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冨井大裕個展 『色と形を並べる』 レントゲンヴェルケ

冨井
wrap (color sample) #1, (2008), ビニールテープ, 針金, 0.6x17x0.6 cm

レントゲンヴェルケで4月2日(土)まで会期延長が決まった冨井大裕個展 『色と形を並べる』に行って来ました。
本来の予定では、先週の土曜日3月27日に終了予定でしたが、好評かつ震災の影響で数日間の休廊があったためか、4月2日(土)まで会期延長が先週の土曜日夜に決定したようです。

冨井大裕(1973年新潟県生まれ)は、2000年頃より主に日用品を用いて彫刻作品の制作を続けています。

私が最初に冨井の作品を拝見したのは、馬喰町のギャラリーαM「変成態-リアルな現代の物質性vol2 揺れ動く物性 冨井大裕×中西信洋」でのことだった。本展が、コマーシャルギャラリーでの初個展というのは、ちょっと驚きだったが、確かに彼のプロフィールを観ていくと商業ギャラリーでの個展については掲載されていない。
(過去ログ)ギャラリーαM:変成体vol2 http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-693.html

今回は、同ギャラリーのサイトに掲載されている、冨井が本展に寄せた文章が、彼の作品の意味や表現したいもの、関心を持っていることを分かりやすく表している。以下ご参照ください。
http://www.roentgenwerke.com/03exhibitions/2011exhibitions/03.Placing_Colors_and_Shapes/1103_tomii_2.html

レントゲンはそれ程広さがないので、αMの時よりも、作品間の間隔のバランスがよく、作品ひとつひとつが、全体に共鳴しているような空間が2階に創出されていた。

中央には、ビルの床によく敷かれている四角い床マットが何層にも重ねられている。
この重ね具合がまた絶妙なのである。微妙な色の差を利用して、等間隔に配色するよう上に上に重ねていく。
一つの色相の塊となったマットは最早マットであってマットでない別のオブジェになっていた。

壁に留められた、金と銀の大小のボルト重なり。
一見すると、これが作品とは気付かない方もいるだろう。
まるで、壁にとまった蝿のごとくボルトは普段からそこにあるような静かな存在になっていた。しかし金と銀の組み合わせそして重ねたことで、単なるボルトが偶然ではない作家の意図により彫刻へと変化した。
見る人にとっては、やはり日用品そのままなのかもしれないが、しかし、それとて作家は承知のことだろう。

ビニールテープをストローのように管状に巻いて色の横に並ぶ層を創り出していく。
このストローが楯を楯に並べていくと、これがまたビニールテープとは思えない美しさを醸し出す。

まさに、展覧会タイトル「色と形をならべる」そのままが、展示空間に息づいていた。
冨井大裕の求めていることが漸く理解できた気がする。

現在、彼は東京都現代美術館で開催中の「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」展にも出品作家として参加している。こちらの展覧会にはまだ行けていないが、この個展を踏まえつつ新たな作品との出会いに期待している。

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