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「山口晃展 東京旅ノ介」&山口晃 版画展 「日清日露戦役擬畫」 銀座三越8階

yamaguchi

2010年も押し迫った大晦日。
この2010年の最後に観たのが、銀座三越で1月10日(月)まで開催中の「山口晃展 東京旅ノ介」。

デパート自体はお正月準備の買い物客でそこそこ賑わっていましたが、展覧会自体はさほどの混雑もなく、のんびり拝見できました。

その前に同展が開催されている8階催物会場とは反対側に美術ギャラリーがあり、そちらでは山口晃 版画展「日清日露戦役擬畫」も同時開催されています。

美術ギャラリーは見過ごしがちですので、催物会場だけでなくギャラリーも必ずお立ち寄り下さい。

私は、まずは美術ギャラリーの版画展から拝見。
昨年12月は、NHKで3年連続ドラマ「坂の上の雲」が放映されており、昨年度は広瀬武夫少佐(死亡後に中佐昇格)が日露戦争閉塞作戦で戦死した所で終了した記憶がまだ強く残っていた、ちょうどそんな時に、山口晃の日清日露の版画連作である。

もうたまりませんでしたね。
特に私のツボにはまったのは大山巌陸軍元帥の肖像。本人の写真も観ていたので、あまりのソックリ加減に思わず笑みがこぼれました。しかも、なんだかチャーミングで、私の中にあった大山巌元帥のイメージにピタリと一致した。
そして、馬に乗ったコサック兵の凛々しいこと。正岡子規もTVドラマの香川演じるイメージそのままだった。
案の定、山口さんも『坂の上の雲』に影響を受けて、この版画シリーズを制作したと説明書きがあった。
このシリーズだけで作品集を出していただきたい。そしたら即買いします。
版画の方がさすがに、かなり良いお値段していました。いや、ファンであれば、むしろお値打ちなのかもしれませんが。

版画にのぼせた頭で催物会場の「東京旅ノ介」展の方に向かう。
まずは、「東京百景シリーズ」から。
旅の案内役は山口画伯ご本人。墨?で似顔絵と台詞付きで観客を旅へと誘います。こういう演出が山口さんらしい。
昨年の「山口晃 いのち丸」展も勿論、拝見させていただいたが、あちらも遊び心があって楽しい個展でした。

「東京百景」では、≪谷中雨宿り≫、≪東京タワー≫、≪上野桜が丘≫、≪湾岸の景≫など2010年の新作が並ぶ。
そして、ご存知≪百貨店圖≫シリーズが。日本橋三越本店を描いた作品が3点(いや2点だったか)、三越だけにさすがに所蔵先も三越本店になっていた。

次に「東京旅ノ介」
(1)みずべ
≪水辺に関する腹案≫2010年

(2)露電
この露電のコーナーが非常に面白かった。想像上の乗り物なのに、実際に再現された露電が一台会場内に展示されている。こんなのが、街中、例えば谷中や根津あたりを走っていたら、さぞかし楽しいことだろう。
実に様々な電車の種類があって、それがまた面白いのだ。
≪都市交通腹案≫2010年、これらは制作の苦しみもあるだろうが、山口画伯ご自身も楽しんでおられるように感じる。だから観ていてこちらも楽しくなってくる。

(3)屋上の街
ここは過去の作品の中から≪東京圖 六本木昼圖≫2002年など、現代の洛中洛外図戸しか思えない緻密な作品が再び登場。

間にこれまでの主要な作品が展示され、ちょっと旅から脇道に逸れる。

≪五武人図≫2003年、大山崎山荘美術館で展示されていた≪最後の晩さん≫2008年など。他に前述の版画の原画がこちらには展示されている。

再び旅に戻る。
「街の中の美のよりしろ」、これは確か日経朝刊に連載されていた。
①ビデオカメラの内部
②波板
③電柱
④赤と白の鉄塔
⑤寺にある小屋 
⑥モノレール車内 ⇒ 桂離宮の桂棚をイメージ
⑦鞘堂 ⇒ 足場を組んで仮設されるもの

最後に、自由研究(柱華道)。
これも大山崎山荘美術館での展覧会で発表されていたものも一部あったが、寧ろ、今回は更にバージョンアップしていた。しかし、あの巨大な電信柱のオブジェは個人蔵になっていたが、普段どうしているのだろう。
せっかくだから、建てておいて欲しかったりする。

今日、twitterのタイムラインを追っかけていたら、デザインの藤崎さんかアーティストの方が電信柱が美しいと呟きに画像を掲載されていた。
やはり、電信柱や電線は、感性に何か残るものがあるのだろう。

山口晃 トークショー 9階銀座テラス/テラスコート
1月8日(土)正午~
その後14時~ サイン会 先着 100名限定
※サイン会当日、会場内で対象書籍・ポスターをお買い上げいただいた方には、先着で「サイン会」参加整理券配布。

会社の同じ職場の方にチケットを差し上げたら、何と1時間半も会場にいたとのこと。
彼女もはまったのは、露電と電信柱だったそう。
普段、美術に関心がない方でも楽しめます。
気楽にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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