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Takuro Ishii Viewpoints into the substance Takuro Someya Contemporary Art

Takuro Someya Contemporary Art(TSCA)で開催中のTakuro Ishii Viewpoints into the substanceに行って来ました。
ギャラリーWEBサイト⇒http://tsca.jp/

石井琢郎は、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程終了。在学中から一貫して、石彫の大作を中心に難しい素材の表現に挑み続けてきた若手でも貴重な存在とのこと。

実は、久しぶりにTSCAに行ってみようと思ってのぞいてみたら、当たりでした。

まず、ギャラリーのドアを入ると、目の前に超巨大な白い石膏の塊が。「前に進めない・・・。」ギャラリーの横幅ほぼ一杯、天井の高さギリギリまである巨大なオブジェが行く手を阻んでいます。
何とか人一人が通れるオブジェの脇を抜けると、普段のギャラリー受付が見えて来て、なぜか安堵。
反対側に回って、漸くオブジェの全貌が判明しました。
TSCAのWEBサイトトップページに画像がありますが、巨岩をかたどった高さ3m奥行き3mの石膏オブジェで、中は空洞。
空洞内部のゴツゴツザラザラした質感が良い感じ。

奥には、石や石の形をした紫色の樹脂の彫刻が展示されています。

石彫の作家さんなのだとここに至って理解できました。
若手の彫刻家による石彫作品はあまり見かけません。記憶にあるのは昨年の卒展くらい。
彼の石彫は彫刻と一見分かりづらいものがあります。
ぱっと見は「石」そのもの。
樹脂のものは、石を型どりして制作したのでしょう。
紫色の樹脂製オブジェは巨大なアメシストを思わせます。

しかし、個人的に惹かれたのは、本当の石を人間業とは思えぬ作業で中をくり抜きギリギリの薄さまで削った石彫の数々でした。
大きさはいろいろですが、大きいものだと制作期間はいったいどれだけかかっているのか。
4ヶ月はくだらないのでは?

奥のスペースには小さなものが置かれていますが、最初、石に鏡が付いているのだと思ったら、よくよく見ると小さく穿った穴だったり。意図的に創られた極小の穴が鏡のように見えたのです。

石そのものの存在感を維持しつつ、中身は空っぽという相反するこれらの作品に魅了されます。そもそも古来より、日本人は「石」を祀り信仰の対象とした民族です。2007年に奈良国立博物館で開催された「神仏習合展」の冒頭にあった≪石造須弥山≫を思い出しました。

恐らく、作家が彫刻素材とした石たちは数ある石の中から、その審美眼を通して選び抜かれたはず。
石そのものの表情や色、雰囲気も併せて感じることができます。石彫からは、どこか霊験や無限の時間が伝わって来ました。欲しいと思った作品です。

*10月30日まで開催中。

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