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「大津 国宝への旅」 大津市歴史博物館

ootu

大津市歴史博物館で11月23日まで開催中の開館20周年記念企画展「大津国宝への旅」に行って来ました。

この展覧会、結論から申し上げると素晴らしいです。
何しろ、前期・後期合わせて国宝35点、重要文化財55点で大津の名宝を史上最大規模で展示。
チラシにある「えっ、国宝がこんなに!」は思わず私も同じことを呟いてしまったほど。

大津市歴史博物館の秋の企画展は、毎年とても力が入っているのですが、今回はさすが開館20周年記念だけあって、これまで以上に充実した内容でした。
展示空間もこんなに広かったっけ?と思った程です。

展覧会構成は次の通り。
第1章 珠玉の古文書と大津ゆかりの祖師
第2章 工芸と歴史資料
第3章 絵画の魅力
第4章 み仏の祈り 仏像の美
第5章 曼荼羅 (前期のみなので、今回は後期展示だったため拝見できず)
第6章 不動明王(前期のみ)
第7章 顕教の美(後期のみ)
●秘仏開扉 大半は前期のみの展示 後期は1点のみ
●六道の世界 11/2~23まで

近年、三井寺展の開催もあったため、秘仏と言われる黄不動や智正大師坐像などはその時拝見していたので、後期展示に的を絞っていた。
展示作品リストはこちら(PDF)→http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/image/201002/otsukokuhou0914.pdf
後期展示の最大の見どころは何と言っても最後の「六道の世界」だと思う。

何しろ、聖衆来迎寺の絹本著色の六道絵は全部で13点、うち1点の「人道四苦相図」のみ11/6~23までの展示だったため、拝見できなかったが、残り12点はしっかと拝見して来た。
本来六道絵は、15点あり、今回出展されていない2点「畜生道図」と「阿修羅道図」は写真パネルでの展示。

しかし、12点いずれも、素晴らしいというのはやや不適切な表現かもしれない。
世にも恐ろしい様々な地獄絵があの手この手で描かれる。
①閻魔庁図
②等活地獄図
③黒縄地獄図
④衆合地獄図
⑤阿鼻地獄図
⑥餓鬼道図
⑨人道不浄相図
⑩人道四苦相図(1)
⑪人道四苦相図(2)
⑫人道無常相図
⑬天道図
⑭譬喩経説話図
⑮⑮優婆塞戒経説話図

いずれも鎌倉時代のものですが、彩色もよく残り、人物表現、鬼の様子、姿形、動きいずれも精細に描かれて、一層怖さが増している。
こんなすごい仏画があったのかという驚き、これまで観た記憶がないのか、数点は拝見していても、ほぼ全作品がそろうのはまたとない機会。

また作品の解説に異時同図であるため、どういう順番に地獄に落ちて行くかも図入りで解説されているので分かりやすい。

他に絵画で感心したのは、同じく聖衆来迎寺所蔵の「絹本著色揚柳観音図」高麗時代の仏画と「法華経」(色紙金銀箔散)平安時代、「絹本著色阿弥陀八大菩薩図」延暦寺・滋賀院蔵 挑戦高麗時代。
つい先日、韓国国立中央博物館で開催中の「高麗仏画」に出展されていても決してひけをとらない名画。
特に、水月観音とも言われる揚柳観音図の美しさ。本場ソウルで観た類似作品と同レベル。

「紙本著色 石山寺縁起絵巻」のうち第3巻、第5巻が出展。もちろんこれも国宝です。

仏像群も忘れるわけにはいかない。
今回一番惹かれたのは「木造十一面観音立像」盛安寺蔵と「木像地蔵菩薩立像」大津市内現存最古の地蔵菩薩と言われている作品。更には、「木像愛染明王像」「木造四天王像」がお待ちかね。特に「四天王像」に組み敷かれている邪気の様子が茶目っ気たっぷりなのが気に入った。

会期末に向けて11月16日~は延暦寺の「金銅経箱 叡山横川如法堂埋能」平安時代(国宝9や前述の聖衆来迎寺の「人道四苦相図(1)」が展示を待っているので、ぜひぜひお出かけください。

なお、常設展示に海北友松の屏風絵もあり、こちらも見逃せません


*11月23日まで開催中

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