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2011年3月5日・6日 鑑賞記録

3月5日午前0時新宿発の深夜バスにて名古屋へ向かう。帰名するのにバスを利用したのは初めてだが、今回利用したバスは足元もシートも広めでなかなか快適だったが、唯一の難点は暖房の効きが悪く、窓際の私は非常に寒かった。
毛布は備え付けがあったのだけれど、ダウンをかぶっても寒い。
次回は別のバスを予約済なので、当分乗り比べしてみるつもりです。

さて、この土日は岐阜県美+愛知県内の美術館+ギャラリーひとつを回りました。
以下簡単な鑑賞記録です。今回はどれも充実した内容だったので、美術館の展覧会は別記事をアップします。

1.愛知県美術館「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展」+常設展
カンディンスキーと青騎士展は三菱一号館美術館で既に観ていたので、今回は時間がないこともあり気になる作品のみじっくりと。
しかし、やはり箱が広いのに作品が小さいため、寂しい感じと無駄な動線が多すぎると思った。もっと企画展示室をしぼるか仕切るかした方が良いのではないか。天井高が三菱よりかなり高いので、絵が一層小さく感じる。

常設、これがまた素晴らしかった。
一番のツボは、木村定三コレクションの「朝鮮陶磁特集」。
少女の陶製彫像に加え、青磁に白磁、とどめは井戸茶碗に熊川茶碗。高麗茶碗や三国時代の土器は大好物なので、嬉々として観て回る。

そして、テーマ展は大西康明「体積の裏側」。
大西さんの作品は以前、大阪の「Art Court Frontier 2010 #8」@アートコートギャラリーで拝見した作品と同じ手法を使ったもの。
今回は空間が広かった分、作品も大きくなっていたが印象は前回とそれほど変わらない。ただ、素材となっているシートがあまりに薄く動くたびにカサカサと音を立て、それも狙いなら良いのだけれど、そうでないならもう少し、厚みのある材料の方が良いのではないか。材料によって、せっかくの作品が安っぽくなってしまうのは残念。

新収蔵作品では、岡崎乾二郎「あなたがたのかんがえは・・・」「天使は翼があるから・・・」「野には(この世界では見えぬ・・・」の黄金比を使用した3部作に吸い寄せられる。この3部作、大きさもかなりのもの。
若手の坂本夏子「Painters」2009年もしっかり入っていた。
他に岸田劉生、正宗徳三郎らの作品が新収蔵、寄贈されていた。

・愛知県立芸術大学卒業・修了制作展
愛知県芸の卒展は今回初めて拝見した(と思う)。無駄にパンフレットが厚い紙を使用しているのが他大学と違うが、作家とタイトルがきちんと書かれているので、観る側としては非常に観やすい。
日本画:小柴一浩、辻恵、山岡佳澄、油画:石井貴紀、木全佑輔(彼は既にギャラリーが付いていたような、要確認)、横野明日香、江上真織、東条香澄、彫刻:葉栗里、上村文香、里村英昭、本田篤志、デザインは各学生さんみな個性的で良かった。高柳佑真、安東哲 以上が目に留まった学生さん。

・松坂屋コレクション 技を極め、美を装う 4/10まで
巡回なしで松坂屋創業400周年+松坂屋美術館20周年記念となれば、力が入っているに違いないと予想していたが、案の定素晴らしかった。以前、大阪市美他で松坂屋京都染織参考館の名品を展示する「小袖」展が開催されたが、今回はそこで展示されていない更なる秘蔵品を一堂に展示。約150点は非常に見ごたえがある。「小袖」展が気に入られた方は是非とも足を運んでいただきたい内容。

・「ビートルズとその時代 SWINGING LONDON 50's-60's」 岡崎市美術博物館 3/21まで
開館30分後に到着したのに、既にお客様はかなり入っていて、年配のご夫婦やいかにも60年代に青春時代を迎えていたのでは?と思われる方々など幅広い年齢に人気のようだった。
予想外に面白い内容で、特にビートルズのレコード・ジャケット「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の謎を新たに解明した発見に感心しきり。
福助とソニーのポータブルテレビ。
こちらも、是非とも足を運んでいただきたい内容。ジミヘンのギターや衣装、ベスパにミニ・ヒーリー・カブリオレがあるかと思えば、北欧デザインもあり、府中美術館で昨年企画展があったディーター・ラムスなど(これ観ておいて良かった)、岡崎市美博の企画展もまずハズレたことがない。

・豊田市制「Art in an Office-印象派・近代日本画から現代絵画まで」3/27まで
・「柴田是真 伝統から創造へ」4/3まで
・「浮船」 4/3まで
・「アイチ・ジーン」 3/6で終了
以上すべて豊田市美術館

以上4つ、うち「アイチ・ジーン」は愛知県立芸術大学芸術資料館のアウトリーチ活動の第3回目として、会場を美術館内展示室、レストラン、又日亭と使用したものなので、主催は別。
それでも他3つの展示を全て観ても鑑賞料一般300円は他館では考えられないコストパフォーマンスの良さ。
いずれも秀逸であるが、柴田是真は、三井記念美術館・承天閣美術館他に巡回した是真天を補って余りある内容。3月20日、藤井達吉と絡めた講演があると知り、うずうずする。藤井達吉はとても好きで気になっているのに、是真とどこかで関わりがあるのだろうか?分身したい。

「Art in an Office」は、これを逃したら次に観られるのはいつのことやら・・・という普段企業内で展示されている作品が公開されている。非常に珍しい作品が何点か、そして噂のトヨタコレクション(トヨタ自動車のコレクション)の現代美術作品が勢ぞろい。すべてコミッションワークというから凄い。
杉戸洋さんの「センチュリー」は完全にツボだった。欲しい。。。

「アイチ・ジーン」は愛知県立芸術大学史料館、はるひ美術館、そして最後の会場が豊田市美術館での展示。
何といっても、贔屓目なしで、山田純嗣さんの展示が抜群に良かったです。
個人的にはレストランの展示が特に良かった。外のダニエルビュレンの鏡を利用することも考慮の上での作品配置。あれは、ずっとあのままレストランに展示してあると楽しいのに。
又日亭の和室を利用した展示も、めったと見られない内容。昨年、東京ユマニテで個展を拝見した城戸保さんの写真、今回はスナップショットが畳に置かれているのが面白い。牛だと思っていたら馬の鼻で、奥の床の間を使った1点も良かった。書きだすと長くなりそうなので、ひとまずさわりだけ。

・手塚愛子 展  透明な果実 1
・小柳裕 展 温室育ち Hothouse Plants ケンジタキギャラリー名古屋 いずれも4/23まで
手塚愛子さんは、いつものタペストリーの糸をほどいてほどいて・・・そこからイメージを創出させる作品だが、小品と他に1点これまでとはちょっと違った見せ方をする作品があり、大山崎山荘美術館での展覧会が楽しみになった。

小柳裕の作品は初見。ジュートを支持体に使用して、その上から油彩で静物もしくは花などを描く、高島野十郎のろうそく作品の模倣かと思うようなモチーフの作品が2点あった。


この他、藤原えりみさんの講座『西洋絵画を視る』も受講でき、内容の濃い2日間でした。

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