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[第5回 shiseido art egg」 藤本涼展 <かすみをたべて幻視する。> 資生堂ギャラリー

hujimoto
「live on air (airplane)」 2010年

「第5回shiseido art egg 展」の3名<藤本涼、今村遼佑、川辺ナホ>の入選者が決定した。
藤本涼展<かすみをたべて幻視する。>1/7(金)~1/30(日)に行って来ました。

彼の作品を最初に観たのは、2年前のTWS本郷の「New Direction」展。この企画展では、藤本涼と宮永亮の2人が強く私の印象に残った。
その後は可能な限り追いかける。

藤本の場合、昨年の東京芸術大学卒先端芸術表現選考修了制作展、BankArt、G/P galleryでの個展「live on air」と観ている。ちなみに彼は今回の入選者3名の中で最若手1984年生まれ。
という訳で、「第5回shiseido art egg 展入選の報を聞いて我がことのように嬉しかった。
藤本涼のWebpage ⇒ http://members3.jcom.home.ne.jp/moryo/

あの天井の高い空間をどうやって使用するのか、新作は出ているのか、私の関心はそこにあった。

本展では、手前の大展示室で従来から続いているモノクロ「live on air」のシリーズから14点、小展示室で初公開の新シリーズ「planet」6点を展観する。

1階の階段を降りる手前の踊り場にまずはモノクロ2点。黒っぽいモヤが画面を覆い下部に人の姿がうっすらと。霧が立ち込める中での山登りのような光景。

さて、大展示室左手の壁面には大作が上部に1点「live on air (airplane)」2010年(上画像)が、存在感を放っている。 展示室にこの1枚が非常に有効に配されていて、おかしな例えだが、教会で言えばキリストのような存在となっていた1枚。
しかも、モチーフは上昇する1機の飛行機の機影。

上へ上へと上昇するそんなアーティストになって下さると応援の甲斐もある。

壁単位に写真の大きさを変えて展示されている。
既に観たことのある作品も多かったが、モチーフは同じでも構図などを再構成した作品も数点あった。
藤本の作品は実際に見ることのできないイメージを獲得するためにカメラ、写真というメディウムを用いて作品を制作する。
元になっているモチーフはデジタルカメラで撮影し、それを別の素材と組み合わせて構図、構成、イメージを作りだし再びポジフィルムで撮影する手法。

確かにカメラ、写真を使用しているが、イメージを創出するのであれば絵画と同類項で、彼の作品を写真の枠に安直にはめこみたくない。

そんな制作意図が如実に現れているのが、奥の小展示室にある新シリーズ「planet」。
こちらは、より一層絵画を観ているような感覚を抱かせる。

特に最奥にあった大画面の2点「planet(aircraft)」2010年「planet(fly)」2010年は、丸山直文の絵画の背景を思わせるようなにじみやぼかしがカラフルな色彩で背景に使用されている。
色づかいを観ているだけで、抜群の色彩センスの持主であるように思った。
これまで、カラー作品は学生時代に制作した2点しか実作は拝見していないが、これまでにない新境地を見せている。

作品は全てアクリルにダイレクトプリント。全体を通してサイズの小さな作品より、大作の方がより彼の作品の魅力がダイレクトに伝わって来ると感じた。
個人的には、新シリーズの方が好みで「live on air 」シリーズはモチーフそのものにぼかしが強く出ていない(tower)(bridge)などが良かった。

今後の新シリーズの行方にも大きな期待を寄せている。

2011-1g-1

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