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「TWS-Emerging 153 池田衆 /154 江口綾音 /155 坂根輝美」 TWS本郷

いよいよTWS-Emergingシリーズも今回が本年度の最終回。

・池田衆 「trivial today, transient tomorrow」
ikeda
池田衆≪a faint smell of memory≫ 2009, 写真、コラージュ

池田は「トーキョーワンダーウォール公募2009 審査員長を受賞している。昨年開催された「ULTRA003」で馬喰町にあるマキファインアーツのブースに3点出展されていた。
お名前と作品が一致していなかったのだけれど、会場に行って、この作品はどこかで見た記憶が・・・と思ってポートフォリオを確認したら、ULTRAだったという訳です。
2階の展示室小さい部屋と大きい部屋をフルに使用した展示。
照明も小さい部屋は明るく、大きい部屋は暗くと明暗を付けた展示ですが、彼の作品の特徴は撮影した写真を切り抜いたり、コラージュしたり、モザイクのようにカッティングしてイメージを再構成したりと写真を大胆に加工しているのが大きな特徴。モザイクの方は2007年制作の横長の風景写真作品が、展示されていて、パズルのように果てしなく続く気が遠くなりそうな作業だったろうなと推測。

現在はモザイク風でなく、切り絵のように写真を部分的に切り抜いて、切り抜いた部分も図像の新たな一部であるかのような作品が主体。
額装された作品が壁にあったが、それらよりもむしろ、額に入れずラミネートを印画紙に裏打ちして、しっかりとした支持体に手を加え、上から吊り下げた作品2点が素晴らしかった。うち一点は桜をモチーフにした≪Withuot time blinking your eyes≫2010年。もう1点は≪Over and over again≫2009年
正面から見れば桜。枝垂れ桜だろうか・・・は、向う側にスポット照明によって作られた影が桜をかたどっている。
切絵としての写真の真っ白な裏側を観るのも、また楽しい。白い切絵のすぐそばには影絵がある。
幾通りかの楽しみ方ができる作品で、これを写真と言うより、写真を素材に使用した別の作品と考えた方が良いのではないだろうか。

作家さんのブログを見つけた。⇒ こちら
*展示風景や一部作品の画像を拝見できます。

なお、個展タイトルは、「些細な日常や当たり前のような今日という1日は壊れやすく、気付けば一瞬にして明日には変わってしまう。つなぎとめておくことのできない時間のはかなさを意味している」とのこと。
そのタイトルと作品との関連性を紐づけるのは、やや難しい気もしますが、桜の作品を例にすれば、ちょうど散りゆく桜の花びらの部分が切り抜かれていたり、その切り抜いた破片が床に散らばっていて、まるで花弁が落ちた後のようで、この作品に関しては、タイトルと一致していたと感じ入りました。


・江口綾音 「フワ・モコ・サラサ・ラ」
彼女の作品は今回が初見。非常に不思議な技法で大画面に挑戦している。塗り方、タッチというのか、が一つの画面に複数混在していて、フワ・モコという触感が画面から感じられる。
ただし、モチーフが甘過ぎて、私の好みではなかったが、これまでにない画風で新鮮だった。

・坂根輝美「Schizophrenia」
ある意味、隣の展示室の江口と対照的な作品。写実を極めた作品群で、グロテスクかつ画面は暗い。しかし、非常に技術的に高い。
でも、こんな感じの作品をあちこちで見かけるような、もっとモチーフなりで個性を出した方が良いのになと、素人感想ですが思いました。

*1月30日まで開催中。

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