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黒田武志作品展 featuring服部滋樹(graf) 「ナマエのないカタチ」 伊丹市立伊丹郷町館

>kuroda

伊丹市立美術館に隣接して伊丹市立伊丹郷町館があります。
ここは、江戸時代に建てられた「旧岡田家住宅・酒蔵」でこちらは国指定の重要文化財、もうひとつは江戸後期に建てられた商家で「旧石橋家住宅」(県指定文化財)から成っています。

これらの旧家屋を利用して、12月12日まで黒田武志作品展 featuring服部滋樹(graf)「ナマエのないカタチ」展が開催されています。
詳細はこちら
オットー・ディックス展の帰路、何気なく覗いてみたらこの展覧会の開催を知り、こちらも併せて観て来ましたが、建物と展示が非常にマッチしていて、時を忘れタイムスリップしたかのような感覚を覚えました。

黒田武志は、桐野夏生や島田荘司の表紙オブジェの造形作家として、また近年は維新派の舞台美術家としても活躍中。今回は、オブジェ、映像、インスタレーションの作品展を展開しています。また、grafの服部滋樹とのコラボ作品もあり。

展覧会タイトルの「ナマエのないカタチ」は黒田の言葉をそのまま借りると(展覧会案内の『nameless,』より)
「何かを説明するときにナマエでは無くその周りにある情報を出来るだけ伝える.出来る事なら現物を見せる.面倒で時間のかかる作業ですが、その無駄とも思える七転八倒のなかから伝わってくる何かが存在するように、僕には思えます.ナマエのないあやふやなカタチ.固定されていないそのカタチを僕らは必至で捕まえようとしています.それをたった一言のナマエで片づけてほしくない.大切な事には足を運び、自分の身体で感じ、考える.
単なる情報ではなく、そのモノをちゃんとイメージするために
この作品展がそのヒントになれば良いと思っています.」

黒田の作品にはすべてタイトルがない。
しかし、タイトルなどここに来るとどうでも良いように思われてくる。

1点1点のオブジェは一体何で出来ているのだろう。
台車に取り付けられた長細いオブジェはゆっくりと回転させると、それぞれ別の音を奏でる。中に種子や砂、石粒でも入っているのだろうか。
まるで手動オルゴールのような音に耳を傾ける。
この縦長のオブジェが全部で6点だったか荷台に取り付けられていた。


奥にはプラスチック製?で透明な言葉が書かれた切れ端が水の入った大きめの瓶に浮遊している。それらの様子を映写して、舞台の上に映し出す仕組みになっている。
椅子に座って、言葉の映像に酔いしれる。
真っ暗な中で、その舞台にだけスポットが当てられている。
浮遊する言葉の断片の動きによって映像も変化していく。

入口近くには大きな円盤状のオブジェが、まるで置時計のような存在感を放つ。
オブジェに意味はあるのだろうか。
使われているものはごくごく身近な素材であるが、デュシャンやジョゼフ・コーネルの箱、瀧口修造を連想させる。

タイトルと展示内容が一致しているかと言われると、ちょっと無理があるように感じたが、作品や空間そのものは非常に楽しめる。また、無料で配布されている『nameless,』のカッコイイ作りは必見。これは確保すべし。保存します。

*12月12日(日)まで開催中。

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