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2010年 私が観たパフォーマンス・演劇・映像

新年あけまして、おめでとうございます。
ここらで、今年の干支「兎」を登場させたい所ですが、まだ昨年の振り返りを終えていないため、きっちり最後まで振り返って、新しい年に向かいたいと思います。

2010年、私が演劇らしきものに興味を持ち始めたきっかけは、やはりtwitterでの呟きを見つけたことから始まった。
「赤い靴クロニクル、面白そうだな。」だっただろうか、そんな呟きだったと記憶している。
リンク先を辿って、赤い靴クロニクルのサイトを見つけた。
何か分からないけれど、黄金町を舞台に参加型の参加者自体が演技者になるという演劇作品のようだった。
演出は高山明。これまで演劇に関心がない私はその名前を勿論知らなかった。

予約して参加してみたところ、かつてない衝撃的体験であった。黄金町がかつてどんな町であったかを知らないという怖いもの知らず的な勢いがあったことは間違いない。
この体験を言葉で表現するのは難しい。
町の歴史、社会史、思想史、そしてオリエンテーリング的な誘導。
舞台は劇場から町へと移っていた。
これが、演劇なのか。
その後、高山氏の参加するトークに数回参加して、桂英史、五十嵐太郎、川俣正さんらを相手の対談も実に興味深かった。

次に、名古屋のパルルで開催されたパフォーマンスに参加する。
これは、春に豊田市の喜楽亭で開催された「あいちアートの森」に出展されていた梅田哲也さんが目当てだった。彼の喜楽亭の展示は素晴らしかった。古い和室をうまく活かして、音や気配を伝える展示。
ギャラリーではないので、ベスト10には入れなかったが、「あいちアートの森」は喜楽亭だけでなく、山田純嗣さんの名古屋インドアテニスクラブの展示も良かった。

話を戻す。この梅田哲也とコンタクト・ゴンゾのライブパフォーマンス。
何やら分からないが参加してみた所、これまた衝撃的な凄さだった。まさに生もの。
コンタクトゴンゾは肉体をぶつけ合い、どつき合い、一つ間違えたら喧嘩してるようにしか見えないのであるが、これもパフォーマンスという。
梅田さんも巻き込まれるのだが、彼は自分の役割をきっちり果たした。
電熱線、風船、電球、いつものように日常にあるものを使って理科の実験のような仕掛けを次々とあっという間に作り上げる。魔法使いのようだった。
その後、京都でも梅田さんのパフォーマンスを拝見したが、名古屋パルルの方が良かった。

更に、2010年は地元愛知県であいちトリエンナーレが開催され、これが演劇や映像、パフォーミングアーツに力を注いだ内容で世界中からアーティストが来名し、パフォーマンスを行った。
私は平田オリザ演出のロボット演劇と山川冬樹のパフォーマンスを拝見した。
いずれも、未知の世界を知ってしまった感動に溢れたが、特に素晴らしかったのは山川冬樹のパフォーマンス。詳細は過去ログをご参照いただきたい。

その後、京都で高山明演出「個室都市京都」を体験。オプショナルツアーに参加したが、これは参加して正解だった。
京都駅を舞台に、私の知らない京都の見方を学び体験できた。

次に来る11月、今度はフェスティバルトーキョー(略してF/T)が始まった。
私は、赤い靴クロニクルでお馴染みの高山明演出の「完全避難マニュアル東京版」と飴屋法水「わたしのすがた」そして、最終的にこれまたtwitter上で強くお薦めされた「HIROSHIMAーHAPCHEON」マレビトの会(演出:松田正隆)これまた、いずれもかつて体験したことのない演劇(と言ってよいものもそうでないものもある)であった。
もはや、演劇か美術かなどというジャンル分けなど不要だと、強く思っている。
これらのいずれもが美術館主導で行われてもまるで違和感はない。
既に舞台は劇場から離れ、町中に移動しつつあるのだ。

次に建築。
建築は、やはり展覧会でなく現物、すなわち建築物そのものを見学したい。
今年はそんな中、茅野市まで出かけ、藤森照信設計の高過庵と神長官守谷史料館を見ることができた。
やはり画像や作品集で見るのとは違う。テクスチャー、体中で建築を体験できる喜び。
加えて、ニキ美術館、そして憧れの吉村順三の遺作である天一美術館を訪問。
天一美術館は吉村順三の精神が、随所に発揮された上品かつ寸分の狂いも隙もない美しい空間だった。

そして、展覧会にもギャラリーのベストにも入れなかったけれど、2010年に一番感動したのは豊島美術館。
ここでは、展覧会を開催している訳ではない。常に内藤礼の作品と豊島美術館という西沢立衛設計の建築が待っているだけだ。
しかし、訪れるたびに一度として同じ体験を体感をすることはないと思う。
季節によって、天気によって、訪れる時間帯によっても作品の見え方、現れ方は変化する。
最初に入った時の震えるような感動はこの先も当分忘れることはできないだろう。

2010年のマイベスト体験は豊島美術館だった。
次回は、海外編です。もうしばらく2010年プレイバックにお付き合いください。

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