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「福田平八郎」展  松坂屋美術館

平八郎


連休最終日、松坂屋美術館で14日から開催している「福田平八郎」展に行ってきました。

この展覧会は先にあった相国寺「若冲展」の際、京都国立近代美術館で開催されていたので、既にご覧になった方も多いことでしょう。

私も見たいと思っていましたが、巡回で名古屋に来ることが分かっていたので我慢我慢。
漸く見ることができました。

冒頭のチラシにある「竹に雀」を最初見た時は、カラフルにデザイン化して対象を描く人→「近代日本画のグラフィックデザイナーのような人?」というイメージを持ちました。

しかし、どうやらそのイメージは少し違っていたようです。

作風が時代と共に変遷していくので、定義付けは難しいのですが、デザインというより具象からシンプルを目指していた印象を受けました。


例えば「鮎」。

福田は「鮎」や「鯉」を作品の中にたくさん登場させています。
特に「鮎」は作品の時代と共にどんどん描き方が変わっていきます。

最初は精緻に、色や形もそっくり。
写生にこだわったという福田の真骨頂を発揮しています。

しかし

晩年になると本人の「もっとシンプルに描きたかった」というコメントにもあるように「鮎」が長方形化していきます。
背鰭、胸鰭も長方形というか平行四辺形のような形になってました。
具象ができたからこそ対象をシンプルに描くことができるのでしょうか。


もう1つ。

福田平八郎の作品は色が美しい。
岩絵の具の青や緑は本当に清々しくてキレイだな~と感じ入りました。
夏にはぴったりの作品。
青も緑も緑っぽい青やら、黄色がかった緑、深い濃緑やらいろいろです。


冬の雪景色や「雨」を題材にした作品もありましたが、それらのほとんどは灰色、白、黒のみが使用されカラフルな作品と対照的でした。


・・・とここまで書いて最後に気に入った作品を並べようと思ったのですが、前とのつながりがないことにはたと気付きました。
困ったぞ。


好きだったのは初期の作品二つ。

「仔犬」
「朝顔」

「仔犬」は、2匹の仔犬が丸まって1匹がもう一匹に潜りこむポーズと愛らしい顔立ちにメロメロです。

「朝顔」は最近気になる投げ入れのお花につながるような作品。
朝顔をこんな風に生けたらいいだろうな~とまさに生け花を眺めるように鑑賞しました。


「漣」などの名作を挙げず、しかも色が素晴らしいと語っておきながらこの2作品。
人の好みとはこんなものです(諦観)。


松坂屋美術館での展覧会では会場の大きさの関係もあってか、京都で出されていた作品全ては見ることができませんでした。

そして、作品リストがなかったのが残念です。
コピーで良いから作品リストが欲しかった。


最後にミュージアムショップで絵葉書を見たのですが、実際の作品とあまりの違いに愕然とし買いませんでした。
岩絵の具の質感、福田平八郎のタッチは絵葉書にしてしまうと安っぽくなってしまいます。

会場には過去例を見ないほどお年寄りが大勢来場されていました。
10時半頃だったからでしょうか?
案外、夕方から夜にかけての方が空いているかもしれません。

*「福田平八郎」展は松坂屋美術館で8月7日(火)まで開催中。
会期中無休で午後7時まで入館可能。

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「福田平八郎」展  松坂屋美術館

連休最終日、松坂屋美術館で14日から開催している「福田平八郎」展に行ってきました。この展覧会は先にあった相国寺「若冲展」の際、京都国立近代美術館で開催されていたので、既にご覧になった方も多いことでしょう。

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はろるど様

こんばんは。

はろるどさんのブログ記事を展覧会に行った後、再度読み直した所、図録と実物の差について書かれており、同感同感と嬉しくなってしまいました。

あれはあんまりですよね。

作品リストについても同様です。
展覧会である以上、希望者には作品リストを渡す美術館側の配慮が望まれます。

な~んて、偉そうでしょうか。

こんばんは。
私は京都で拝見しましたが、今は名古屋巡回中だったのですね。
カラリストとなった晩年には少し付いていけない部分もあったのですが、
まずは中期の雨や新雪に見入りました。

>ミュージアムショップで絵葉書を見たのですが、実際の作品とあまりの違いに愕然

全く同感です。特に今回の展覧会はそうでしたね。色が違い過ぎました。

>作品リストがなかったのが残念

そう言えば京都もなかったかもしれません。
どのような展覧会であれ、作品リストは最低でも用意していただきたいなと思います。

遊行七恵さま

コメント有難うございます。
TBもきちんとできていました。
承認するまで反映しないので、ご心配おかけしました。

平八郎展を見られて本当に良かったです。
この画家のことも知りませんでした。

日本美術も奥深いと思う今日この頃。
もっともっといろいろな作品を楽しみたいですね。

こんばんは
名古屋で開催されるのは知ってましたが、ご覧になられて良かったですね。
本当にわたしもイイキモチになりました。
>デザインというより具象からシンプルを目指していた印象を受けました。

納得です、そのとおりだと思います。
晩年の鮎がとにかくよかったです。
子供の頃には好まなかった平八郎ですが、今では上位にランキングしています。

TBいたしましたが、同じfc2同士でするのは初めてで、ちょっとびっくりな機能がありました。
すみませんがダブってたら消してくださいね。
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