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「運慶-中世密教と鎌倉幕府」 神奈川県立金沢文庫

unnkei


神奈川県立金沢文庫で開催中の「運慶-中世密教と鎌倉幕府」に行って来ました。

本展は、神奈川県の光明院から運慶作の「大威徳明王像」が近年新たに発見されたのが、本展開催のきっかけ。
今回は、数少ない運慶の仏像を6点(伝を除く)一堂に展示し、密教と鎌倉幕府との関係から、運慶作品の制作背景の秘密に迫ります。監修は、仏像ブームの火付け役となった著書『仏像のひみつ』著者の山本勉氏が特別監修されています。

金沢文庫の企画展示室は2階になっているが、スペースとしては広くない。
前述の「大威徳明王像」は発見され、修復完了し初公開で同館で拝見しているが、非常に小さい。しかしながら、その相貌たるや鬼気迫るものがある。

本日現在今回公開されている運慶像(伝を含めて)は他に次の通り。
・奈良・円成寺  大日如来坐像 
・栃木・光得寺  厨子入大日如来坐像 
・神奈川・浄楽寺 不動明王立像 (2/27まで)
・同       毘沙門天立像 (2/27まで)
・愛知・滝山寺  帝釈天立像(伝運慶・湛慶作)

なお、2月8日~3月6日までは真如苑所蔵「大日如来坐像」が登場する。

ここで、極めて重要なのは、運慶作の大日如来坐像が3体同時に展示されることである。三体の共通点など同時に展示することで比較分析することも可能。

なお、展示作品の中には、なぜその仏像が作られたのか、誰が何のために依頼したのかなどの詳説や関連資料、所蔵されている寺の縁起などの重要な文書や像内納入品も併せて展示されている。

個人的には、光得寺の「厨子入大日如来坐像」と伝運慶となっているが、滝山寺の衣紋表現が素晴らしい「帝釈天立像」そして、浄楽寺の「不動明王立像」の動かない像であるにもかかわらず、わずかな腕の表現に力のこもり具合が分かる動的表現を可能にした運慶に脱帽した。
帝釈天立像は東寺蔵のものを模倣したと解説にあったが、着物の袖口が蓮の葉っぱのように花開いた様子で、この時代の仏像に類似の作例があっただろうかと考えてしまった。

図録を観ると、今回出展されなかった他の運慶仏の画像も掲載されており、滝山寺には他に2体所蔵しているが、私の観る限り、この帝釈天立像が一番美しい像だと思った。
滝山寺は愛知県の岡崎市内にあるので、以前から行かねばと思っていたが、今回を機にその思いが強くなった。

展覧会の終了を見計らって、やはり一度滝山寺に行ってみようと思う。

ただし、私は鎌倉物より、平安、更には奈良、飛鳥仏の方が好きなのでした。
運慶の仏像では、興福寺の無著像、世親像が最高傑作だと思う。

*3月6日まで開催中です。

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「運慶 - 中世密教と鎌倉幕府 - 」 神奈川県立金沢文庫

神奈川県立金沢文庫(横浜市金沢区金沢町142) 「神奈川県立金沢文庫80年 特別展 運慶 - 中世密教と鎌倉幕府 - 」 1/21-3/6 神奈川県立金沢文庫創立80年を記念し、各地の運慶仏を一堂に展観します。「運慶 中世密教と鎌倉幕府」へ行ってきました。 その抜群の知名

コメントの投稿

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メロンパン様

こんばんは。
コメント有難うございます。
滝山寺訪問は、早目に実現しそうですが、伊豆の方は厳しいです。
実のところ、運慶仏より奈良以前の古い仏像が好きです。

行ってよかったです

こんばんは。
運慶展にギリギリ駆け込みで行ってきました。
浄楽寺の二体が期間限定のため、出展されていませんでした。
三体の大日如来坐像の揃い踏みは格別なものがありましたね。
私も岡崎の滝山寺や伊豆の願成就院にいつか行きたいです。
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