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「ビートルズとその時代」 岡崎市美術博物館

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swingina

岡崎市美術博物館で3月21日まで開催中の「ビートルズとその時代」展に行って来ました。

特段、ビートルズに強い思い入れはないのだけれど、岡崎市美博の展覧会でハズレなしという経験から行ってみることにした。

本展では、1950年代~60年代のファッション、インダストリアル・デザイン、音楽などを通じて当時のライフスタイルを本格的に紹介するものです。
この展覧会は、いわき市立美術館→埼玉県立近代美術館を巡回し、最終巡回地の岡崎市美博での開催となっていますが、ビートルズの新発見の貴重な資料は岡崎のみに許可されて日本初公開されています。
更に、日本初公開なのは、レッド・ツェッペリンのギタリスト。ジミー・ペイジが本展のために愛用のエレキギターや衣装を特別に出品しています。
ファン必見の内容。

50年代、60年代を懐かしむご年配のお客様、この年代のデザインやファッションを愛する現代の若者、私が思っていた以上に様々な年齢層のお客様が展覧会を楽しんでいるようでした。

冒頭に、本展最大の見どころをご紹介したいと思います。
これぞ、学芸員魂!と私は感動しました。
これは展覧会の最後の最後に登場するのですが、ビートルズのレコード『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年)のジャケットに関しての新発見。
同ジャケットの右下にポータブルテレビが写っている。私は格別ビートルズファンではないため、知らないのですが、このジャケットは有名なもので、メンバー達が持ち寄った人物や品ものがコラージュのように集められ、それらの意味付けや誰の持ち物だったのかが不詳で、謎を秘めたレコードとしても知られているそう。
このジャケットは1967年3月30日にチェルシーのスタジオで撮影されています。

本展開催の準備にあたりビートルズ関係の資料は東京在住のコレクターI氏に出品をお願いし、その中からポール・マッカートニーのサインが入ったインボイス(請求書兼納品書)を担当学芸員の村松氏を見つけ、非常に気になるものとして追いかけ始めます。そこには。1967年12月17日にマッカートニーが、ソニー製の9インチポータブルテレビを購入したことが書かれていました。
前述のレコードジャケットの撮影の約3か月前の購入。
つまり、ポール・マッカートニーが購入したばかりのテレビを持ち込んだ可能性が出てきました。
ソニー本社にインボイスに記載された型式を確かめると、ジャケットに撮影されているポータブルテレビと同型のものと判明。

このテレビとは逆側にはジョン・レノンが日本講演の際に購入して持ち帰ったとされる「福助」が写っています。

福助が日本の伝統を象徴し、ポータブルテレビが当時日本が世界に先駆けた最先端技術の象徴。つまり伝統と先進の対比をジャケット上でなしえたという仮説が成り立ったのでした。

展示には、前述のインボイスとレコードジャケットいずれも展示されています。この素晴らしい発見に思わず拍手をしたくなりました。やるな!って感じです。

展覧会は「1950-1955」、「1956-1965」、「1966-1970」、「Swinging Sixties」、「特別出展」の大きく分けて5部構成になっており、大変見ごたえがありました。

個人的には、映画『ローマの休日』に登場するスクーター「ベスパ」や噂に名高い中判カメラ「ハッセルブラッド1600F」などいきなり、食いついてしまうような本物が登場。

以後、私は特に車にそそられてしまいます。
「ミニ・ヒーリー カブリオレ」は手づくりで製造された3台のうちの貴重な1台。古いのにカッコいい。
車ではないですが、自転車「モールトンスポーツ・Fフレーム」ミニスカートでも乗れる自転車としてデザインされたとか。自転車の流行の背景には石油不安がありました。

時代を追って、デザインや風俗を観ていくと、如何に世相やその当時に起きた事件、流行が日常の品々にデザインとして取り込まれているのかが良く分かり非常に興味深かったです。

府中美術館で回顧展があったばかりのディーター・ラムスのデザインした電化製品やオーディオなども展示。府中で予習しておいて良かった。

また、イギリスだけでなく北欧デザイン、フリッツ・ハンセンやジョージ・ジェンセンのアクセサリ、ポールセンのランプなどインテリア製品、ヤコブセンのカトラリーなども展示されている。

お気に入りは、1970年のポータブルラジオ「パナペット70 R70」のデザイン。
1969には年月面に人類が着陸。カラフルな球体でどこにでも吊り下げられる愛らしさはどこか宇宙や月を思わせる。


3月20日にはエンディング・スペシャルライブ「ヴィンテージギターで聴く50's~70'sサウンド」が開催されます。
第1回 11:00~ 第2回 14:00~ 各80名
開演1時間前から整理券配布予定。会場:1階セミナールーム

展示作品約300点、とても楽しい内容の展覧会でした。やっぱり岡崎市美博の企画展は当たりです!

*3月21日(月)まで開催中。

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