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「所蔵作品展 現代の人形 珠玉の人形コレクション」 東京国立近代美術館工芸館

人形


東京国立近代美術館工芸館で開催中の「所蔵作品展 現代の人形 珠玉の人形コレクション」に行って来ました。

ちょうど2年前の1月に愛知県にある碧南市藤井達吉現代美術館で「東京国立近代美術館所蔵 人形展」を観たことがある。実に様々な人形があるものだとその時に初めて知った。
過去ログ:「東京国立近代美術館所蔵 人形展」

本展は、この時に観た人形の多くが重複していたが、未見作品も多く、2009年5月に新橋の旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で開催された「人間国宝 鹿児島寿蔵展」以来人形の美や愛らしさを堪能した。

今回印象に残った作品は次の通り。
工芸館らしく、ショーケースの後ろの壁面には、稲垣稔次郎の型染の壁掛けや木村雨山の加賀友禅壁掛が配され、展示に華を添えている。こういう演出はとても好きだし、工芸館ならではだと思う。

<1室>
・竹久夢二:「少年」、「ピエロ」 2体。
碧南でも夢二の人形は観ているが何度観ても夢二らしくて素敵。ちょっと夢見がちな甘い手作り感覚の残る人形。

・高浜かの子 「騎馬戦」他、計5体
高浜の作品では、やはりこの「騎馬戦」1940年が図抜けているように思う。他にあった2体は1970年代以後の作品だが、戦前の作品とは趣を大きく変えて、甘い雰囲気がない。

・平田郷陽 「童子人形」
話題の平田郷陽である。先日の山種美術館での山下裕二教授による講演の中でいきなり郷陽が登場して来た。既に記事に書いたが、今年平田郷陽の回顧展が佐野市と佐倉市で予定されているので楽しみ。
端正な伝統的な日本人形を踏襲している。彼の人形の特徴は面差の優美さだろうか。

<2室>
・鹿児島寿蔵
先にも紹介したが、彼は人形工芸での人間国宝指定を受けている。その作品の素晴らしさは今更申し上げるまでもないし、私も大好きで、今回は3体出展されていたが、いずれも既に観たことがある作品だったと思う。特に「なかよし」は碧南で最初に観た中で気に入った作品の一つ。

他にここでは野口光彦、川上南甫らの作品が紹介されているが、2003年制作の大島和代「夏の雨」は何とも言えない表情が、どこを観ているのか分からない瞳と共に忘れられない。

<3室>
・大林蘇乃 「西銀座昼の月」1962年
人形はどうしても顔にまず目が行く。本作品は桐塑で制作されているが、表情の優しさが印象的。

ここで、再び平田郷陽、川上南甫が登場。
郷陽の作品では「虫の音」1952年木彫、胡粉仕上げが素晴らしかった。

<4室>
懐かしい人形たちとの再会。
碧南で拝見した作品が4室には多かった。一番は川崎プッペの「女」1959年。布帛で制作されたこの人形を一目見たら忘れることはできない。それほどまでに強い印象を遺す、他の作品とは大きく異なる個性がある。
プッペの他の作品を観たことがないのだが、他の作品はないのだろうか?

ニューオータニ美術館で見逃した友永詔三の木彫2点。堀柳女の「瀞」は袖口の細かい透かしが凄い。どうやってあんなに細かい模様を創り出すのだろう。
他に、前田金彌「慈母」「さすらいびと」が気に入った。

<5室>
ここは、碧南で観た作品がほとんどだったが、吉田良の「すぐり」は初見だと思う。
あれだけの妖艶さとおどろおどろしさがある人形であれば、恐らく記憶しているに違いない。

*2月20日まで開催中。

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