スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「水木しげる妖怪図鑑」 兵庫県立美術館

youkai

兵庫県立美術館で10月3日まで開催中の「水木しげる妖怪図鑑」に行って来ました。

現在NHK朝の連続ドラマで『ゲゲゲの女房』放映中で、今年は水木しげるは画業60周年で米寿を迎える。これを記念して、彼とそのヒット作『ゲゲゲの鬼太郎』関係の展覧会が各地でいくつか開かれている。

本展は、水木プロダクションの全面協力のもと、長年描き続けた妖怪画にスポットを当て、原画の中から妖怪88種
(米寿=88歳だからだろう)と鬼太郎を描いたものを精選し、脅威と幻想に満ちた水木ワールドの神髄を見せるというものです。
春先に「東京アートアンティーク」関連の講演で兵庫県立美術館の蓑館長が「今年一番オススメなのは、水木しげる妖怪図鑑」とおっしゃっていた展覧会。

室町時代から江戸時代の絵巻物を見ていると、実に様々な妖怪が登場し、しかも怖い筈の妖怪たちは絵巻物の中でどこか愛嬌があり、憎めない存在だ。
小さい時は、『ゲゲゲの鬼太郎』は苦手で怖いからあまり観ないようにしていたのに、古典に登場する妖怪や京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」長編推理小説を愛読するうちに、いつの間にか妖怪好きになっていた。

展覧会構成と感想は次の通り。

第1章 水木しげるの妖怪図鑑
88種の厳選された妖怪の原画や立体(ブロンズ)がミッチリ展示されている。全ての妖怪について、特徴を簡単にキャプションで説明しているため、全てをしっかり読んでいるとかなりの時間を要す。混雑していると聞くが、キャプションを読んでいるため、列がなかなか進まないのだろう。

お馴染の「一つ目小僧」「提灯お岩」「百目」などや懐かしの「口裂け女」などの妖怪もあれば、知らない妖怪も沢山。「コロボックル」が妖怪として登場していたのは意外だった。あれは妖怪だったの?私はてっきり妖精だと思っていたのだが。。。佐藤さとるさんのコロボックルシリーズ愛読者としては、ショックだった。イメージがやや崩壊。

第2章 鬼太郎の秘密

この章では人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』が生まれたきっかけを原画やパネルで紹介。当時の出版物も展示されていたと記憶しているが、作品リストには掲載されていない。

この展覧会では作品リストだけでなく「観賞用ワークシート」(A3二つ折り)が用意されているが、ワークシートの出来栄えがすこぶる良い。
それによれば、第2章は『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクターにせまろう!!と記され。登場キャラが紹介されている。
冒頭に書いた通り、私はTV版はもちろんマンガ連載中のものも読んでいないため、鬼太郎についてそれ程詳しくない。それでも、鬼太郎のお父さんやお母さんのキャラを見て、「そういえば、このキャラを見たことがある」と思いだした。目玉おやじやねずみ男、子泣き爺、ねこ娘あたりは、さすがに知ってたけど、目玉おやじが鬼太郎の生まれる直前に死んだ父親の死体からこぼれ落ちた目玉だったとは。
更に、連載マンガではラストシーンで南の国で鬼太郎は、現地の女性と結婚する。えっ、そうだったの的な私にとっては鬼太郎トリビアなコーナーだった。
南の島に行くあたりは、水木しげるが戦時中南洋諸島で従軍していた経験によることから発想されたのではないかと解説にあった。

傷痍軍人であった水木しげるの人生についても年表などと共に若干紹介されている。

第3章 江戸時代の妖怪たち

ここでは、江戸時代に描かれた妖怪の作品、浮世絵や絵巻が紹介されている。
3期に分けて、期間限定展示の作品が多いので、お目当ての作品があれば、その展示期間に注意が必要。私はA期間(7/31~8/29)の展示作品を鑑賞した。

浮世絵は、国芳や北斎の「百物語」シリーズなど何度か目にした作品も多かったが、月岡芳年「百鬼夜行」川崎市民ミュージアムや小布施の高井鴻山「酒宴妖怪図」「雨中妖怪図」小布施町高井鴻山記念館、「もののけ図」中右瑛氏蔵、は初見。

絵巻は「神農絵巻」「付喪神絵巻(非情成仏絵)」岐阜・崇福寺や西尾の岩瀬文庫蔵「百夜行之図」など出、版本と合わせて展されているが、こちらは既に観たことがある作品も多くちょっと物足りなかった。
Bの展示期間(8/31~10/3)には、伊藤若冲「付喪神図」が展示される。

これで一旦展覧会は終了だが、この後に待ち構えるのは模型展示「ゲゲゲの森の大冒険」コーナーで、水木原画を立体化した妖怪たちがオバケ屋敷宜しく登場する。
子供たちは大騒ぎで大人気のコーナー。と言いつつ私もかなり楽しんだ。


常設展示では、関西では初お目見え?束芋の「dollhullouse」や金氏徹平展「GHOST IN THE MUSEUM」の特集展示もあり。後者は、作品を触って鑑賞するという試みを行っている。
私の一番のお気に入りは、金山平三《夏の海》だった。この季節に相応しい作品。

*10月3日まで開催中。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。