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「青山二郎の眼」展  世田谷美術館

青山次郎

1泊2日東京の予定が、予期せぬ台風の到来で日帰りとなり、結果、会期終了が近い青山二郎の眼に行ってきました。

アートの中でも陶磁器関係は私がもっとも苦手とする分野。
いつもだったら、素通りに近い形で鑑賞し印象に残る作品もまずないのが通常です。

しかし、本展は全く違いました。

のっけから今回のチラシにも使用されている「白磁鳳首瓶」(写真上段右から2番目)にやられてしまったのです。
白磁というのは、こんなにも凄かったのかという驚き。
写真では決して感じることができない白磁の肌合いが何とも言えない凄みを発揮していました。
本展では骨董の「枯れた美」というのを一貫して感じます。

新品の器では見られないような「枯れ」の良さ。


展覧会を進んでいくと、もう息をのむような作品が目白押し。

特に第2章の「李朝の美」では「白袴」(写真下段中央)はじめ、白磁の美しさがこれでもかこれでもかという具合に迫ってきます。

この展示を見ているうちに、青山次郎の美の何たるかを漠と感じ始めたのですが、結局青山二郎も書いているように、ふわふわとしてつかみどころなくもやもやとしているのです。

美とはただそこに在るだけ。

二郎は語ります。


もう1つ、本展で感じたことは気に入った作品は見るものに語りかけてくるようです。
何点か私に語りかけてくる作品に出会いました。
写真はそのうちの1つ「玳玻釉点斑文碗」。

黒茶碗


中にある点々を見ていると、無限の宇宙のような。


陶磁器の図柄の良さ、素晴らしさが今まではピンと来ませんでしたが、青山二郎は見事にこれを本の装丁に活かしていました。
この装丁を見て私も図柄のデザイン性に気付いた次第。
今後はこんな観点から陶磁器を鑑賞できそうです。

本展の図録も見事に青山二郎の作品を昇華しています。
写真も良いし、解説が別冊になっているので重くない。
気軽に気の向いた時に手に取れそうです♪

「青山二郎の眼」はMihoMuseumから巡回が始まっていたのですね。
MihoMuseumが携わる図録は質の高いものが多いです。

図録



*青山二郎の眼は8月19日まで世田谷美術館で開催中。

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青山二郎の眼 展

青山二郎の眼 展2007年6月9日から8月19日世田谷美術館静嘉堂文庫から東急バス(路線図、時刻表はこちら)に乗り、世田谷美術館へ。前回、五島美術館から静嘉堂文庫、そして世田谷美術館と回った時は、全部の区間を歩いたのだが、今回は静嘉堂文庫から世田谷美術館の区間につ

「青山二郎の眼」展 ・世田谷美術館

ついに、青山二郎の全貌との対面、ドキドキワクワクで行ってきた。それも、世田谷にお住まいのFさんとご一緒に。そぼ降る雨の中、紫陽花もふるふるして可愛らしい盛りを見せてくれた。眼福、腹福、こんな至福な時を過ごせて、最高にしあわせ!!!

コメントの投稿

非公開コメント

紫さま

こちらこそ、コメントいただきありがとうございます。
京都で紫と言えば、紫式部と源氏物語を思い出します。
素敵な、ニックネームですね。

「青山二郎の眼」展は、箱も中身も秀逸です。
図録だけでも、十分雰囲気を味わえると思いますよ。

ぜひ、感想をアップしてください。

memeさま

紫です。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
明日、連れ合いが仕事がらみで上京するのですが、「青山二郎の目」展に行くのを楽しみにしています。
私も一緒に行けないのが残念でたまらないのですが図録のおみやげを楽しみに留守番です。

らすから様

こんにちは。

仰るとおり、素敵な出会いでした。

陶磁器の良さというものが、初めて何となくですが
分かったような。。。

今度は大阪で開催されている「安宅英一の眼」展を
「眼」&「陶磁器」つながりで見ようと思っています。
比較して見るのも楽しいかと。

ak96様

コメント&TB、ありがとうございます。

これからも宜しければお立ち寄りください。

あべまつ様

慈愛とはまた深いですね。
感銘の度合いが推し量られます。

陶磁器の良さはまだまだ私にはつかみきれませんが、これを機に見方を変えられればと思っています。

あべまつ様がこれからも良い器と出会えますように。

こんばんわ。
東京への日帰りとは、このことだったんですね。

僕も陶磁器のことは、よくわかりません。
でも、memeさんのレポートを拝見していますと、
なんだか、その“良さ”が伝わってくるようです。

東京の世田谷で、“素敵な出逢い”をされたようですね。

こんにちは

はじめまして。
TBさせていただきました。

青山 二郎

memeさん、こんばんは。
私はこのうえなく陶磁器が好きなのです。
難しいことはわかりませんが、
ひたすら惹かれてきました。

二郎の目線の確かさと、温かさが伝わります。
誰のためにじゃなくて、無償の愛すら感じる
李朝のやきものに、慈愛を感じているところです。
大げさかもしれませんが、そんなこと感じてます。

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