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「若冲水墨画の世界」 相国寺承天閣美術館

若冲

相国寺承天閣美術館で5月10日まで開催中の「若冲水墨画の世界」に行って来ました。
美術館の公式サイトはこちら

承天閣美術館では第一展示室と第二展示室の2つの展示室があります。
第一展示室では、肝臓の名品展-書画と工芸-を開催、第二展示室が若冲水墨画特集と言える内容。
何と言っても、今回の目玉は鹿苑寺大書院障壁画特別展示で、全50面を一挙に大公開するという、相国寺でなければできない、全面修理完成を記念しての公開です。

しかし、第一展示室も侮れません。
この美術館は書画もですがやきもの、茶道具、工芸等すべてにわたり、良い作品を所蔵しています。
今回も重要文化財の≪黄瀬戸大根文輪花鐘鉢≫が入口正面に置かれていて、その時点でやられました。
隣接のケースをのぞけば、大名物の≪唐物茄子茶入れ 銘珠光≫、勿論珠光の旧蔵品あり。

書画では、≪十牛図≫周文筆、これを観るだけでも十分に行く価値はあります。さらに、今回は≪耳川合戦図屏風≫八曲一双、狩野探意、≪雪松図≫維明周奎など朝鮮通信使がらみの資料と合わせて展示されています。

そして、お待ちかねの第二展示室。
この部屋で若冲といえば、どうしても2007年(平成19年)の「釈迦三尊像」と合わせて「動植綵絵」を一挙に公開した「若冲展」が思い出される。
あの展覧会の際は第一展示室に「釈迦三尊像」+「動植綵絵」30幅が公開され、この第二展示室では今回と同じく鹿苑寺の大書院障壁画50面が一挙に展示されていました。
あれから修復に出し、お色直しも済ませた所で、再びお目見え。

今更ですが、今回の50面の襖絵は次の通り。
・竹図襖絵 4面  → お客様を迎える際の最初のお部屋。節が特異なことから中国伝来の竹と言われている。
・秋海棠図襖絵 6面
・菊鶏図襖絵 4面
・松鶴図襖恵 8面
・芭蕉叭々鳥図襖絵 8面
・葡萄小禽図襖絵 4面
・双鶴図貼付 1面
・月夜芭蕉図 障壁画 (常設展示)床貼付 4面
・葡萄小禽図 障壁画 (常設展示)床貼付 11面

何やら、2007年あれからまだ4年しか経過していないとは思えません。襖絵を眺めて行くうちに、あの4年前のことを思い出していました。物凄く沢山のお客様がおしかけ、今回のように僅かに5名程度の来客で静かに鑑賞するなど夢のよう。やはり、離れて見たり近づいて見たり、奇想ばかり取り沙汰されていますが、構図が上手いと改めて思った次第。何度見ても良いものは良い。
今回は、ゆっくり静かに、襖絵や障壁画と対することができました。

また、2007年の時は菊鳥図襖絵がお気に入りだったのですが、勿論、この襖絵も良いのですが、若冲の芭蕉を描いた作品に心惹かれました。菊は邪気を払い、長寿を得られる、吉祥のモチーフ。芭蕉の大きな穏やかな葉を観ていると大らかな気持ちになってきます。ここでは、叭々鳥の存在も欠かせないポイントになっています。

障壁画をゆっくり堪能して、今回はそれだけではなく若冲の水墨画掛軸や≪群鶏蔬菜図押絵貼屏風≫六曲一双など昨年の若冲アナザーワールド番外編のような状態。・

・芦花翡翠図
・芭蕉図
・布袋渡河図
・エイ図
・山水図
・葡萄小禽図 (掛軸)など約20点も合わせて展示されています。

中でも極めつけは、林良≪鳳凰石竹図≫明時代、の作品を若冲が模写した≪鳳凰図≫の横並びの展示でしょう。
この両方が並ぶことも珍しいように思います。

この部屋にも北宋・南宋青磁、白磁、煎茶の諸道具、乾山、仁清など眼を楽しませてくれるやきものが待っています。

*5月10日まで開催中。会期中は無休なので、月曜は美術館も休み・・・という方は是非お運びください。

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非公開コメント

junko様

はじめまして。

若冲の水墨画思いっきり楽しんでいらしてください。
他にもお宝目白押しです。

相国寺美術館

若沖水墨画を見たいと思い、ブログに行きつきました。
京都でヨガのインストラクターをしています。相国寺は、実家から近いのに、美術館の存在も知りませんでした。
ぎりぎりですが、見に行けそうで、うれしいです。
混んでないのは、本当にいいですね!

ベンゼン様

こんばんは。
お返事が遅くなり申し訳ございません。

京近美の今回の常設は良かったですね。
あれだけの大下絵をなかなか一度に観られるものではありません。

相国寺の美術館はいつ行ってもあれだけ充実しているのに
混んでいないのが不思議でなりません。
有り難いことですが。

No title

行ってきました、京都まで。
耳川は異常に状態がいいですね。隣の等伯も良かった。
障壁画のほうでは床貼付と襖の葡萄が気に入りました。
構図がいいなあと。
あと最後に見た鳳凰図。筋目がきが満載でした。
残念だったのは買いたかったポストカードがばら売りされてなかったこと。
1枚欲しいのに10枚買うのもねえ。
GWということもありそこそこの混みよう。

今回行った中では、ここが一番でしたね。
意外と良かったのが京都近代の常設。
特別公開は、大徳寺と妙連寺でしたが拍子抜けするほど空いてました。
初日だったせいかなあ。
ただ、暗い・遠いで美術館のようにはいきませんね。

では、また。

ベンゼン様

ご無沙汰しております。
この美術館は、いつ行っても混んではいません。
ただ、GWには行ったことがないので保証できませんが、
京都へ行かれる方の目的で美術館というのはあまり
ないようです。

展示作品のリストはお寺らしく縦書きのしっかりしたものが
いただけます。
そして、各作品のキャプションも丁寧です。
ぜひ、お楽しみ下さいね。

No title

お久し振りです。
早速行かれましたね。
私はGWに特別公開と合わせてここに行くつもりです。
展示作品名が随分出ていますが、リストのようなものがあったのでしょうか。
寺の美術館にも特別公開にも行った経験がありませんので、
勝手がわかりません。
特別公開に行かれたことはありますか。
さぞ混むのでしょうね。

では、また。
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