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後藤靖香 個展 「羊羹オサライ」 TEZUKAYAMA GALLERY

gotou

TEZUKAYAMA GALLERYで12月18日まで開催中の後藤靖香 個展「羊羹オサライ」に行って来ました。

後藤靖香さんと言えば、今年国立国際美術館で開催された「絵画の庭」展での鮮烈な墨色と骨太な墨画で、強烈なインパクトを残した若手画家です。

奈良美智さんは、彼女の作品を観て「はだしのゲン」を思い出したと仰ったそうですが、私も全く同感で、最初見た時、小学校で学んだ『はだしのゲン』をいの一番で思い出しました。

その後、後藤さんが今回個展が開催されているTEZUKAYAMA GALLERYのグループ展に出展されると知り、そちらも拝見しましたが、一番奥にあった巨大な絵画は、やはり強烈な存在感を放っていたものです。

今回は待ちに待った個展ということで、これは逃すまじと先週行って参りました。
作品は全部で6点、別にオープニングパーティを開催した「BINDU」というお店に割合に小さめの「てがみ」というタイトルの作品が展示されているのですが、そちらは拝見できず。

残りの6点と、デッサン集(こちらも1枚7千円で販売されている)をしっかり観て来ました。

売り物ではなかった、というか絵画の範疇に入らなかったのか、呉を描いた地図のような書き込みが沢山されているポスター大の作品があって、そこに書かれている内容がとても面白かった、というか後藤さんが日頃考えておられるであろうことが呟きのように文字として描かれた、構想マップで、私の関心をもっとも惹きました。

作品は、更にグレードアップというか迫力を増して来たように感じます。

冒頭に挙げた画象の作品はその好例で、こちらまで吐く息が白く、寒くなって来そうな緊迫感とリアルさが漂っていました。
彼女は呉がかつて軍港であったせいか、モチーフにどこか戦前、戦争がらみのものが多いです。
最初にはだしのゲンをイメージしたのはそのせいですが、描かれている人物は坊主頭。ギャラリーの公式サイトによれば、祖父から戦争体験を繰り返し聞かされ、戦争を自身と近しいものと思いつつ育って来ました。
映画「ANPO」に出演していても不思議ではないと、映画を観ている最中にも後藤さんのことを思い出していました。
墨色が目立ちますが、墨だけでなくアクリルや油、ペンも使用しての画面つくり。
モチーフとなっている場面はかつて耳にした戦争体験の話だけでなく、当時の資料ももとになっているに違いありません。漫画ではない、絵画を追求して欲しいと思います。

今回6点のタイトルは「ソーフがけ」「手箱の中身」「返信ハガキ」「さらえる」「羊かんカステラ」「芋洗」。
入ってすぐのコーナーにある三枚の大作と奥のやや小さ目、それでも結構大きな作品から時代を溯って自分も同じ場所に立っているような錯覚に陥ります。

タイトルへの思い入れやなぜそのタイトルなのかをご本人に伺ってみたい所ですが、残念ながら在廊されていなかったので、お話は伺えず。
後藤さんは来春のVOCA展への入選が決定しています。
いよいよ、東京デビュー決定ですので、関東地区の皆様はぜひとも後藤さんの作品との対面を心待ちになさってください。
一目で、彼女の作品がどれだか分かるに違いありません。

*12月18日(土)まで開催中。

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