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「開館記念名品展」 センチュリーミュージアム はじめての美術館81

本年10月4日から新築オープンしたセンチュリーミュージアムの「開館記念名品展」の最終日に駆け込みで行って来ました。

センチュリーミュージアムは旺文社の創業者である故:赤尾好夫氏の書画骨董仏教美術のコレクションを財団法人センチュリー財団に収蔵し、同財団により運営されている。
私は知らなかったが、以前は別の場所にあり2002年に一旦閉館し、このたび2010年10月4日に東西線早稲田駅から徒歩6分の地に新築移転オープンしました。

地上5階建の建物で、4階と5階が展示室として使用されています。
受付で入館料500円を支払、丁寧な「開館記念名品展」作品解説をいただきました。全頁数16ページ。これも保存決定。
まずは、4階の展示室から。センチュリーミュージアムは、とりわけ日本の奈良時代から江戸時代に至る文字文化に焦点を当てた収集がなされており、「書の美術館」として高い評価を得ています。

そして、その評価は正しいことをこの目でしっかと確かめて来ました。
今回は2つの展示室合わせて65点の作品が展示されています。
4階は書画中心、5階は仏像や古鏡が中心です。

65点のいずれ劣らぬ名品ぞろいで、本当に驚きました。
何しろ、東博の「東大寺大仏展」で拝見したばかりの「大聖武」はあるは、正倉院御物を思わせる唐時代の螺鈿花鳥文鏡はあるはで驚くばかり。
しかも5階の仏像は、私が最近好きになっている平安仏が中心。それに加えて唐時代や北朝時代の石造の仏像がコルビジェのLC3のソファが配置された空間で鑑賞できる鑑賞環境。

さて、65点の中で忘れ難い作品を数点挙げます。

・≪金銀泥下絵詩書巻≫ 本阿弥光悦筆 江戸時代 絹本
今回、もっとも驚いたのはこれ。琳派の作品展でも拝見したことがない。しかし物凄い代物でした。光悦の書作品の中でも壮年期の名品ではないかと思います。
下絵は伝俵屋宗達とされていますが、そうであってもなくても、素晴らしい書と絵巻物。明治の元勲:福岡孝弟の旧蔵品。

・≪三十六歌仙絵巻≫ 伝冷泉為相賛 鎌倉時代
状態が非常に良い上に、断簡にせず絵巻のままの状態であることに感銘を受ける。絵は勿論非常に丁寧で線が美しい。

・≪古筆手鑑「武蔵野」≫ 平安~鎌倉時代
数奇者の蒐集した古筆切の中でも名物切を19葉貼り込んだもの。光明皇后や小野道風のものあり。
素晴らしい。古筆。

・≪揚柳観音図≫ 伝牧谿筆 南宋時代
牧谿ではないにせよ、南宋時代の傑出した画家の手による作品と言われている。

・≪山水図≫雪舟等揚 双幅 室町時代
画面は縦11.5×横25.1 小品ながら雪舟らしき、墨の濃淡で輪郭線なく表現した山水図。

・≪紺紙金字日蔵経巻第八≫(神護寺経)平安時代 12世紀
見かえしの美しさは、他にも展示されていた紺紙金字経の中でも随一であったと思う。
センチュリーミュージアムの古写経コレクションは素晴らしいの一言に尽きる。

この他「滑石経」という石に発願を行った遺品が8枚出展されていた。ここまでくっきりと文字が見えること自体が素晴らしい。平安時代の末法思想を反映した作品。紙では信じられず、より保存が安全そうな石に願いを彫った。

なお、次回展覧会は「古鏡-漢鏡と和鏡の変遷」で1/6(木)~4/2(土)まで。

センチュリーミュージアム午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週日曜、年末年始、展覧会準備期間(不定期)
入館料 【一般】
500円(団体20名以上 400円)
【高校・大学生】
300円(団体20名以上 200円)
【中学生以下】
無料
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
センチュリーミュージアム
TEL: 03-6228-0811 東京メトロ東西線 早稲田駅下車 1番出口 徒歩6分

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