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「時の遊園地」展・「ザ・風景」展 名古屋ボストン美術館

遊園地

名古屋ボストン美術館で9月12日まで開催中の「時の遊園地」展と「ザ・風景」展に行って来ました。

あいちトリエンナーレ2010も良いのですが、愛知県内、近郊の美術館をこの機会に回られるというのもオススメです。
名古屋ボストン美術館は、アメリカのボストン美術館所蔵作品が貸出され、展示されている国内では貴重な美術館。今期、9月12日までは「風景」をテーマにしたアメリカの現代絵画の「ザ・風景」展と今回ご紹介する「時の遊園地」展が開催されています。なお、この後はボストン美術館所蔵の浮世絵展が開催されます(現在、神戸市立博物館で開催されている。)。

さて、「時の遊園地」展は、櫃田伸也氏をアドバイザーに迎え、今名古屋で紹介したい作家6名による展覧会となっている。出品作家6名は次の通り。
大庭大介、川見俊、小島久弥、鈴木敦子、櫃田伸也、村上綾 (アイウエオ順)
展覧会の詳細はこちら

櫃田氏と言えば、あいちトリエンナーレプレ企画として愛知県美術館で開催された「放課後のはらっぱ展」での記憶が新しい。
今回も、監修者の裁量が功を奏したか、6名の作家の作品が上手く調和した居心地の良い展示空間が出来上がっていた。
各作家の個性が、対立せず微妙なバランスで調和するということは簡単なようでいて、実は難しい。どこかで互いの個性が拮抗してしまったり、主張し過ぎてしまったりといったケースは結構ある。

村上綾は、コラージュ技法を使って、≪Vanished Landscape≫2010年を制作。彼女の場合、作風自体がまだまだ未完成な部分もあるかもしれないが、自分に任された展示壁一面を使って、はかなげな彼女の世界を創出していた。

鈴木敦子の絵画にも惹かれた。抑えた淡いトーンの色彩で、和服の紋様が思い浮かぶような同じパターンのモチーフが繰り返しされる画面。単調でありながら、テキスタイルで感じるような心地よいリズム感がある。

大庭大介は、今年のVOCA展にも入選し、今や人気作家のひとりと言える。今回は新作2点(左右1対でキャンバスは合計4つ)。≪SPIRAL≫シリーズで、大きな画面のものは過去にも観ているが、ここでは小さいサイズ(48×48)を展示していたのが新鮮だった。
キャプションにあった彼の言葉が素敵だった。
 「水を掬すれば月、手にあり
 花を弄すれば、香衣に満つ」
何かと何かの関係で生かされている。
 
川見俊も同じく2009年のVOCA展に入選、今年は大活躍で現在東京では初台のオペラシティで「project N」(詳細以下)でも個展が、あいちトリエンナーレ2010:長者町会場にも参加している。
http://www.operacity.jp/ag/exh122.php
本展でも4点の新作を展示。《石仏31》2010年の後ろ姿?のような仏像がペンキで描かれている。ペンキ!

最後を締めるのは小島久弥(1957年生まれ)。
出品作家の中では櫃田伸也に続くベテラン。しかし、彼の作品はとても良かった。小学生の頃に描いたクレヨン画を再度再生(描き起こした)作品。
そして、展示室最奥にあった≪World≫2008年は、とても美しいオブジェで、今回の展覧会を見事に締めくくっていた。

「ザ・風景」展ではアメリカ現代作家の描く風景にもマッチした内容でした。

*9月12日まで開催中。

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