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松江泰治 「survey of time」 TARO NASU

matsue
ALTIPLANO 100676
2010 video

TARO NASUで11月20日(土)まで開催中の松江泰治 「survey of time」に行って来ました。

今回の個展では、1980年代頃から撮影された初期のモノクロ写真作品と、最新作の映像作品7点が展示されています。
松江泰治のプロフィールはこちら(ギャラリーの公式サイトへ)。

昨今、写真家の方のトークなどに参加すると、「これからは写真だけでなく映像制作も視野に入れている」という発言を耳にすることがあります。
確か鈴木理策さんも、横浜のlanClassでのトークで以前そんなことをおっしゃっていました。

松江さんのお名前は存じていたものの、実際にプリントを拝見するのは初めて、ましてや最新作の映像も初見。

元々、東京大学の地理学科で航空写真で地学の研究をされていて、その後、森山大道氏の写真に強い影響を受け、写真家を目指すことになったそうですが、今回展示されている初期のビンテージプリントは、森山氏の影響を僅かに感じる、都市や日常でのスナップ風のモノクロ風の写真が並んでいました。
特に、注目したのは影の取扱方。初期プリントでも影を意識した写真が多かったように思います。対象をひとつひとつ丁寧に捉えている印象を受けました。

対して、映像作品は以前、写真集で拝見した松江泰治さんらしい作風、上空から俯瞰した写真を映像化していて、非常にゆっくりとした動きがある点が写真にはない魅力。
サイレンスでループ映像なので、どこから見ても構わないし、ストーリーがある訳でもない。

例えば、病院やカフェなど待ち時間を持て余してしまうようなスペースにこの映像作品があると、とても癒されるのではないだろうか。
私の好みは、階段を下りて一番最初にあった白っぽい映像、あれは雪景色だった?工事現場だった?のと、イギリスのような牧草地帯にのんびりと家畜が行きかっている映像、そして、一番奥の展示室にあったチリのお墓の遠景映像、この3つがとても良かった。

逆に意外だったのが、同じく映像で市井の猫を被写体にした映像。
思わず赤瀬川源平さんの写真を思い出してしまうような、のんびりとしたそして俯瞰していない等身大の映像だった。どこにでもありそうな日常の光景。この映像作品の対面に初期のビンテージプリントが展示されていて、モノクロ写真がそのまま映像化されたように両者は連動しているように感じた。

奇しくも、前述の鈴木理策氏と松江泰治氏は同じ1963年生まれ。そして、もう一人同年生まれの鷹野隆大氏、2人の写真評論家(倉石信乃、清水穣)らと12月11日より恵比寿のNADiff a/p/a/r/tにて『写真分離派宣言』なる展示とイベントを行う。

松江氏と鷹野氏のトークは2011年1月30日[日] 15:00 - 17:00 に開催。

こちらの展示も楽しみである。

*11月20日まで開催中。

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