スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第5回 「shiseido art egg」 今村遼佑「ひるのまをながめる」 資生堂ギャラリー

第5回shiseido art eggの2番手は、今村遼佑「ひるのまをながめる」。

今村さんの作品を私は一度、京都市芸大ギャラリー@KCUAのオープニング「きょうせい」展で見ていた。
しかし、それが今村さんの作品をだったと気付いたのはまだ1ヶ月程前のこと。
@KCUAを再訪したら「きょう・せい」展の図録が販売されていて、あのカオス的第1部の作品はいったい誰のものであったかを確認する意味も含め購入したが、今村さんは第2期に出展されていて、お名前と作品がしっかと結び付いた。

「きょう・せい」展第2期での彼の作品は階段や2階通路にあった蛍光灯スタンド。この時の鑑賞記録を読み返したら、今村さんの作品ではなく別の作家さんの作品だと大いなる勘違いをしていた(大変失礼しました。)。
と言っても、今でもあの作品の意味がよく分からないでいる。
何の変哲もない蛍光灯スタンドとしか認識できなかったのだが、実は何か深い意味や裏があったりしたのだろうか?

さて、話を戻す。

資生堂ギャラリーの空間を使用して、今回は如何なる作品を見せてくれるのか。

そう、彼は私に久し振りに音や気配、視覚を研ぎ澄ます貴重な機会を与えてくれた。

入口近くにあるのは小さなオルゴールの機械部分だけが3つ。
ここで、かそけき音を感じる。
決して急いではならない。
「急がない」ということは今回の展示を十分楽しむのに一番必要なこと。

続くもう1点も音を感じる作品。
いや、感じるというのは正確ではない。音を見つける作品と言う方がしっくり来る。

そうしてまた先に進む。
今度は、天井から細い糸が、床には糸巻が転がっている。
これがじわじわじわじわとゆっくりとした動きを見せ、やがて突然かたんと倒れ、その瞬間、糸は緩む。

糸を見ていたら、床にきらりと点滅する光を発見。
まるで宝探し、いや作品探しのゲームのようだ。

他にないか、どこかに作品は落ちてないか、知らず知らずのうちに床をなめるように見渡している。

するとやや中央より入口方向の壁に近いあたりに段ボールを繰り抜いたような小さな円環が落ちていると思ったその矢先、その円環はゆっくりと上昇して行く。
ここでも糸が登場し、円環をぶら下げ恐らく天井近くの梁に仕掛けられた滑車?のような機械に巻き取られ、一定の所まで来ると緩む。

同様に別の壁下の床にも小さな光。

奥の展示空間もう同じような状況が作られている。

緩い風になびく細い糸。
細い糸がきりきりと捩じられ紙縒りのようによられて行く姿を追う。


懸案材料としては最初の音の作品が、ギャラリーに出入りするための階段を上り下りする人々の足音でかき消されてしまうこと。
入口近くに一番繊細な音を見つける作品をなぜ配置したのだろう?
奥の部屋の方が、階段を鳴らす足音に邪魔されないように思ったが。

そして、もう一つ。
私は今村さんの作品を楽しみつつ同時に複数名のアーティストの方を思い出していた。すなわち、どこか他の作家さんの作品を彷彿とさせるものがあった。
私はまだ僅かに今回と「きょうせい」の2つしか作品を拝見していない。
今後、どんな作品を見せてくださるのか、今村さんらしさを見つけたい。だから、今月下旬から開始される京都のstudio90での展示:今村遼佑「ながめるとみつめるのあいだVol.01」も、拝見させていただく予定でいる。
studio90のサイトはこちら

*2月27日まで開催中

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。