制作した作品が展示されている。動物園の動物を主役に「これが私の1日♪ラララ~」の合唱が、調子っぱずれだったり歌い手が変わる時の変化が楽しくて、ついつい長居。

・戸井田雄 中愛株式会社地下
伏見地下街とポケットマップには掲載されているが、会場が変更になり、中愛ビル地下での展示になっているので要注意。真っ暗な部屋に入ってしばらくすると、コトが起こります。あの瞬間を生み出すために会場変更したのではないか。

・西野達
こちらは、期間限定の展示作品。私は8月22日に夜空に高く明滅する「愛」の文字を観ました!9月以後の展示スケジュールは公式ガイドやHP等でご確認ください。

・ナタリヤ・リボヴィッチ&藤田央
これも無料拝観可能な吉田商事株式会社1階での展示。室内に巨大な赤のウサギのバルーンが横たわる。ペインティングやドローイングが楽しかった。カオスなんだけど、雑然としているのも、このユニットの場合は成功していた。

他に大山エンリコイサムの壁画およびドローイング作品などもあり。大山さんの作品は9/12までの期間限定です(壁画はそのままかもしれません)。

■納屋橋会場
こちらは、映像作品を中心に構成されている。
・小泉明郎
彼の映像作品は、毎回楽しみにしている。今回の作品は、第三者の様子に注目。突如泣き始めた男に戸惑う電車内の人々。どうやって撮影したのだろう。周囲の人々の戸惑いやおびえの表情を引き出すためのアプローチ方法が冴えている。2画面並列で、まったく別の状況にあるが、実は左画面の女性と、右画面の電車の男性は会話をしているように見えるのだ。この人は今後も要注目の作家だと思う。森美術館、サントリー天保山と毎回興味深い作品を発表し続けている。

・梅田宏明
一度に4名しか体験できない、体験型の作品。目をつぶって鑑賞する。白黒2台、カラー2台とあるが、両方鑑賞するとその違いがよく分かる。

・小金沢健人
通路の奥まった所にが展示室になっているので、見逃さないように。黒い絵具でストロークを連続させた場面を映像化したものなのか?4~5面をスクリーンにして映像を流す。

この他、クラウンホテルのある方の屋外に出ると、牛が2頭描かれていて、作家さんの名前を失念してしまったが、この牛が実に良かった。こちらも、お見逃しなく。

もうひとつ、納屋橋会場のボリス・シャルマッツの映像パフォーマンス?作品は予約が必要です。当日空きがあればその場で予約可能。11時から毎時定時スタートで1時間に一人しか体験できませんので、ご注意ください。鑑賞料は1回千円。こちらも鑑賞して来たので、感想は残る中央広小路ビル会場編と合わせてアップします。

*9月1日加筆修正。

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ゆこもり様

はじめまして。
コメント有難うございます!記事を読んで下さって嬉しいです。
電球の作品の作家さんの名前、北川貴好さんなのですね。
教えて下さって、重ねて感謝感謝です。
北川さんは、現代美術展企画コンペの入賞者の方でした。
作品は9/12までしか展示されていないことが、今分かりました。
記事の内容も追記します。

もう少し涼しくなってから、ぜひ再訪を。
もちろん、私も帰名の折には再訪します。

はじめまして

はじめまして!
先日、あいちトリエンナーレ行って来ました。
行った後、こちらを知ったのですが、渡辺英司さんを見忘れました。。。
疲れて、飛ばしてしまったようです。
memeさんのおっしゃる通り、夕方以降行かないと思考力体力が低下してしまいますね~。
電球の作品は、北川貴好さんです。
いろいろ見ていらっしゃるのですね。
とても、参考になったので、是非またお邪魔します。
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