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「NIPPON ARTNEXT」 京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス

artnext

京都造形芸術大学・東北芸術工科大学の外苑キャンパスが明治神宮外苑に完成した「こけら落とし展」として、9月23日から1週間にわたり「NIPPON ARTNEXT」展が開催されています。
詳細はこちら ⇒ http://gakusha.jp/artnext.html

この展覧会では、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学の「卒業生・学生精鋭」作品・約40点に加え、両大学で教鞭を取る、椿昇、ヤノベケンジ、名和晃平、三瀬夏之助ら強力なアーティストによる作品が展示されています。
また、参加無料の多彩なオープンプログラムとして毎日シンポジウム「NIPPON ARTNEXT TALKING&MEETING」も開催。

初日の今日は、浅田彰×椿昇×後藤繁雄のお三方によるシンポジウムがあったので、こちらをお目当てに早速行って来ました。
シンポジウムは約2時間、話題は様々でしたが、瀬戸内芸術祭に行く何十万人の人が、「1人5万円の作品を買えば、アーティストやアート業界は大きく変わる。」「京都造形大の卒展は、京都市美術館では来年開催しない。大学内で行う。壁に釘を打ってはいけない、5時に閉館だの保守的、閉鎖的過ぎる。今年の卒展では5万円以内で購入できるような作品も学生に準備させるつもり。プライスリストがあれば面白い。」など椿昇さんの発言が忘れられない。
後藤氏は、先日六本木で開催されていた「TOKYO PHOTO 2010」について、「ほとんどの作品が売れているギャラリーもあったけれど、実はあれは個人が購入したのではなく、同じ業者が転売目的で購入している。個人はほとんど作品を買っていない。」「美術大学の教員は、全員作品購入を義務付けるべき。それだけでも作家のモチベーションは上がる。」「作品購入者の会のようなものがあったら面白いのでは」と発言。

3名の方、それぞれがこれからの日本のアートについて日々考えておられることを、僅かでも理解できて良かった。
個人的には、アートを個人が購入するには、作品の値段が高過ぎて安直に手が出せない、ギャラリーの敷居の高さみたいなものの影響が大きいように思う。

まだまだ、興味深いトークが目白押し、特に最終日の「日本画の(NIPPON)を語ろう」などは是非聴講したいのだが、平日15時~18時とあっては無理。残念です。

展示について、ざっと一通り見た中で印象に残った作家さんを挙げて行きます。

・村林由貴(京都造形芸術大学)
彼女は今年、京都造形大学のギャラリーでの個展を拝見してからずっと気になっている。特に画風の変化が著しく、それがどんどん洗練されているので、僭越ながらまた成長されたのではと毎回新しい作品を楽しみにしている。
今回も期待に見事応えてくれている。≪騒々しくも安らかに眠れ≫は、よく体育祭のテントに使うような粗い目のテント生地を下地にしてのペインティング。描かれているのは海の様子なのか。抽象的ではあるが、どうも波やくらげが描かれているように見えた。前述の個展の作品から、また変化している。今回強調されているのは線。前回はストロークやろうけつ染めを思わせるような作品だったが、今回は線が中心。

・根本裕子 (東北芸術工科大学)

根本さんの作品を観たのはINAXガレリアセラミカだっただろうか。
今回久しぶりに作品を拝見したが、やっぱりあの質感がたまらない。思わず触りたくなる。そして、ちょっと不気味な生きもの?たちの表情。次回、もっとじっくり見てみよう。

・堀 健 (京都造形芸術大学卒業生)

≪time record≫ は、磁石とモーター、アルミを使用した彫刻。モーターが動くことで上にのっている円環の砂磁石がもぞもぞと動く。このモゾモゾした動きが、観客に注視を要求するのだ。仕掛けは簡単なのだけれど、美しい。

・小宮 太郎(京都造形芸術大学)

彼は、現在TWS本郷の展覧会にも参加している。この展覧会については、次回アップするつもり。TWS本郷では2作品出展されていたが、今回は1室まるごと使用したインスタレーション。オラファー・エリアソンばりの力の入った光の作品。これは、2方向を眺めてみると、それぞれの良さがある。もう少し、作品に大きさが欲しい。美しいのだけれど、やや迫力不。

・水原 早紀 (京都造形芸術大学卒業生)

≪天空の華≫は、巨大な蓮華をモチーフにした正統的な日本画。上手い。

・吉田恵美 (京都造形芸術大学卒業生)

≪Cosmography≫は、ボールペンによる細密画なのだが、一見すると彫ってあるように見えた。曼荼羅みたいに美しい。

・森 紗矢佳

≪脈≫は、山脈の脈なのか、人の脈なのか、彼女の作品は今年の5月に「ART AWARD TOKYO 丸の内2010」で観た記憶があるが、今回の作品の方が、迫力がある。バックの黒が、色の脈を美しく見せ、刺繍のカラフルな糸が小山を作っているような、小さなものを拡大したような印象。

・三瀬夏之助

新作は13メートル超級の巨大屏風。トークイベント雛段の上に展示されていたので、講演の最中、じっくり眺めた。今までの屏風絵の中で一番好き!
今回の屏風の印象を一言でいえば、宇宙の始まりビック・バン。
これまでの作品より、シンプルになって、より一層画面の美しさを感じる。上部のブルーが深い。星雲なのか、雲のようなもこもことした動きの表現。とても良かったです。10月末に予定されている神楽坂のイムラアートギャラリーでの個展も期待。

・名和晃平

今回はドローイングを公開制作中。初日ということでまだまだ作品は制作途中で、これからどうなっていくのかを見守りたい。名和さんご自身の公開制作ライブが26日昼頃から予定されている。

他に、ヤノベケンジさんの≪ラッキードラゴン≫(注:今回、火は吹きません)や椿昇さんの死装束をまとったマイケルの作品や巨大ペインティングあり。

会場は、JR信濃町駅から徒歩5分程度です。

*9月30日(木) 10時~18時 入場無料です。

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「NIPPON ARTNEXT」が9月23日から開幕です。

10月31日までの瀬戸内国際芸術祭。 現在も沢山のお客様が訪れているそうです。 私も何度もあの時の感動を本をみたり写真をみたりして...

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