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「開館10周年企画展 印刷博物館10年のあゆみ」 印刷博物館 はじめての美術館76

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印刷博物館で9月23日まで開催中の「開館10周年企画展 印刷博物館10年のあゆみ 文字と図像による印刷美」に行って来ました。

印刷博物館は、東京文京区のトッパン小石川ビルにあり、凸版印刷株式会社が母体となって運営している博物館で、同社創立100周年を記念し、2000年す。以前から、面白そうな企画展を開催されているので、行きたいと思っていましたがなかなかその機会がありませんでしたが、漸く行って来ることができました。
地下1階に広がる広大なスペース(本当に広くて驚いた!)は常設展示コーナー、企画展示コーナー、印刷工房「印刷の家」、そして東京国立博物館でお馴染のトッパンシアターが鑑賞できるVRシアタールームまで併設されています。注意:VRシアターは土日と、土日に続く祝日のみ上映(9月23日の上映は恐らくないと思われます。

印刷博物館の公式サイトに掲載されている、活動方針は以下の3つ。
1.広く世界の印刷を視野に入れながらも、日本/アジアの印刷に重点を置いた活動を行っています。

2.「かんじる」「みつける」「わかる」「つくる」といった体験を通して、印刷との関わりを自然に発見できる博物館を目指しています。

3. いままでの技術中心の印刷研究に加え、文化的側面からのアプローチを積極的におこない、「印刷文化学」の確立を目指しています。

噂には聞いていましたが、常設展示だけでもかなりの物量と丁寧な解説機器で、いつの間にかどんどん時間は過ぎて行く。あっという間に1時間は遊んでいました。
印刷のイロハと歴史が、様々な資料によって理解と体験できます。

私がはまりにはまったのは、「活字パズル」。
多分このパズルで20分くらいは遊ばれていたと思う。モニター画面に現れる言葉の通りに、四角の積木のような活字模型を組んで行く。ただ、それだけのシンプルなパズルなのに、全然できない!
制限時間内にクリアできた数によって、初心者、中級、上級とランク分けされるのだが、多分5回はやって結局初球をクリアできない。

ポイントは、活字模型なので反転していること!

これが、やってみると上下反対になっていたり、画面モニターと全く同じ順に組んでいたり。
係の方があまりに長時間パズルと格闘する私を見かねて、「機械の調子が時々悪くなることがあります・・・。」と声をかけて下さったが、調子が悪いのは私の頭の方だと思った、いやこれが実力か。

博物館の学芸員さんのブログに模型画像があります。ご参考まで⇒http://www.printing-museum.org/blog/?p=1675

活版印刷体験で、コースターを作れるようだったが、こちらは開始時間と上手く合わなかったので諦め。

常設展示を満喫した後、企画展示へ。
10年間に開催された企画展(年に1~2回)をダイジェスト版にして、まとめて紹介している。
展示作品数はダイジェストだから少ないのが、残念だったが、展覧会の概要は十分つかめた。

すごく観たかったのは、以下の企画展。

2002年「ヴァチカン教皇庁図書館展」書物の誕生:写本から印刷へ

常設にも展示されていた聖書の装飾美とデューラー黙示録の版画、1498年の活版印刷の特大サイズ。刷りの良さと言ったらもう、ため息モノ。活字体の美しさにも心奪われる。
日本の仏経典も平家納経を代表とする、装飾経の美も素晴らしいが、西洋においても紙モノにおける宗教美術展開はすさまじいものがある。いずれも根本は宗教美術であることに変わりはないが、発露の表現方法の違いが興味深い。

2001年 「シネマ・オデッセイ-映画ポスターの20世紀

お願いだからもう1回開催して欲しい。これは観たかった。数枚のポスターしか展示されていなかったのは残念。
図録も完売(涙)。

2002年 「1960年代グラフィズム」

これも、すさまじい物量の展示だったらしい。前期後期とで総入れ替えしたとか。1960年代のグラフィックデザインに焦点を当てている。横尾忠則さんや宇野亜喜良さんのポスターなど、図録見ているだけで、涎が。。。

2003年 「ブックデザインの源流を探して チェコにみる装丁デザイン」

チェコのヨゼフ・チャペックやらチェコ・アヴァンギャルドの装丁を中心とした展覧会。どうもチェコには弱くて、やっぱり好きなんだなチェコデザイン。現物が観たかった。

2007年 「美人のつくりかた-石版から始まる広告ポスター」

先日、三菱一号館美術館で「三菱が夢見た美術」展で観たばかりのビール会社のポスターや日本郵船のポスターがぞろぞろ展示されていらしい。今回はそのうち4枚くらい。でも、赤玉ポートワインのポスターが観られて良かった。このポスター何度観ても印象に残る。当時セミヌードのポスターは型破りであっという間に街中から盗まれてなくなったというのも頷ける。肝心のワインの売れ行きは如何だったのだろう。もちろん、北野恒富のポスターも図録に掲載されている。

2008年 「デザイナー誕生:1950年代日本のグラフィック」

2002年の「1960年代グラフィズム」の続編だと思われる。50年代に焦点を当ててグラフィックデザインを回顧する。この調子で1970年代と1980年代あたりも振り返っていただきたい。開催が待ち遠しい。

図録が欲しいなと思って、1階のミュージアムショップへ向かった所、9月末まで図録が千円均一のセール中。10周年記念だから千円で設定したとサイトに記載されていた。
ここに記載した企画展のうち、既に完売の映画ポスター展以外の図録は買ってしまった。
実物を見ていただければすぐにお分かりいただけると思うが、定価の半値以下で質・量から言っても最高。
この分野に関心がおありの方なら、ぜひともご購入をオススメする。通信販売も可能で、5冊買っても送料は350円。「本当に有難うございます。」とこちらの方が御礼を申し上げたくなった。

図録についての詳細はコチラ(ミュージアムショップのサイトへ)。

図録以外にも、こだわりの封筒やお値打ちなのに丈夫なトートバック、アイディアと他では決して販売されていないオリジナルグッズが沢山ある。普段、ミュージアムグッズにはあまり関心はないが、ここだけは別。食指が動くものがいくつもあって見ているだけでも楽しい。

印刷物博物館の企画展は9月23日まで。
その後、企画展示室は9月24日(金)~2010年10月1日(金)休室になります。ご注意ください。

また、2階のカフェとレストランは日曜に完全休業するため、こちらもご注意ください。

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