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藤本由紀夫展「哲学的玩具」  西宮市大谷記念美術館

JR東海道線の快速・普通・新快速を乗り継いで、えっちらおっちら西宮にたどり着きました。
目指すは、西宮市大谷記念美術館。

無計画に電車に乗ったため乗継が悪く美術館に着いたのは、1時を過ぎていました(自宅は9時前に出ました)。

まずは腹ごしらえと館内のカフェに入ったらそこで、驚くべき出会いが!
愛知県内の美術館で何度も何度もお会いするご婦人(以下K様)がカフェにいらっしゃるではありませんか!
あちらも1人、こちらも1人。
しかし、ここは愛知県でなく兵庫県。

もはや偶然というより、前世に何かつながりがあったとしか思えない出会いです(そんな遭遇が何度も続いている)。
お互いびっくり。
改めて名刺交換などしてしまいました。

藤本由紀夫氏のことを最初に私に教えて下さったのもK様でした。
「藤本さんの展覧会はオススメよ~」
以前そう話されていて、名古屋市美での昨年の展覧会を見逃した私にとって今回は紛れもないリベンジ。

既に鑑賞後であったK様と一旦お別れし、いよいよ展覧会へ。


藤本氏はサウンドアーティストとしてつとに有名です。

西宮市大谷記念美術館では、過去10年にわたり「美術館の遠足」と題した藤本氏の展覧会が1年に1日だけ開催されていました。

本展はその回顧展であり、初期の作品から近作まで72点が体験できます。

この「体験」というのがkey word。
藤本氏が展開する場では、アーティスト・美術館・鑑賞者の3者によって作品が創出されます。


代表作の「EARS WITH CHAIR」(写真)では、椅子に座って直径6cm・長さ1.8mのパイプを耳にあてがい音の風景の変化を感じ取り、「BROOM」(TILE)では床に敷かれた陶板の上を鑑賞者が歩き、その音に耳をすませるのです。

椅子



音はなく目で体験する作品もありました。

その中で私が好きだったのは「TWO GLASS BALLS」という作品。
ガラス製の筒がゆっくりと回転する動きによって、中に入った二つのガラス玉がくっついたり離れたり、予測しにくい微妙な動きに目が吸い寄せられます。

ゆっくりした動きの中で、ゆったりだけれど確実な時の流れをも感じました。
きらきら輝くガラス玉が目にも美しい作品です。


藤本氏の美術作家としての始まりは、身近な小さな音に着目したことからであったそうです。

そのために選んだのが「オルゴール」でした。

ねじを回して流れて来るメロディを楽しむだけでなく、オルゴールの音が止まった時の音、オルゴールを磁器のお皿に置き倒れた時の音、様々な音が作品から作り出されます。
*写真:「BROOM」(GLASS)

グラス


「音を作る」「音を聞く」ということについて考えさせられた展覧会でした。
藤本由紀夫の世界は図録では味わうことができません。
その場に行って、目で耳で体験することが必要なのです。


*この展覧会は8/5(日)まで開催中。

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lysander様

こんばんは。
ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

藤本作品初体験でしたが、数日経過した今もやはり印象に残っています。

西宮の方は明日で終了ですが大阪と和歌山の展覧会はまだ会期があります。
和歌山にも行かれるのでしょうか?
感想楽しみにしています。

memeさん
こんばんは

藤本さんの作品はいいですよね....
これはこの夏の目玉ではないかと思っています。

ゴールデンウィークには広島まで行ったので、
今回の展覧会も万難を排して行ってこようと思っ
ています。
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