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「パウル・クレー展 おわらないアトリエ」 京都国立近代美術館

クレー展


京都国立近代美術館で5月15日まで開催中の「パウル・クレー展 おわらないアトリエ」に行って来ました。
展覧会公式サイトはこちら

パウル・クレーは大好きな画家。
元々、私が美術に関心を持つきっかけになった画家のひとり。
東近美に初めて行ったのも≪花ひらく木をめぐる抽象≫(本展にも出展されている)見たさだった。

その後、神奈川県立近代美術家鎌倉、川村記念美術館でのクレー展もかかさず観て来た。今回も、東京国立近代美術館に巡回するのは知っていたが、とても待ち切れなかった。東京は現在の状態が続くと開館時間も限られているし、観たいものは先に確実に観た方が良い。これは震災で学んだ教訓。

本展は、ベルンのパウル・クレー・センターが所蔵する作品を中心にヨーロッパ、アメリカ、国内所蔵の日本初公開作品を数多く含む約170点で構成されています。「アトリエ」をキーワードに、「特別クラス」の作品を紹介するとともに、具体的な技法を検証し、「創作のプロセス・手法」を明らかにします。~展覧会チラシの内容より

・・・と上記のような内容がチラシに書かれていることは知っていたが、観終わった感想は「難解」に尽きる。
図録をしっかり読み込めば、また違った感想になるかもしれないが、展覧会を一通り観ただけだと、なかなか専門の美術教育を受けていない素人には、技法や制作過程でまとめられた今回の展示は個人的に消化不良。
まとめ方が悪い訳では決してない。
開設パネルや関連DVDなども流れていたし、展覧会会場の設営も壁面を上手く使用し、動線も迷わせない上手い裕堂ができていた。
展示会場の様子は、以下『Paul Klee Times』という本展のためのスペシャルサイトで画像紹介されているので、是非ご参照ください。
http://klee.exhn.jp/times/kyoto/index.html

この他、茂木健一郎さんのクレーを巡る旅(全3回)など、クレーに関するコンテンツがニュース仕立てで紹介されています。

本来ならすぐに、感想をあげるつもりが今日まで日延べしてしまったのも、飲み込めないままだったのが原因。
感想を上手く書こうと思わず、いつも通り正直ベースで言ってしまえば、学究的過ぎてあまり楽しめなかったのだ。その後観た常設展示の方が楽しめたくらいで、それがまた悲しく虚しかった。

でも、東京に無事巡回したら、再訪しようと思っているのは、やはりクレーが好きなのと、2回観たら少しは消化できるのではないかという淡い期待故。いや、きっと行きます東京展も。


さて、展覧会構成は次の通り。
・自画像
・現在/進行形 アトリエの中の作品たち

プロセス1 写して/塗って/写して 油彩転写の作品

油彩転写については、実演DVD、しかしこれはディスプレイが小さかった。混雑して来たら見づらいのではないか。

プロセス2 切って/写して/貼って/切断・再構成の作品

プロセス3 切って/分けて/貼って/切断・分断の作品

プロセス4 おもて/うら/おもて 両面作品

過去/進行形 ”特別クラス”の作品たち

”特別クラス”の作品とは、自作をある時点から8つのカテゴリーに分け、それ以外に非売として手元に残した作品。これらは、自身や家族への思いやクレーにとって制作の指標となるものだった。
現在もこれらの作品群は、クレーの「遺産コレクション」としてパウル・クレー・センターのコレクションの基礎となっているという。

京都展では、東京展には出品されない作品がある。
≪カイルアンの眺め≫1914がその作品。この作品は≪カイルアン、門の前で≫1914年はもとは一つの作品であったが、プロセス3で展示されているこの2点はクレー自身によって切り離された。

この2点を再構成したのだろうか、同じカイルアンシリーズで≪カイルアンの様式で、穏やかな調子に移しかえて≫1914年も展示されていて、私はこの作品が3点の中で一番好きだった。

展示作品は、約170点だが、大半は水彩やペン画。、油彩転写に鉛筆や水彩を重ねるといった具合で、本格的な油彩の作品はそれ程多くない。
油彩作品のうち、国内の美術館所蔵のものが多いので、油彩を期待して出かけると肩透かしな気分になるので要注意。
水彩やクレーの線描がお好きな方や、制作過程をたどっていく本展の内容はクレー作品に対する理解を深めるためには非常に有効だったと思う。

今回の感想ではお気に入りの作品を7点。冒頭の東近美の「花ひらく木をめぐる抽象」は除く。
特別クラスの作品に集中してしまうが、
・≪幻想的なフローラ≫1922年
・≪襲われた場所≫1923年
・≪魔法劇場≫1923年
・≪ゴルゴタへの序幕≫1926年 宮崎県立美術館
・≪ぶるんのモザイク≫1931年

→ プロセス3
・≪Mのための花輪≫1932年 
・≪庭のリズム≫1932年

図録は、いつものA4サイズでなく一回り小さい単行本をもう少し大きく分厚くしたもので2500円。
今回はとりあえず購入を見送りました。

*5月15日まで開催中。
東京国立近代美術館に5/31~7/31まで巡回します。

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