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2010年 私が観たギャラリー展示 ベスト10

2010年の振り返り第一弾、私が観た展示ベスト10ギャラリー編から。美術館・博物館編は別記事を続けてUPしますので、お付き合いいただければ幸いです。
選定基準は、強く感動した、自分の美術鑑賞に影響を与えた以上の2点。

第1位    田口行弘    複合回路 接触領域 第一回   ギャラリーαM
迷いなく今年の第1位はこの個展だった。一体会期中に何度ギャラリーに足を運んだことか。関連イベントも会期前の洞窟見学以外は参加した。行くたびに、展示内容が変化し、それを写真撮影し、コマドリアニメよろしく映像化して同時並行で見せる手法。
最初は活き活きとしていたお花が枯れて行く様、その影が実はドローイングだったり。会場の日々のデッサンも奥の展示室に貼られていいてそれを見るのも楽しかった。
田口行弘は11/27~12/11まで大阪のPINEBROOKLYNにて、この5年間を振り返るドキュメント展示を開催し、こちらも素晴らしかった。
来年は森美術館で次回のMAM PROJECTに登場。無人島プロダクションでの個展も控えている。
ベルリンを拠点として海外での活動が中心になっているが、ぜひ来年も国内で素晴らしい作品を見せていただきたい。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1056.html     http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1089.html

第2位 宮永亮「making」 児玉画廊・京都
同一映像を東京の児玉画廊と京都の児玉画廊の両スペースで発表。
いずれも拝見させていただいたが、圧倒的だったのはやはり京都での展示だった。京都の児玉画廊は非常に特殊なスペースで、関東で言えば柏のアイランドに近い。
映像作品を8面スクリーンで横にも縦にも(1階、2階両方で映写し吹き抜けがあるため、2階からは階下のスクリーン映像も鑑賞できる)という映像鑑賞の三次元化を試みていた。
その後、あいトリでヤン・フードンが宮永と同じように多数のスクリーンで映像を見せており、これは宮永の手法と似ているとこの
個展をすぐい思い出した。
また、中央には父から受け継いだ愛車のミニクーパーをいよいよ廃車するとのことで、インスタレーションとして利用。この車で撮影した映像という制作過程の一部を彷彿とさせる利用。
車にカメラを積んで撮影した京都の夜の風景が、なぜか別のものに見えた。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1130.html

第3位 森川穣 「確かなこと」 京都芸術センター
あのスリットを覗いた時の気持ちは今でも忘れられない。
まず展示室内に至るまでのアプローチにあった写真も良かった。見えないものを感じさせる、五感をフル回転させられるような展示だった。同時期に開催されたstudio90での「雨の降るを待て」も非常に良かったが、完成度はこちらが上だったと思う。
琵琶湖ビエンナーレでの展示も拝見したが、制約が多かったのか、こちらは上記作品に比べるとちょっと物足りなかった。
来年は宇部ビエンナーレでの展示が決まっている筈。山口県まで追っかけます。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-975.html

第4位 鈴木基真「「World in yours」 Takuro Someya Comtemporary Art
若き木彫作家の展示。大掛かりでありながら、ミニチュアな情景を木彫で作り上げる。展示方法も凝っていて、大きな円筒形の台も自作。
彼は群馬青年ビエンナーレで今年入賞を果たした。
先日、同ギャラリーの彫刻グループ展で新作を拝見したが、これも良かった。しかし、常に人物が出てこないのが気になる。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1010.html

第5位 「Panorma すべてを見ながら見えていない私たちへ」京都芸術センター
内海聖史、押江千絵子、木藤純子、水野勝規4人による「panoram」をテーマとしたグループ展。
これは、創造センター全体を使用する展示でとにかく面白かった。
グループ展であるが、各位の個性を如何なく一つのテーマで発揮し表現していた。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1237.html

第6位     複合回路 接触領域  第5回  青山悟
森村泰昌氏にべたな展示だけど、この季節に相応しい良い展示だねと語らせる、青山自身の画家であった祖父の作品と自分の作品を結びつける展覧会。小学性の時に青山が描いた作品も登場し、過去と現在をシンクロさせる内容。
トークイベント過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1302.html

第7位   桑久保徹  「海の話し 画家の話し」 TWS渋谷
今年拝見したペインティングの展示ではこれが一番印象深い。
大作が並んだ部屋も圧巻だったが、ユーモラスな一面の感じられる小品にも魅力を感じる。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1153.html

第8位   束芋   「ててて」  ギャラリー小柳
美術館での大規模展覧会に続いてのギャラリーでの展示。こちらは、新たな平面作品に取り組んでおり、線の美しさや紙のテクスチャーの作り込みなど今まで私の知らなかった束芋世界を見せてくれた。
シンガポールでの工房で制作した平面作品が忘れられない。      
http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1159.html

第9位 ジュン・グエン=ハツシバ 展   「「Thank you ありがとう Cam on」   MIZUMA ART GALLERY
私の記憶の中にずっとハツシバの名前と映像作品が残っていた。
彼の作品を最初に観たのは2004年の森美術館MAMPROJECT第2回目。今回久々の日本橋でび個展開催ということで、映像だけでなく彼のダイナミックなインスタレーションを拝見できたのは大きい。
会期ぎりぎりで観に行ったので、記事は書かなかったが、やはりかれのアイデンティティとナショナリティに関する作品と亡くなった父親を偲んでの作品は強く印象に残っている。ギャラリーの方が丁寧に作品解説をして下さったので、より理解が深まった。それがなければ、2つの映像の関連性が分からなかっただろう。

第10位 
(1)  港千尋 「レヴィストロースの庭」 中京大学Cスクエア
私を写真に向かわせるきっかけとなった個展の一つ。とても美しいレヴィストロースの庭のモノクロ写真の数々に魅せられた。この後、港氏著作など読ませていただいた。勿論その後、同タイトルの作品集も購入。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1104.html
(2)  やなぎみわ展「Lullaby」 RAT HOLE GALLERY     
この短い映像で受けた強烈なインパクト。母と娘、女性であれば誰しも思う所は色々あったのではないか。精神的な葛藤を映像化して見せてくれた。ラストシーンもあっと驚く終わり方。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1000.html


選外になってしまったが、他に入れたかった個展は次の通り。
・大坂秩加 展「シリアスとまぬけ」 シロタ画廊
・三好耕三写真展 VACANT
・アニッシュ・カプーア展 SCAI THE BATH HOUSE
・名知聡子展 「告白」小山登美夫ギャラリー
・山本基 「たゆたう庭」 eN-arts 
・村林由貴 「溢れ出て止まない世界」 ギャラリーRAKU
・三瀬夏之助 「僕の神さま」イムラアートギャラリー東京

TWS本郷の毎年恒例「TWS-EMERGING」やINAXギャラリーでの展示も毎回良かった。特にINAXは絶対外せない。他に日本橋高島屋美術画廊Xも毎回質の高い展示空間を作り出している。

来年は、まだ行ったことのない画廊にもう少し足を運びたいと思います。

パフォーマンスアートは別記事にします。  

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