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「第14回 岡本太郎現代芸術賞展」 川崎市岡本太郎美術館

太郎賞14

川崎市岡本太郎美術館で開催中の「第14回 岡本太郎現代芸術賞展」に行って来ました。

当日は、何と1600通を超える応募があったという岡本太郎生誕100年記念講演 「篠原有司男(ギューちゃん)、岡本太郎を語る!!」*パフォーマンス:ボクシングペインティングあり!に運良く当選し、そちらの講演とパフォーマンスをしっかと観てきました。
豊田市美術館での「ギューとチュウ」展でボクシングパフォーマンスを観ることができなかったので、生でその雄姿を観られて感動~!ご本人は、とても小柄で気さくな方でした。石原都知事と同い年だとか。

このパフォーマンスの模様は、ブログ「中年とオブジェ~魅惑のモノを求めて~」さんで画像+動画付で詳細がアップされています。URLは以下の通り。是非、ご参照ください。
http://blog.livedoor.jp/schizou/archives/2011-02.html#20110228

私はと言えば、皆さんがTシャツにパンチされているのを呆然と眺め、終了後のドサクサにまぎれ、「サインをお願いします・・・」とオズオズと差し出したノートに、さらさらと私の似顔絵を描いて下さるではないか!勿論サイン付。家宝にします~とテンションは最高潮になったのは申し上げるまでもありません。
しかし、本当にパワーのある方で、パワーもエネルギーも同時にいただいた気がします。本当に有難うございました!

さて、毎年楽しみにしている同館主催の岡本太郎現代芸術賞展。
今年で実際に観に行くのは3回目となる。
今年の応募総数は、818点と過去最多。そのうち以下27組の作家が入選し、太郎賞(1点)、敏子賞(1点)、特別賞(3点)作品が選ばれ入選作品すべてが展示されている。
<入選者>
秋永邦洋、 池田典子、 上田尚宏、 大垣美穂子、 おおば英ゆき、 大森隆義、 オル太(岡本太郎賞)、 加藤正臣、金子良/のびアニキ、 鎌田あや、 川埜龍三、 北野謙(特別賞)、 衣川泰典、 熊澤未来子、 高野浩子、 コフネコトモ子、坂本夏海、 島本了多、 高嶋英男、 チームやめよう、 照沼敦朗(特別賞)、 藤堂安規、 二藤建人、 松延総司、望月俊孝(岡本敏子賞)、 諸橋建太郎(BARBARA DARLINg)、 山本麻璃絵(特別賞) (50音順)

今年の全体的な印象はを3点挙げる。
1.どこかで作品を観たことがある作家さんが多かった。

2.立体、インスタレーション、パフォーマンス、映像、写真と実に多彩な表現手段の作品が入選を果たしていたこと。特に映像作品が増加しているように感じた(数えてはいない)。

3.作品の大型化

2、3の影響によって、展示室内はかなりのカオス的様相を見せていて、例年より展示室が手狭に感じた。また、大型の立体作品やインスタレーションを平面絵画と同室に展示するため、どうしても平面でかつ小さな作品は、目立たなくなってしまうのが不利かなと。作品には適切なサイズがある。勿論大型作品は見栄えするが、作品の良し悪しはサイズでは測れない。
小品の丁寧な水彩+鉛筆画はあの空間に置かれて、居心地が悪そうに見えた。

個人的に印象に残った作家さんを挙げる。

・オル太 「つちくれの祠」
オル太は11名のアーティスト集団。さすがに太郎賞受賞したのもうなずける。
まるで舞台美術のような巨大な造形物である祠はアニミズム信仰を思わせるような原始的かつ宗教的な雰囲気を醸し出し、そこだけ、現代から切り離された別の時空が流れている感じ。
この作品を使用し、メンバーがパフォーマンス祠TIME「一生供物」を行っている。日程は下記の通り。
3月12日(土)、20日(日)、26日(土)、4月3日(日)時間:各日10:00~17:00
このパフォーマンスを観てこそ、作品の持つ意味合いや感じ方が変わるし、それこそが完成作な気がしてならない。

・望月敏孝 「うつつみ」
彼の「うつつみ」は、昨年上野の東京藝大近くで開催された「続・続・続・続展」で強く印象に残っているので、すぐに思い出した。
会場内の至る所に、ひっそりと気配を漂わせたかつらと黒布の女の子。そんな単純なものだけなのに、しっかりと頭に刻み込まれる、そんな作品。他の作品を観てみたい。

・北野謙 「our face project」
過去の太郎賞展に写真作品が入選したことがあっただろうか?少なくとも私がこれまで観た13回、12回には写真がなかったような、私が失念しているだけかな。
今回は実際に出会って撮影した複数の肖像を暗室で均等に微小の露光を重ね1枚の印画紙にイメージ化したもの。
大判の3点は版画作品のような画像の中に不思議な光と影を放っていた。既に中堅と言って良い写真家の今回の作品は完成度が高かった。

先日、京芸の新研究棟で拝見した水木塁さんの作品の多重露光作品とは似ているが、違った制作技法という理解で良いのか。どうも技法になると、いや技法だけでないが、滅法弱い。

・山本麻璃絵 「ものモノ」
日常よく見かける雑多な工業製品やプラスチック製品などなどを木彫で表現する。彼女の作品は東京ミッドタウンアワードや群馬青年ビエンナーレ2010で観ていた。
このまま、このモチーフシリーズを続けるのだろうか、今後の活動を注視したい。

・上田尚宏 「Distortion≪1/X≫」
この作品は、一定時間を経過すると光が巨大な水道管のような円環を動き回るというしかけがあるので、しばらくじっとしていた方が良い。もしくは近くに移動してすぐに戻るとか。
面白いのだけれど、何かもう一つ欲しいかな。

・コフネコトモ子 「SOUL DANCE」
新たなパフォーマンス登場か。ボディアート+ダンスパフォーマンスを世界中をめぐって行う。
体を張った女性アーティスト。彼女のボディペインティングになぜか刺青を思い出した。

・島本了太 「しらない言葉の百鬼夜行」
これは、面白かった。
やたらと巷に流布している外来語、専門用語を並べて、作家は言葉の意味を知らず、言葉の音や文字性だけを頼りにそこから見出したものをイメージして絵画にした。
現代を風刺しているようで、その実、真剣だったりするのかなと如何ようにも解釈できる。
横長の作品を壁に展示、最後の部分の隣に、「この絵に書いた言葉の意味をしりません。もし、意味をご存じものがあれば教えてください。」とコメントと箱が用意され、箱に投稿された回答も一緒に展示されている。

他に、「Domani・明日展2009」で拝見した高野浩子の一段と大きな想い出についての作品、高嶋英男「ヨシ子さんがつくる。」、熊澤未来子「狂慌」、グロテスクかつエロティックなインスタレーションではあるが存在感抜群だった諸橋健太郎「勃たない世紀のHistoria」、松延総司らが記憶に残った。

なお、コフネコトモ子他の作家のパフォーマンスやアーティストトークなどのイベントもあります。
詳細は美術館の公式サイトをご確認ください。→ こちら

*4月3日まで開催中

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