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あいちトリエンナーレ2010 現代美術展企画コンペ 「中川運河-忘れ去られた都市の風景」

「あいちトリエンナーレ2010」の続報です。

「あいちトリエンナーレ2010」では、応募総数204企画(国内139企画、海外24カ国65企画)から9企画を選定して、愛知芸術文化センターアートスペース(G、H、X)の各会場で3期にわたって展示を行っています。

また同企画で長者町会場においても応募総数300を超える作品展示数の中から。12案を長者町各所で展示。こちらは、展示作品によって、展示場所も異なるので開催場所については公式サイトをご確認ください。

今回は愛知芸術センターアートスペースX(愛知芸術文化センター地下2階)で10月31日まで開催中の「中川運河-忘れ去られた都市の風景」についての感想です。この展示、良かった。テーマの選定と映像作品が上手く噛み合って、じ~んと来ます。

キュレーターは田中由紀子、参加アーティストは、平川祐樹、水野勝規、吉田知古の3名。
吉田は写真、平川と水野は映像作品を発表。水野の場合、映像だけでなく、映像作品を使用したインスタレーション作品も展示していた。

中川運河は、名古屋の人なら大方知っているに違いない。Wikipediaによれば、「名古屋港が国際貿易港となるためには鉄道で運ばれた貨物を港まで運ぶ運河が必要と考えられるようになり、名古屋市都市計画事業の一環として建設を決定した。1926年(大正15年)に起工され、1930年(昭和5年)に竣工。」と説明されている。
全長8.2kmの長さで水深約3.0m、かつては汚泥が堆積し問題となっていたが、現在は環境への配慮で排水規制を行い、徐々に水質は良くなってきているようだ。

水源がないため、水の流れはほとんどないらしい。中川運河をじっくり眺めたことはなく、通り過がりや車窓から見たかなという記憶しか残っていない。しかし、若い3人のアーティストによる作品で、地元の景色を改めて見なおす行為が心地よかった。歴史の一端をたどっている感覚とでもいうのか。

平川の2面スクリーンを使した映像作品≪waterfront≫2010年は、ひとつひとつのシーンがとても美しかった。2面では、各スクリーンで異なる映像が流れる(7分ループ)。
これは腰を落ち着けてじっくり見た方が良い。小さな動きのひとつもゆるぎない大切なものだと感じる。

吉田知古(よしだ ともこ)は唯一写真作品を展示していた。
あいちトリエンナーレにおいて、写真展示はとても少ない。志賀理恵子(愛知芸術文化センター)や長者町のマーク・ボスウィックの展示ぐらいではないか。ここで、写真に出会えたのは嬉しい。
円形にカットしてぶら下げたり演出は凝っていたが、個人的にはもっとストレートに見せて貰った方が良かった。

水野勝規は≪waterfront≫16分ループ2010年、≪neon≫2010年の2点。
後者が映像インスタレーションで、ドラム刊の中を覗くと、そこには・・・・。ちょっとした驚きがあるので、ぜひ実際に出向いて見て欲しい。
水野は京都芸術センターで10月24日開催中の「panorama」展にも参加し、複数の映像作品を展示し、存在感を放っていた。

運河沿いの風景と自然のうつろいを静かに写す≪waterfront≫2010年。こちらの方は≪neon≫と比較すると、繊細でインパクトに欠ける。もうひと工夫できなかったかな。そのあたりは、京都の展示で見事にクリアされていただけにちょっと残念。

水野の作品を同時期に京都とあいちトリエンナーレの2会場で観られたのはラッキーだったと思う。

あいトリでは他にも現代美術展企画コンペ作品があるので、お見逃しなく!
この企画楽しいです。全部を観られなかったのが残念。

*C日程が10月31日までです。

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