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土屋仁応 「私的な神話」 MEGUMI OGITA GALLERY

kirin
「麒麟」2010年

銀座2丁目メグミオギタギャラリーで2月12日まで開催中の土屋仁応「私的な神話」展オープニングに行って来ました。オープニングは海外からのコレクターらしき方々も参加されていて賑やかな雰囲気。

土屋仁応さんの木彫と言えば、あの生まれたての胎児のような小動物や日本人形を思わせるような表情の半人の木彫が頭に浮かびます。

私個人としては、睡蓮などの植物の木彫も好きでしたが、やはり今回の個展を拝見し、動物や半人半獣のモチーフがより、土屋さんの作風を活かせるのではないかと改めて感じます。

今回のテーマは「私的な神話」。
ギャラリーには古今東西神獣とされた動物たちが並びます。作品数は8点全て2010年制作の新作です。
今回もっとも大きな作品は「麒麟」H114cm W74cm D32cmで、過去に拝見した土屋さんの作品の中でも一番大きいかもしれません。
この大作の前に制作した「麒麟」言ってみれば試作のようなものですが、H22.5 W16、D6.7と小さいですが、ディテールは同じです。
またしっぽや脚にふさのようなものが付されていますが、これは風にたなびく麒麟をイメージし、動かない彫刻ではありますが、動きがでるよう空間を跳躍している様子を出すために付けられたようです。

もう1点見逃せないのは、本展タイトルが付いた作品「私的な神話」。
上半身が人間で下半身が馬でしょうか。
神話に出て来る半獣ですが、土屋さんの手にかかると、馬の胴体と脚が違和感なく、まるで必然であるかのような美しいフォルム。
もちろん、うっすらと白っぽい彩色は相変わらずの土屋琉で、今回はどの作品でも脚には白だけでなくうっすらと別の色例えば青っぽい色などが彩色されています。
表情の端正さは、博多人形を思わせる切れ長で奥深い目が印象的です。
また、この作品は上半身は檜、下半身(主として馬の部分)は樟が使用され、よく観ないと気付かないですが、人間像の身体の途中に線が入っていて、二つの材料で作ったパーツを最終的には接着し完成させています。
檜は表情をしっかり出したい時に使われるそうで、硬い木材が適している。だから2つの部分に分けているとか。

動物たちも真っ正面から観た時と、斜め方向から観た時では表情の見え方が変わります。
斜め方向からだと、やや冷たい表情なのですが、真っ正面からみると、口元が「ニッ」となっていて、とにかく愛らしい。

最後に最新作「羊」お身体に就いた紋様に要注目。
「象徴的な意味合いで付けた模様であり、毛並みや鰭のようなものとは意味が違う」そうで、私は中国の青銅器を思い出すような唐草文が金色で配されていました。金泥化と思いきやそうではなく、金パールだそうです。

唐草文を付された羊は、不思議なことにより霊的な感じを受けました。

誰もいないギャラリーで、神獣たちと対峙したいです。

*2月12日まで。

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