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「高島野十郎と同時代作家展」 銀座美術館

takashima

銀座美術館と聞いてピンと来る方は相当な美術通かもしれません。

かくいう私も銀座に美術館があるなんて今回の展覧会で初めて知りました。
場所は、銀座和光の裏手、シネスイッチの道を挟んだ向かいに入口があります。
NPO法人文化芸術機構が主催しておられるようです。銀座美術館についての詳細はこちら

現在、この銀座美術館で「高島野十郎と同時代作家展」が9月11日(土)まで開催されています。
高島野十郎(1890-1975)は、福岡県出身の画家でろうそくを描いた絵などの写実的な絵画で知られたのは没後のこと。東京大学農学部水産学科を首席で卒業し、数年後、もとより望んだ道であった絵画の制作に専念します。独学で学習するも1929年に兄の援助もあり渡欧しルネサンス期の画家の作品に影響を受け、帰国。85歳で亡くなるまで、終生家族を持たず、画壇とも一切関わらず隠者のような孤高の人生を送りました。

2003年に柏市(柏市にアトリエを構えていた)、2006年に三鷹市で回顧展が開催されましたが、私はいずれも拝見できておらず、福岡県立美術館や国内の展覧会で出品される作品を数回拝見しただけです。

今回は高島野十郎作品の作品約30点と同時代作家として藤田嗣治、児島善三郎、梅原龍三郎、中川一政、岸田劉生、荻須高徳らの作品と紹介するものです。
しかしながら、銀座会場はやや手狭なため、上記の同時代作家の作品は通常スペースにはなく、奥の執務室に展示されていたため入りづらく、こちらは拝見しませんでした。

30点もの野十郎の作品を観るのは初めてですが、終始一貫して作風に変化がないように思われました。
「蝋燭」の絵だけでも4点程あったでしょうか。
モチーフとしているものにも偏りがあり、蝋燭の他には月や静物主題、例えばリンゴやブドウといったものが多く扱われています。

以下印象に残った作品タイトルを挙げます。
・「林辺太陽」1967年
・「流」1965年
☆「からすうり」
☆「静物」1955年
・「雨-法隆寺塔」
・「夕方」1961年
・「満月」1963年
・「パイプ」
・「リンゴとぶどう」
☆「静物」
・「柿」
・「山辺の春」1949年
☆「月」
・「雪景」

☆印は特にお気に入りです。

「月」は、画面半分を覆う黒い木々の上にぽっかりと白い月が光をたたえています。
辺りの空気や静けさがこちらにまで伝わる静謐な画面でした。
「雪景」はスーラの点描を思わせるような細かな筆致で、雪が白い小さな丸で延々と描き連ねられており、非常に緻密な描き込み、それはどの作品にも言えますが、本作品でも人影はなくただただ静かに降り積もる雪景色。

高島野十郎の作品には禅的な要素や抑制のきいた「静」を感じます。
作品を観ていると、いつの間にか自分の心も静まってくる、そんな力が作品にありました。

なお、作品リストはありませんが展示作品の図録(1000円)が販売されています。

*9月11日(土)まで開催中。入場無料。会期中 日・祝無休 18時閉館です。

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?島野十郎と同時代作家展 【銀座美術館】

今日も銀座の美術館巡りの記事です。ポーラミュージアム アネックス ⇒ 松屋銀座 と観て周った後、松屋銀座のすぐ近くにある銀座美術館で...

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21世紀のxxx者さま

こんばんは。
もう少し、作品の配置に間隔が空いていればよかったのですが、
贅沢を言っては駄目ですよね。
静かな雰囲気に浸りたかったのですが、彼の作品は1対1の方が
上手く対話できるような気がしました。

No title

こんにちは
私もこの展示で初めてこの美術館に訪れました。
しょっちゅう近くを通っていたのに今までまったく気づきませんでしたw

この画家は静かで内面的なものを感じさせる画風に思いました。結構好みの作品が多くてよかったです^^
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