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「ニュー・スナップショット 日本新進作家展vol.9かがやきの瞬間」 東京都写真美術館

東京都写真美術館で2月6日まで開催中の「ニュー・スナップショット 日本新進作家展vol.9かがやきの瞬間」に行って来ました。
行ったのはクリスマスイブの夜間開館。この日は17時半以後全展覧会が入場無料。しかも、いつもと同様木曜・金曜夜間(17時半以後)鑑賞限定のトワイライト・カードにポイントもいただけた。
3つの展覧会を回ったので、あっという間に3ポイントでミュージアムグッズがいただけるという、この上ないクリスマスプレゼントになった。
トワイライトカードについてはこちら

そして、現在開催中の所蔵品展「スナップ・ショット」も良かったけれど、「ニュースナップショット 日本新進作家展vol.9かがやきの瞬間」もとても良かった。
新進作家の定義がイマイチよく分からないのがひっかかるものの、今回は、池田宏彦、小畑雄嗣、白井里美、中村ハルコ、山城知佳子、結城臣雄の6名による展示である。
作家プロフィール等は美術館のサイトをご参照ください。⇒ こちら

ここでは、特に印象に残った池田、中村、山城、3名について取り上げたい。

・中村ハルコ 「光の音」30点1993-1998年
彼女は既にこの世を去ってしまった。2005年43歳の若さですい臓ガンで亡くなっている。「光の音」はトスカーナ地方で彼女が撮影したシリーズであるが、風や空気の香まで伝わって来そうな写真。そして、その写真の全てに「生」が溢れているのだ。
モノクロ写真もあるが、美しい色彩、色の対比が抜群に上手い。全てインク・ジェットプリントによる写真であるため、よくよく見ると粒子の粗さが気にならないでもないが、今回は全作家インクジェットプリントによる作品。
所蔵品展の「スナップショット」展の大半がゼラチンシルバープリントであるのと対照的である。

彼女の作品が忘れ難く、翌々日写真集「光の音」を購入したが、図録と違って、印刷はやはり写真集の方が断然良い上に、「海からのおくりもの」シリーズも掲載されているので、余計泣ける。

・山城千佳子
展示の上手さは、彼女が群を抜いていた。彼女の作品は、映像祭の時に拝見していたが今回は更に力を付けて来たのではないかと実力が如何なく発揮された展示。
新作「聴こえる歌」(写真23点+映像1点)2010年
彼女のブースはぐっと照明が落とされ、映像作品がさりげなく床に上映され、周囲を写真作品で囲む。
深い熱帯雨林に入り込んだかのような感覚に陥った。
作品タイトルはさておき、写真作品のほとんどは木漏れ日に焦点を当てている。人物であっても風景であっても、陰影と光の対比が絶妙なバランスをもって写真を構成。
すごい、写真家だと思った。

・池田宏彦 「echoes」映像作品と写真12点
1972年生まれ、1998年にキャノン写真新世紀優秀賞を受賞している。
イスラエルで出会った人々やその世界の一部を写真と映像で見せる。イスラエルという未知なる世界をモノトーンの写真と宇宙を感じさせるようなスケールの大きいカラー映像で表現。
個人的には、写真より映像作品に惹かれた。

・小畑雄嗣 「二月」33点 2003~2007年
北海道を取り続けたシリーズ。思わず先日エルメスで拝見した曽根裕の展覧会「雪」を思い出した。彼のモノクロ写真にも雪の結晶をモチーフにしたものが数点ある。
それらも無論良いけれど、スケートリンクや雪ソリ遊びを楽しむ人々。どこかでみているはずなのに、こうして彼の写真で見ると新鮮な感じを受けたのはなぜだろう。


池田、小畑のトークが1月2日に行われるようなので聴いて来ようかと思っている。

東京都写真美術館は1月2日から開館で、2日は全館無料、3日は入場料が20%引き。詳細はこちら(PDF)。

なお、この展覧会のフライヤーは切り取り線が付いていて、切り取るとポストカードになる優れ物。

*2月6日まで開催中。

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luca様

おめでとうございます。
いつも読んで下さって本当に有難うございます!

> 今日写真美術館の展示見てきました。スナップショットもニュースナップショットもとても楽しめました。「ニュー」の方は、作家ごとに別の部屋、別の世界で、それが良かった。展示方法は本人が指定したのでしょうか??
⇒ 最初の中村さんは亡くなられているので違うでしょうが、他の方はご本人が指定した筈です。
  展示作品の選定からご本人がもちろん携わっています。

> この美術館は色々サービスがいいなぁ、と思います。近くに住んでいれば何度も見に来たい。
⇒ 全く仰る通りです。私が一番好きなのはトワイライトサービス。

3Dヴィジョンの方もまだ記事にしていませんが、面白かったですよね。特に前半が好きでした。

No title

memeさまこんばんは。今年もblog拝見させていただきます。
今日写真美術館の展示見てきました。スナップショットもニュースナップショットもとても楽しめました。「ニュー」の方は、作家ごとに別の部屋、別の世界で、それが良かった。展示方法は本人が指定したのでしょうか??
この美術館は色々サービスがいいなぁ、と思います。近くに住んでいれば何度も見に来たい。
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