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「ヘンリー・ムア 生命のかたち」 ブリヂストン美術館

moore

ブリヂストン美術館で開催中の「ヘンリー・ムア 生命のかたち」に行って来ました。

本展では、ヘンリー・ムアの彫刻に加えて、パステルや水彩、リトグラフなど40点の紙作品を紹介している。

ヘンリー・ムアは、イギリスの彫刻家で誰しも彼の彫刻をどこかで一度は見たことがあるのではないだろうか。
代表的な作品としては≪母と子≫≪横たわる人体≫と、生涯を通じてこれらのテーマで作品を制作してきた。

私が一番興味深かったのは、ストーンヘンジへ行って制作されたというストーンヘンジシリーズのリトグラフ作品であった。
ムアは、版画であればリトグラフより細い線を描くことができるエッチングを好んだというが、ことストーンヘンジを表現するにあたっては、一旦エッチングで制作していたが、リトグラフへ変更している。ストーンヘンジの石という素材のざらざらとした面での質感を表現するには、リトグラフの方が適していると思ったという。

そして、その選択は見事に成功していた。
会場には、エッチングとリトグラフ両方のストーンヘンジシリーズ19点が展示されているので、両者の違いをよく見て感じることができるだろう。エッチングは線の本数を少なめにして輪郭をかたどろうとしているように見えたが、リトグラフへ移行すると、ストーンヘンジ全体の歴史の重みさえも紙面に表現されている。

やや暗い照明の中で一覧のストーンヘンジの作品を通して眺めて行くと、その形、石と石の空間、白で表現した光の射す風景、いずれも素晴らしい。
平面でありながら、彫刻的な版画作品で、時に宇宙的、時間観念を超越した感覚を呼び起こす。

ムアの作品は彫刻しか知らなかったけれど、こんな版画作品もあったとは驚きだった。

最初の展示室にある素描もまた非常に味がある。
特に家族の彫刻の素描は温かみがあって好きだった。

ヘンリー・ムアの別の一面を知ることができる小粒ながらピリリと味のある内容だった。

*10月17日まで開催中。

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