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「絵のなかに生きる」 根津美術館

enonakani

終了した展覧会続きます。
このあたりは、自分の記録のために書いていますのでご容赦ください。

こちらも、最終日間際の日曜日に行って参りました。
この展覧会では、屏風絵、絵巻、名所絵など様々な作品に多様な人の姿が描かれ、後年の私たちはその当時の風俗を作品を通じて知ることができます。
風俗表現に目を向けることで、更に絵画を楽しんでもらおうという試みです。

やはり、根津美術館。良い作品を持っている。開館してまもなく1年が経過しようとしているが、出てくる出てくる。
今回も未見の作品が多く、やはり見逃せない美術館である。

印章に残った作品は次の通り。

・「北野天神絵巻」 重要美術品 室町時代
今更という感もあるが、絵巻好きにはたまらない。何度観ても場面が違うのか新鮮。

・「西行物語絵巻」室町時代
こちらも東博の常設で観たような気がする。しかし、絵が丁寧で色もよく残っている。

・「蛙草紙絵巻」 伝土佐光信 室町時代
今回のヒットのひとつ。たとえ「伝」であろうとも土佐派の丁寧で細い線の美しさ。何より、蛙が病気を治してくれたので、娘の婿になるというお伽草紙。今でいえば絵本の楽しさ。

・「玉藻前物語絵巻」室町時代
こちらも初めて観る絵巻だし、お話。二匹の狐が出てくる。
 
・「犬追物図」 六曲一双 江戸時代 重要美術品

・「舞楽図」 久隅守景 六曲一双 江戸時代
守景は好きで、出来る限り作品を観たいと思っている画家の一人。この「舞楽図」は初見。守景はやはり器用だったのだなと思う。狩野派きっての腕前だったのに、息子と娘の不始末で狩野派から離れることになったのは彼にとって良かったのか悪かったのか。
右隻に太平楽、左隻に納曽利を描く。

・「月下弾琴図」「諸図貼交画帖」 冷泉為恭
冷泉為恭の作品も、最近しっかり押さえておきたいなと思う画家の一人。好みではないが、彼の存在は重要。後年の画家に与えた影響も大きい。

・「風俗図」 作者不明 江戸時代17世紀
江戸といっても初期の頃だろう。装いが桃山時代の風俗、着物や髪形に近い。
女を中心に左右に男を描く三幅対、恋のさや当ての場面を描く。この屏風を発注したのはどんな人なのか。そんなことが気になった。

・「傘張り・虚無僧図」 岩佐又兵衛筆 重要美術品
2004年に千葉市美で開催された又兵衛展にも出展されているが、私はこの展覧会を観ていないので初見。
実に良い絵だった。
編み笠を深くかぶって笛をふく二人の虚無僧。奥にはやせこけた老人風の男が裸で傘張りをしている。
手前では小さな弟の手をつないで兄が虚無僧の方に向かおうとしている情景。
まるで、目の前の情景を観たまま描いたようだ。もちろん又兵衛好きにとっては今回マイベスト。

最後は宮川長春、葛飾北斎、歌川広重の肉筆浮世絵で〆。

展示室5では、小袖の文様についての特集展示、展示室6では歳暮の茶と題して、かつて歳暮に使われていたであろう茶道具が並ぶ。
近くにおられたお客様が、ここまで茶室を設えるなら、生花が欲しいとおっしゃっていた。
確かに、面倒でも生花ひとつで雰囲気は一変する。
根津美術館なら実現可能なのではないだろうか。
私のお気に入りは朝鮮の「柿の蔕茶碗」「銘瀧川。「戊辰切」や井戸香炉銘「此の世」も素敵だった。

*展示は既に終了しています。次回は常盤山文庫の墨蹟の展覧会。

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