スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「シェル美術賞展 2010」 代官山ヒルサイドフォーラム

SHELL

既に昨日終了してしまいましたが、代官山ヒルサイドフォーラムにて「シェル美術賞展2010」を観て来ました。

今年の入賞作家と作品は、以下シェル美術賞ホームページに掲載されていますので、ご参照ください。
http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/gallery2010.html

また、惜しくも受賞は逃したものの入選された作家の皆さんの一覧はこちら

私が気になった作家さんは次の通りです。

・大坂秩加 「6月6日、明日は遠足」アクリル・色鉛筆・白亜地・キャンバス 島敦彦審査員賞
元々、大坂さんの作品目当てで観に行ったのだが、今回はアクリルと色鉛筆の組み合わせで緻密な描写と描き込み。背景のどんよりした暗さが気になるが、何より怖かったのは洗濯物と一緒に干されている裸の女性。
思い浮かべたのはあの月岡芳年の「奥州安達がはらひとつ家の図」1885年。
背筋がぞくっとする怖さがあった。
個人的にはもう少し明るい作品が好みだが、やはり絵と構成の上手さに惹かれる。

・酒井陽一 「海の空」 シルクスクリーンプリント アルミニウム

・仙石裕美 「8番目の海」 油彩

・黒宮由美 「眼窩の記憶」 鉛筆・岩絵具・ジェッソ・パネル 島敦彦審査員奨励賞
彼女の作品は空間のゆがみと鉛筆と岩絵具のモノトーン世界に、静かな恐怖があった。平面なのに三次元の感覚がある。

・石山浩達 「赤い星」 油彩 家村珠代審査員奨励賞
絵具が滴り落ちる赤さだが、血色ではない。ミニチュアサイズになった人間が赤い渦に巻き込まれて飲みこまれていく。どこか滑稽で、視点がはぐらかされるような感じ。


あとは、作家さんのお名前だけ列挙させていただきます。
村上乃理、内藤亜澄、井上ゆかり、上浦舞、大島尚子、角谷沙奈美、小山直樹、戸田沙也加、村尾成律

グランプリは小野さおり。彼女は今年の群馬青年ビエンナーレ2010でも大賞を受賞しており、絶好調のよう。
確かに、独特の色彩とモチーフの捉え方で一目で小野の作品と分かる個性がある。

こうした公募展を観ていると、作品の流行や傾向が似通って見えて来て、そんな中で画家自身のオリジナリティを出し切ることの難しさを鑑賞者の立場ではあるが、常に感じる。

話はややそれるが、今年のシェル美術賞の審査員のお一人、家村珠代氏は目黒区美術館の学芸員をされていたのではと思ったら、審査員プロフィールを確認して記憶に間違いないことが分かった。
家村さんが企画した小林孝亘さんの初の美術館個展「小林孝亘展—終わらない夏」(2004年)のイベントに参加したのは今でも忘れられない記憶だ。そのイベント(小林さんと巡るツアー)の歳、展覧会担当学芸員の家村さんにもお世話になった。続いて、村田朋泰展—俺の路・東京モンタージュ」(2006年)とこれまた大ヒットの展覧会のキュレーションをされてきた。2009年に目黒区美術館を退職され、現在はインディペンデントキュレーターになられていたとは。これが一番の驚きだった。

*本展は既に終了しています。

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「シェル美術賞展 2010」 代官山ヒルサイドフォーラム

代官山ヒルサイドフォーラム(渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階) 「シェル美術賞展 2010」 11/20-11/28 代官山ヒルサイドフォーラムで開催中の「シェル美術賞展 2010」へ行ってきました。 展示の概要は公式WEBサイトをご参照下さい。 シェル美術賞の概要

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。